遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

鮒の里 

2012-05-08 05:06:58 | Weblog
      人は納まる器で価値観が変わってくる。

 世間では、あの人は器が大きいとか小さいとか言うが、人間生活している場所で価値観、考え方が違ってくる。小さな部屋で生活すると、部屋の中がいつも見渡せる。だからいつも自分が目につくものが気にかかる、広い場所で生活していると全部はわからない、見て見ないふりができる。小さな事が気にならなくなってくるのだ。大きいか小さいか、どちらが良いかは別問題だが、人間、小さな事柄を気にしていると精神的に疲れるようになる。
 現在の、政治屋を見ていると肝心なことは議論せずくだらないことを議論している。
器が小さいのではなく、選挙区という小さな器で物事を考えているからだ、国家、世界の事を考えることが出来なくなっている。

 相模の君に「春過ぎて、夏来たるらし。白栲の衣乾したり。天の香具山」の如くです。




                       立江川の鮒より
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1 コメント

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Unknown ()
2012-05-08 21:15:48
お父様

人の器は、住む場所だけではなく、親兄弟、教育などによっても大きくも小さくもなるでしょうね。
ちなみにお父様の器は大きいですね。多方面での仕事をこなし、年中たくさんのお遍路さんに心をかける。だからこそ、部屋や車の汚さなど気にならない、意に介さない。男はそれぐらいでいいと思います。

持統天皇の御製を贈ってくださったので私も一句。

いづくとも 知らぬ我が身の 行く末に
四国の路ぞ 今は恋しき

これは、88番大窪寺から1番霊山寺への道中に立ち寄った、土御門上皇終焉の地に記されてあった上皇の御製「行く末を 知らぬ我が身の たぐいかな 氷にむせぶ 谷川の水」を少々借用しました。私の今の気持ちをお父様なら察してくださることと思います。

相模の娘より
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