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monologue
夜明けに向けて
 



わたしは1963年、昭和38年に始まった「9500万人のポピュラーリクエスト」という洋楽カウントダウンラジオ番組で小島正雄が毎週番組中におまけのように全米キャッシュボックス誌ヒットチャートを10位まで読み上げるのをテープレコーダーに録音して何度も聞き返して小さいノートに記録したものだった。初めて書き取ったのは1963年7月 27日号の週のキャッシュボックストップ10。こんなランクになっていた。
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July27
1SURF CITY ジャンとデイーン
2 SO MUCH IN LOVE タイムズ
3 EASIER SAID THAN DONE エセックス
4 FINGERTIPS  リトル・ステイーヴィー・ワンダー
5 WIPE OUT サーファリーズ
6 (You’re The) DEVIL IN DISGUISE エルヴィス・プレスリー
7 MEMPHIS ロニー・マック
8 TIE ME KANGAROO DOWN, SPORT ロルフ・ハリス
9 BLOWIN’ IN THE WIND ピーター・ポール &マリー
10 PRIDE AND JOY  マーヴィン・ゲイ
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聴いたことのない曲ばかりで題名が合っているかどうかもチンプンカンプンだったけれどそのノートは放送の翌日、高校の授業中にクラスの洋楽ファンの間で回すと洋楽ファン以外も一応目を通しておくべきものとして当然のようにみんなで回して読んで最後にわたしの手に帰って来たものだった。たったそれだけのことだったけれどアメリカの最新の文化に触れたような気がした。そんなわたしが将来現地のラジオでアメリカントップ40を毎週聴くことになろうとは…思いもよらぬことだった。
fumio





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