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グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

広報誌の制作9 原稿量と締め切り

2012-08-02 10:22:05 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
広報誌あるいは社内報を発行するために「企画・編集会議」で、どのような記事を掲載するかは決まりましたか。
それぞれの記事については「広報誌の制作ポイント 2」で述べたような手法を使いながら編集していきますが、企画段階で
・掲載ページ
・大まかな文字数
・原稿の締め切り日
などを決めておくことが必要です。

座談会やインタビューなどは、時にとして…いえ、必ずといっていいほど話が脱線しがちです(^^)。そこから思わぬ面白い記事が書けることもありますが、基本的には掲載したいテーマにのっとってまとめていきます。写真やグラフなど文字原稿以外に掲載するものがある場合は、その分も勘案して掲載量をイメージしてみましょう。
A4冊子の1ページ程度しか掲載できないのに3時間も座談会をしては、ほとんどの内容をカットすることになり出席者の方々にも失礼ですよね。掲載ボリュームにあわせて座談会やインタビューもセッティングすると良いでしょう。


▲座談会ページの例。写真の分も考慮して原稿作成。

締め切りは
1、執筆者の締め切り
2、座談会、インタビューほか関係者チェックの締め切り
3、2のチェックを反映したレイアウト用原稿の締め切り
など、各段階の締め切りを決めておくといいですね。
もちろん寄稿を依頼するときも、文字数や締め切り日をきちんと伝えてお願いしましょう。

広報誌や社内報についてのご相談・ご質問はお気軽に。原稿作成時の目安となる文字数提案も致します。



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広報誌・社内報の制作ならグラフィックメイトへご相談ください
http://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310

広報誌の制作8 企画・編集会議

2012-07-30 13:56:33 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
広報誌あるいは社内報を発行するためには、まず「企画・編集会議」が必要です。
これまでのブログに書いてきた「組み方(縦組み横組み)」「かたち」「発行ペース」などは創刊時の企画会議で決まっていると思います。ここでは各号の企画・編集会議について考えてみます。

各号の企画・編集会議では「今号はどういう内容で発行するか」ということを決めていきます。企業として、あるいは団体として発信したい大きなテーマにそって、その号での掲載内容を決めていきます。例えば……
・特 集 今号でとりあげる自社・自団体のメイン記事。
     自社・自団体に関係する社会的な動きなど。
・報 告 前号から今号までの出来事の報告記事や
     今後のイベント等のお知らせなど。
・連 載 毎号同じテーマで綴る連載記事。
     社長や理事長の寄稿コーナーとしても。
・コラム ちょっとした話題や特集記事のこぼれ話など。
・その他 健康情報や雑学ネタなど。埋め草にもなる。
これらの記事を作成するために具体的にどうするかというのが次のステップになります。

広報誌や社内報についてのご相談・ご質問はお気軽に。こちらからご連絡お待ちしております。




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広報誌の制作7 制作の流れ

2012-07-27 15:41:29 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
広報誌あるいは社内報を発行するための制作の流れについてまとめていきたいと思います。


広報誌制作の流れはお客様の状況・ご希望によって多少変わることがありますが、概ねこのような流れになっています。
当社はデザイン会社として「レイアウト」から「入稿」までをお受けする場合もありますが、いちばん最初の企画・編集会議から参加させていただくことも多々あります。やはり「編集委員」の一人として参画させていただくと、全体の流れや制作意図もよく分かり、デザインもしやすいですね。

各項目についての詳細はおいおい書いていこうと思います。ご相談・ご質問がありましたらこちらからぜひお願いいたします。




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広報誌の制作6 発行ペース

2012-07-26 17:34:46 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
広報誌を発行するにあたっては、発行ペース、発行頻度を考えておく必要があります。

・年に1回あるいは2回 → 半年、1年をまとめて報告
・年4回 → 季刊として会社の主要イベントを中心に
・隔月、毎月 → 新しい情報をどんどん発信

…といった具合です。
社員の方が編集委員となるような中小企業であれば、季刊発行の年4回くらいが現実的でしょうか。季節ごとのイベントなども告知しやすく、終了したイベントの報告もあまり古くなりません。

