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monologue
夜明けに向けて
 




今週の「GRACE ofJAPAN」は茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890 に鎮座する大洗磯前(おおあらいいそさき)神社と、深い関係にあり2社で1つの信仰を形成している茨城県ひたちなか市の酒列磯前(さかつらいそさき)神社を採り上げていた。
大洗磯前(おおあらいいそさき)神社の主祭神は大己貴命 (おおなむちのみこと)配祀神少彦名命 (すくなひこなのみこと)。
ホームページから由来を以下にコピー。
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『日本文徳天皇実録』によると、斉衡3年(856年)に常陸国鹿島郡の大洗磯前に神が現れたとされる。
常陸国上言。鹿嶋郡大洗磯前有神新降。初郡民有煮海為塩者。夜半望海。光耀属天。明日有両怪石。見在水次。高各尺許。体於神造。間石。塩翁私異之去。後一日。亦有廿餘小石。在向石左右。似若侍坐。彩色非常。或形像沙門。唯無耳目。時神憑人云。我是大奈母知少比古奈命也。昔造此国訖。去徃東海。今為済民。更亦来帰。

ある夜、製塩業の者が海に光るものを見た。次の日、海辺に二つの奇妙な石があった。両方とも一尺ほどだった。さらに次の日には20あまりの小石が怪石の周りに侍坐するように出現した。怪石は彩色が派手で、僧侶の姿をしていた。神霊は人に依って「われは大奈母知(おおなもち)・少比古奈命(すくなひこなのみこと)である。昔、この国を造り終えて、東の海に去ったが、今人々を救うために再び帰ってきた」と託宣した。
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そして、大己貴命(大奈母知)が大洗に、少彦名命(少比古奈命)が酒列に祀られ、両社の創建となったと伝えられているのだが大己貴命は大国主で七福神の大黒天に比定されて有名だが酒列磯前神社の主祭神となった少彦名命については七福伸のえびすに比定したり一寸法師のモデルとみられたりしてよくわかっていない。

逆列社周辺海岸の岩石群は南に約45度に傾斜して並び、その内の一部の北に傾いた部分、すなわち「逆列(さかつら)」の地名が社名の由来とされる。のちに酒の神様を祀るところから「酒列」となったとされる。酒の神といえばピンとくる方も多いだろう。

そこで摂末社を調べる。霊統が違う神を祀ればトラブルになるので関わりの深い方々を祀っているはず。
「酒列鎮霊社
末社5社酒列鎮霊社 (さかつらちんれいしゃ) 祭神:日露戦争より第二次世界大戦までの戦没者506柱
本殿の北隣に鎮座。
稲荷神社 -祭神:倉稲魂命
天満宮 - 祭神:菅原道真公
事比羅神社 - 祭神:大物主命
冨士神社 - 祭神:木花咲耶媛命。子安神として信仰されている。
水神社 - 祭神:罔象女命」
このように少彦名命の素性は大物主命であり倉稲魂命である酒の神、天照国照彦天火明櫛玉饒速日(にぎはやひ)命であることが判明した。
fumio

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