歩き遍路の心得
歩き遍路の心得は、人の一生と同じで重き荷を負う遠き路を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。心に望みおこらば困窮したるときを思い出すべし。堪忍は無事長久の基。怒りを敵と思え、勝つことばかり知りて負けることを知らざれば害その身に至る。己を責めて人を責めるな。及ばざるは過ぎたるに勝れり。
徳川家康の人生訓であるが、まさに、歩き遍路の心得そのものである。歩き遍路で天下を取るものではないが、人生をこのように送っていれば少しは自分の人生も違っていたかもしれないと思いながら、今日も歩き遍路が四国路を歩いている。
立江川の鮒より
歩き遍路の心得は、人の一生と同じで重き荷を負う遠き路を行くが如し。急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし。心に望みおこらば困窮したるときを思い出すべし。堪忍は無事長久の基。怒りを敵と思え、勝つことばかり知りて負けることを知らざれば害その身に至る。己を責めて人を責めるな。及ばざるは過ぎたるに勝れり。
徳川家康の人生訓であるが、まさに、歩き遍路の心得そのものである。歩き遍路で天下を取るものではないが、人生をこのように送っていれば少しは自分の人生も違っていたかもしれないと思いながら、今日も歩き遍路が四国路を歩いている。
立江川の鮒より