わたしは米国での弾き語り時代、 GARY PUCKETT and the UNION GAPの"WOMAN, WOMAN をレパートリーの一曲にしていた。グレン・キャンベルもカバーしていたがわたしはゲイリー・パッケットのハードな歌い方が好きで発声をそっくりコピーして歌っていた。そのクラブの女性バーテンダーが昼間、LAPD(ロス市警)の職員をやっていたので夜仲間の職員たちを店に呼んでわたしの歌を聴かせた。わたしがバーテンダーにリクエストされた「ウーマン・ウーマン」を歌うとそれから女性職員たちがよく連れだってやってきて「ウーマン・ウーマン」をリクエストするようになった。かの女たちは「おんなよ、自分の心を偽っていないか?」という内容に自分を重ねて身につまされるようだった。