富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
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清宝

2022年09月14日 | 中斑






あれから4年と3ヶ月。
木はボロボロ、絶種寸前だったのですが
ようやく紺覆輪中透けの完全本芸で蘇ってくれました。






かの藤井清七氏がご自分の清の字に宝を付けた入れ込みようにも十分納得です。
見たわけじゃないのですが当時の木もこんな芸をしていたのではと思います。
当時は数少ない中透け品種でしかもルビー根まで出るとなればさぞ喜ばれたことでしょう。

そんな品種ですが今は本芸品が皆無で誰も見たことがないため
銘鑑ではどん尻近くになっています。
むしろ名前が消滅していないことに感謝です。








ただ、増えそうな感じもしますからこの至芸品が標準芸となるならば面白い存在になりそうです。

それにしてもこの木の親木の獅子王錦と青光墨は泥軸、青軸の違い以外は
柄の性質などがよく似ていて興味深い所です。
清宝は昨日、ちょっと触れた青光墨系でいうところの青軸羆といったところですが










それでは星光殿に対応する木はというと…1本ありました。
ただ、芸の固定も増えも悪そうですから少しの間楽しむことになりそうです。

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