漆の仕事をしている「村上修一」さんのアトリエ、会津若松市の旧双潟小学校。
村上さんは廃校となっていた小学校を借り、工房として使っている。子供たちが出て行った時のまま、一度見捨てられてしまった所で漆器をつくるということがどういうことなのか・・・問いながら。
2年間のアフリカ(タンザニア)での人生経験をふまえて「日本」とは何なのか、「自分」とは何なのか?
そんな時「JAPAN」と呼ばれる「漆器」にで遭った。遠く離れた地で生じた疑問の答えを求め、漆の世界へ飛び込んだ。99.9%の漆を輸入に頼っている現状。本当にこれでいいのかと自ら漆を掻く(採取する)ことも始めた。
12月12日からのギャラリー觀お正月展には村上さんの漆器も並びます。
体育館。アートイベント等も出来そうな旧小学校のアトリエ(保健室・給食室・放送室もおもしろい。何かおもしろい事出来ないだろうか)。
帰りには会津の素晴しい秋の紅葉、猪苗代湖畔を舞うゆうがな白鳥を眺めながら、「日本とは一体何なのか?自分とは・・・」と考えさせられた。
裂織 柳瀬順子+韓国のモノの展覧会を13日から開催。
柳瀬さんの裂織は昔の木綿を利用した重い裂織とは違って、軽さ、柔らかさを追求。絹の経糸に古い絹の着物を裂いて、手織りの暖かみを生かしつつ斬新なデザイン。着るととってもカッコ良いです。13・15・16・24の午後からは柳瀬さんも在廊しています。
同時展示の韓国のプリミティブなモノタチ。
高麗時代(918~1392年)の焼き締め四ツ耳付壷。約1000年前の薬味などを入れていた壷(31,500円)。
用を極めたプリミティブな韓国やかん(23,100円)。存在感にホレボレ。現地の骨董屋さんでも出ていない(韓国の地方に行って直接見つけてきている)希少モノスゴクお安く出しております。