それでも座談会や取材などをするとなると予想以上に時間がかかります。ご出席いただく方のスケジュール調整や原稿確認など、自分たちの予定どおりに進まないことも多々あります。

編集委員の方は常に広報誌制作に追われている気持ちになるかもしれませんが、広報誌を発行するにはスケジュール管理なども大事な仕事となってきます。




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広報誌の制作ポイント5 かたち

2012-06-29 14:40:43 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
広報誌の制作にあたってサイズや用紙、つまり「かたち」はどう考えていますか。広報誌もさまざまなタイプがありますが、サイズや用紙を決めるにあたっては「完成品の扱い」にも考慮してみましょう。

▲広報誌やパンフレットによく使われるサイズ

商店街や地域の広報誌であれば、個人の方が手に取って持ち帰ることが多いでしょう。その場合は小ぶりなほうがバックなどに入れやすく、扱いやすいですね。
一方、企業の広報誌などでは郵送する場合もあることでしょう。まとめて何十冊と送る場合は送料も考慮して「かたち」を選ぶ必要があります。ページ数のある場合は薄めの用紙を使うのもひとつです。
会員などに1部ずつ送る場合などは、メール便等の利用で「かたち」による送料の差はあまり出なくなりました。内容や読みやすさから「かたち」を考えてよいと言えるでしょう。

同じ内容でも「かたち」によってイメージや扱いが変わってくることもあります。サイズは大きいが用紙が薄い、あるいはページ数が少ないと、チラシのように扱われすぐに廃棄されてしまいがちです。ある程度の厚みがあるほうが保存しておいてもらえる可能性は高まります。
・多少厚みのある用紙を選びボリュームを出す
・サイズを小さめにしてページ数を増やす
ということも考えてみましょう。

作り手の思いのこもった広報誌。保存しておいてもらいたい場合は特に、内容だけでなくデザインや「かたち」にも気を使い、バックナンバーとして保存する価値を高めたいものですね。




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広報誌の制作ポイント4 縦組み横組み

2012-04-27 12:20:12 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
広報誌の制作にあたって、「組み方」をどうするかというのも悩むところです。「組み方」というのは、簡単に言えば本文を横書きにする(横組み)か、縦書きにする(縦組み)か、ということです。


▲横組み         ▲縦組み

日本語は本来縦組みの言語と言えますが、欧文や数字の割合が高い場合は横組みのほうが読みやすいでしょう。原稿の内容や性質によって組み方を検討する必要がありますね。

また組み方をどちらにするかによって、冊子の開き方も決まります。逆に言えば、開き方が決まっていれば組み方も決まる、ということになります。

・横組み→左開き(ページを左に開いていく。「左綴じ」とも)
・縦組み→右開き(ページを右に開いていく。「右綴じ」とも)

広報誌や社内報などいろいろな記事やコーナーがあるものの場合は、上記を基本としたうえでコーナーごとの組み方に変化をつけるというのも、デザイン的なテクニックのひとつです。




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広報誌の制作ポイント3

2012-04-03 11:46:17 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
広報誌の制作ポイント3では引き続き「原稿作成」ついてお伝えします。
広報誌の制作ポイント2で「座談会やインタビュー、寄稿を上手に組み合わせて」と書きました。予算や時間の関係で使い分けるのもひとつですが、誌面構成の中での使い分けも有効です。

座談会
社会的、業界的に知名度の高い方にご参加いただく。
自社の製品や事業と関わりのある内容で座談会を開催すると「広報」として効果的。

インタビュー
社会的、あるいは業界的な著名人に登場いただくと読者の興味をひきやすい。

寄稿
会社内、業界内の一般的な方々から寄稿を募ると「知り合いが載ってる」という親近感を持って読んでもらいやすい。


読者には、「有名人だから読みたい」という部分と、「知り合いだから読んでみよう」という部分があります。広報誌の内容や目的にあわせて誌面の構成を考えていきましょう。




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広報誌の制作ポイント 2

2012-03-29 17:34:32 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
広報誌の制作ポイント1では「読者、発信情報、イメージ形成」ということを書きました。これらは創刊時に考えておかねばならないポイントですが、継続して発行していくときにポイントとなるのは「原稿作成」でしょう。
座談会  インタビュー  寄稿
などは、広報誌や社内報でよくとられる手法です。それぞれの特長を簡単にご説明します。

