ひまわり博士のウンチク

読書・映画・沖縄・脱原発・その他世の中のこと

安全剃刀は安全か

2009年11月22日 | 日記・エッセイ・コラム
Gillet
 
 他人よりも剃る面積が多い関係で、剃刀にはこだわりがある。
 今愛用しているジレット・センサー・エクセルに落ち着くまで、数年かかった。
 安全剃刀だけでなく、電気剃刀も含めて数十種類は試しただろうか。
 電気剃刀は手軽でいいのだが、普通のひげ剃りの面積をはるかに超えているために、中にたまるヒゲの粉末の量も半端ではない。困ったことにそれがそこいら中に飛び散るのだ。さらに、その粉末は耳の後ろに黒くたまる。剃り残しも多い。
 何種類か試したがすべて似たりよったり、結局電気剃刀は断念した。
 
 安全剃刀は国産から輸入品までいろいろ使ってみた。三枚刃や四枚刃も宣伝に乗せられて試した。よく切れるのだが、耐久性は二枚刃と変わらない。
 交換頻度が高いので、コストパフォーマンスも考慮する必要がある。
 国産はフェザーも貝印も肌触りがいまいち。ジレットやシックのほうが滑らかである。
 新しいうちの切れ味はシックが優れている。しかし、使っているうちにある時期を境にして、シックは急速に切れ味が落ちる。
 あれやこれやで決まったのが、二枚刃の「ジレット・センサー・エクセル」である。
 ところが、これが最近主流でなくなったらしく、売っている店が限られてきた。
 生産が中止になった時にどうするか、それが問題ではある。
 
 
 ところで、安全剃刀は「安全」という名前がついているが、絶対安全ではない。まあ、理容師が使う剃刀のように、凶器になることはないが、横に引いたりすれば切れるし、出来物ができていたり肌が荒れていれば血が出る。

 「安全」がついているものは他にもある。安全ピンだ。
 友人から聞いた話だが、細君が枕カバーを洗い忘れたために、枕にタオルを巻いて安全ピンで留めた。
 「危ないじゃないか。寝返りをうったときに外れて刺さったらどうする」
 すると細君はこう言ったそうだ。
 「安全ピンだから安全よ」
 
 世の中には安全と表示されていながら安全でないものはけっこう多い。とくに、公官庁のいう“安全”ほど危ういものはない。
 建築や食品添加物は周知の通り、もっとも近いところでは、新型インフルエンザ・ワクチン。
 自分の感覚を信じて、少しでも怪しいと感じたら手を出さぬことだ。
 
◆~~~~◆~~~~◆~~~~◆~~~~◆~~~~◆
◆あなたの本を待っている人がいます◆
・お手持ちの原稿を本にしませんか。
・自費出版から企画出版まで。
・きっとあなたのファンが出来る本作り。
■ご相談はメールで galapyio@sepia.ocn.ne.jp まで
*上のメールアドレスをコピーするか、右下の「□メール送信」をクリックしてください。