昨日まで、奈良・静岡・東京遠征!
奈良では4月に行う佐藤勝彦展の打合せに勝彦さんの所へ、パリでも一緒に展覧会をした勝彦さんの作品を選ぶ。30年以上のお付き合いなのでご家族の皆さんとも和気アイアイ。今回も力作ぞろいの展示に。
その後、薬師寺に「凍れる音楽」と称される東塔。圧巻です。1300年間もの間様々な人々に親しまれた塔スゴイの一言。薬師如来を中心に右に日光菩薩、左に月光菩薩の薬師三尊を眺めながら、薬師寺のお坊さんの説法を拝聴しました。人間「アルガママ」になれればとの教え、勝彦氏の言葉にも通じます。ココロガ洗われました。
翌日、「花の御寺」の愛称を持つ長谷寺へ、今年は紅梅白梅が三分咲きで華満開の時期にもう一度訪ねたい寺、本尊の十一面観世音菩薩の大きさはビックリ。
続いて、ズット行ってみたかった室生寺へ!!土門拳の写した室生寺。郡山市立美術館にて展覧会中の佐藤静司もデッサンした室生寺。スバラシイ!感動しました。土門拳の普通ではありえない構図で写されていた釈迦如来坐像。運慶作とされる十二神将像。金堂。五重塔は素晴らしいまとまり、感無量!!今まで多くの寺を見てきましたがボク一押しです。まだ行った事が無い方は必ず行くべし。もちろんまた行きたい!!
その後、静岡県立の「ロダン創造の秘密」展へ、パリのロダン美術館へも行った事があるが、ここでは日本語で分かりやすく説明されていてグーです、やはりロダンは良いです正しい!!大好きなジャコメッティの作品も。
東京へ途中下車、普段から仲良くさせていただいている廣田雷風さんの展示会におじゃましました。廣田さんも室生寺ファンとのこと、室生寺話にまたまた花が咲く。今回の旅での一言「室生寺はヨイ!!」これに尽きます。旅はヨイネ!
ギャラリー觀では、横田さんの版画展11日まで、横田さんも室生寺は気になる場所との事、ぜひとお勧めいたしました。
昨日、県立美術館で開催中の「名画の散歩道」展へ行ってきた。山形美術館の名品を持ってきた展覧会である。超有名な作家の名品が約80点ほど展示されていた。特にボクが感動したのはルオーの「告発されたピエロ」と与謝蕪村。好きな作家の太田三郎さんの作品も展示されていた。
その後、福島県学芸員連絡会議合同研究会に参加、岩手萬鉄五郎記念美術館の学芸員の方の話や、弘前の「奈良美智AtoZ」展の芳野明さんのお話をきいてきた。奈良美智さんの展覧会はやはり偶然に良い出会いと出会いが交差して生まれたモノとの事で、出会いは大切なモノだと再確認、ボクもより志を高く持っていなければと思い知らされた。明日より奈良出張、また人でも作品でも面白い出会いがあればとワクワクしている。