座談会
時間や予算に余裕のある場合におすすめ。
参加者の人選、スケジューリング、人数によっては会場探しなど。
当日は座談会中の写真撮影、音声録音などが必要。
会場費や喫茶代、お車代(交通費)などが発生。
原稿としてまとめたものを参加者の確認を経て掲載。

インタビュー
スケジュールを押さえ、先方の都合のよい場所で話を聞く。
特別な会場は必要なく、写真もインタビュー後の撮影でOK。
原稿確認も比較的スムーズ。

寄稿
テーマを決めて原稿を書いてもらうスタイル。
費用・手間はあまりかからないが、原稿があがってこないということも多々ある。
本人から写真を提供してもらえるとベター。


これらを予算や時間によって上手に組み合わせて自社のメッセージを発信し、読んでもらえる広報誌を制作しましょう。
グラフィックメイトでは座談会設営、取材・写真撮影、音声おこし、原稿作成、デザイン・レイアウトとトータルなサポートが可能です。もちろん部分的なお手伝いもいたします。




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広報誌の制作ポイント 1

2012-03-27 11:43:10 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。

3月26日にご紹介した日本音声製作者連盟さんの広報誌「Japa」は創刊時からお手伝いさせていただいていて、もう10年以上のおつきあいです。こちらは業界団体さんではありますが、中小企業が広報誌の制作をするにもたいへん参考になります。
まず広報誌を創刊するにあたっては、考えておかねばならないいくつかのポイントがあります。主なポイントは、

1.読者は誰か
2.何を発信していくか
3.企業・団体としてのイメージをどう形成するか

1で読者を広く一般と想定するのか、あるいはある程度業務に関わる方々と想定するのかによって2も変わってきます。一般の方々が対象であれば一般の方が興味を持ちそうな内容の特集を組んだり、「業界用語」などの使用は極力避けるなどの配慮も必要です。
一方で、ある程度業務に関わる方々が対象であれば、業界内でのニュースを取り上げたりするといいですね。
そして3です。信頼のおけるしっかりした会社、明るく活気のある会社…、どのようなイメージを持って欲しいでしょうか。

ここで大きな役割を担うのが「デザイン」です。訴求したい企業イメージに合わせて、色やフォント(文字の形)を選んだり誌面を作成したり。業界的にどうしても固いイメージになってしまっても、イラストや写真などのビジュアルでイメージ形成が可能です。
ちなみに日本音声製作者連盟さんでは「しっかりした団体」のイメージができましたので、今後は「活動的な団体」へとイメージチェンジをはかります。

グラフィックメイトでは原稿作成のお手伝いもしておりますので、そちらはまた改めてご紹介いたします。




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広報誌の効用

2012-03-26 12:41:47 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。

デザイン会社の制作実績については、お客様への配慮からなかなかご紹介しずらいところがあります。社内報や年史なども企業情報を扱いますので、「制作実績」としてご紹介できないことも多々あります。
その点、広報誌はもともと多くの方に見ていただくことを目的としていますので、時期などを配慮のうえ制作実績としてご紹介させていただきやすいですね。


▲日本音声製作者連盟様の広報誌。
会員社および関連業界各社向けの情報を掲載している


こちらは吹替えやアニメの音響制作を主業務にされている40社ほどが会員となっている業界団体の広報誌です。小さな団体事務局では、なかなか専属の広報担当者をたてることは難しいと思いますが、会員から選ばれた広報委員の方々が座談会やインタビューなども企画されています。発刊当時は団体の知名度も高くありませんでしたが、最近では団体としての活動も認められ、知名度や信用度も上がってきています。

広報誌の制作は「直接お金を産まない」ということで真っ先に予算をカットされがちです。でも企業や団体としてのブランドイメージを高める、知名度をあげるなど、お金に換算できない効用があるのではないでしょうか。
不況の今だからこそ、企業や団体のブランドイメージを高めていきたいですね。




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「見えにくい」をなくしたいグラフィックメイト


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