遍路の心

鮒の里.四国遍路19番立江寺近く.お接待処.民宿

漁眼で見る遍路....鮒の里より

2010-04-22 18:16:57 | Weblog
     薄いつもりで、厚いのは、面の皮

 四国遍路に来ると、ほとんどのお遍路さんは自分は今まで厚かましく人生を生きてきたと思います、だからお遍路さんに来て自分の間違ったおこないを見直さなければいけないと思っていますという、ところが、人間持って生まれた性根というものは簡単には直らないのです。自分は気を付けているつもりが、知らず知らずのうちに本性が出てしまうから困ったものです。自分では謙虚な行動が他人から見ると、厚かましいのに恐れ入ることがよくある、本人は気がつかず、謙虚に思っているから始末が悪い、お遍路さん同士でもあまり注意するお遍路さんはいない、気がついたことをお遍路さん同士で注意してあげるのも遍路修行ですよ、、、、
 今までは人様にいらぬことは言わずに、自分に関係がなければ、傍観者になっていたはずです、四国遍路道はお遍路さん同士で気がついたことは御互いに注意しあうのも遍路道です。


                         立江川の鮒より
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