ひまわり博士のウンチク

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’09『鮭パーティ』

2009年11月01日 | 食・レシピ
 一年経つのは早い…早すぎる。
 気がつけばもうこんな季節だ。
 毎年やってる鮭パーティーは、なんだかんだ20年ほどになる。
 このような形で始めたのがいつのことだったかわからない。何となくこうなったような。
 来年あたり、20周年でもやろうかと思うが、そろそろ後継者を育てないと何十人も集めてのパーティーはきつい。
 そんなわけもあって、メンバーを10人前後に絞って事務所でやるようにして、2回目だ。
 去年はドタキャンが多くて参加者が少なめだった。
 だもので、今年は幅広く声をかけたが、結局はいつものメンバーがほとんど。
 それでも、今回は来客9名。わが家でこなせるぎりぎりの人数だ。
 
 毎年10月になったらすぐに鮭の上がり具合を聞いて、2~3週間のシーズン中に予定を組む。つまり、スケジュールは鮭次第なので、人間様の都合で開催できないというわけだ。
 それでも。一度参加したことのある人たちは、ほとんどが味を占めて(?)、少々予定があっても調整して来てくれる。
 ありがたいことだ。
 しかし未体験の人は、その味を知らないわけだから、普通の鮭料理だと思っている。だから、新メンバーを募ろうと思っても、なかなかそうはならない。おのずと毎年同じようなメンバーになってしまうというわけだ。
 
Salmon1
 
 メニューは基本的に毎年同じ。
 ルイベを交えた海鮮サラダに始まって、そのあとのスピーキングタイムは鮭以外の料理を1品出す。
 今年はあっさり味のゴーヤーチャンプルにした。雰囲気に合わないが、自分が食べたかったのでつくった。
 時間稼ぎに、ルイベを追加する。
 
 そのあとが、メインディッシュのサーモンフライ。
 サーモンステーキの時もあったが、フライがえらく好評なので、ここ数年はフライにしている。
 揚げ方にコツがあって、ほとんどの人が体験のない食感にびっくりする。
 ころもが口に刺さるようなカリカリになっているのに、中はふわふわで、しかもしっかり火が通っている。
 作り方を教えろといわれて、別に秘密ではないので教えるが、こうはならないそうだ。
 「きっと足りないのは心だよ」なんてきざなことを言っておく。
 
Salmon2
 
 しめはいくら丼とアラ汁である。
 参加者が少ないことを予想して、小さめの鮭をたのんだものだから、イクラがやや足りなかった。
 それでも、本物のイクラの味は満足するに十分。
 アラ汁は、今回例年と味が変わってしまった。その理由は薄口醤油にあった。
 これまで使っていた薄口醤油が手に入らず、大量生産品を使ったものだから、みりんの甘さに醤油が負けてしまった。
 ちょっと慌てたが、調整してなんとか例年の味に近づけた。
 このアラ汁も自慢の一品だ。
 鮭の味がしっかり残っているのに、生臭さがまったくない。この味に安定するまで数年かかった。
 
Salmon3
 
 ぜ~んぶ平らげて、皆さん満足。
 今回はじめて参加してくれた、葉山在住のご夫婦は、本格的なスリランカの紅茶を入れてくれた。パフォーマンスを撮影しそこなったのがザンネン。
 
 いつまでできるだろうか、と毎年思う。来年も何とかできるようにしたいが、料理人をもう一人育てる必要がありそうだ。
 
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