遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

魚眼で見る遍路.......鮒の里より

2009-04-28 08:11:34 | Weblog
    遍路の功徳

 四国霊場の寺院には大願成就の証として、病気や怪我が全治した遍路たちが、松葉杖やコルセットなどを奉納しているのが見られる。とくにけ結願寺とされる88番の大窪寺には、おびただしい数の奉納品があふれている。また22番の平等寺本堂には、いくつかの躄車が奉納されている。それらの奉納物には由来が記入されていていずれも当寺の門前までたどりついたとき、うそのように足が動くようになった。これこそ同行二人の旅の功徳と記されているがそのように功徳が得られるには、医学的証明できる確かな理由もあったと思う。
 それにしても遍路修行の御利益が得られた人々が数おおくいたことは確かなようである。その動機が信仰であれ、また別の理由でも世俗から解放され澄んだ空気のもとで修行すれば、体はもちろん精神的にも回復することもあり得たと思う。

             徳島県の歴史より
                        立江川の鮒より
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