monologue
夜明けに向けて
 




93/08/16 打ち寄せる波に人魚は歌わず、蟹は月を呼ばないだろう
93/09/20 月は見ようとしない者の目に赤い矢を、白い色は轍に聞け
93/09/24 行く手を遮る無双の月に、両手をかざした者の瞳は藍色に濡れ
93/10/15 ★鳴り止まぬ太鼓、両手に囲われた繭、盆の上の水月、疲れた馬
94/05/10 傾かぬ月は鞍に掛けた剣を照らす。狂おしい時は待ち続ける。
94/06/12 満月の夜、木々の影に集う者…獅子の爪、龍の息、玄亀の足音…
94/09/11 青白き馬に跨り、報せる者は、満ちた月を合図に瞳を凝らす…
94/09/18 明けの明星が明けない空に輝く時、小さな黒いものが月を横切る
94/10/11 黄泉月の日、緑の瞳を持つ女が言った「さぁ、私を逃がして…」
94/12/23 弥生が月は、いましがた取るべきものを取り、丹生凛の色を見せる
95/01/05 麒麟は獅子の鎖を断ち切り、言った「赤い月は闇の三角を超えた」
95/01/30 夕闇に紛れる銀色の月の粉、穿つ夢、磐石の片隅に光る眼
95/04/20 放たれた鳩は月桂樹の葉を持ち帰るか?‥全て民心の一致次第
95/05/23 卯月、冥府の夜柱(ヨバシラ)は露帯び、皐月、人柱は涙を流す‥是に
95/05/30 留まる者と発つ者。物理的距離と感情的距離。満月と新月。
95/06/15 亀甲に刻まれた年月、人の顔に刻まれた年月‥同じ年月だろうか?
95/06/24 命満つのは葉月か皐月か。神の名騙り奢りし者に相応の制裁を‥
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月に関するメッセージ集。
fumio

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