monologue
夜明けに向けて
 



先日、洋楽番組を見ていると司会のクリス・ペプラー氏が、死ぬ時にはピンク・フロイドのアルバム「狂気」を聴きながら死にたい、と言っていた。なるほどそれらしいアルバムだと思った。あなたならどうだろう。わたしの場合はと考えるとアルバムではなくザ・ビートルズのI WANT TO HOLD YOUR HAND を聴きたいと思った。名曲は多いけれどそれはわたしにとってもっとも印象の深い歌だからである。

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January 25 1964
1. I WANT TO HOLD YOUR HAND Beatles
2. THERE! I’VE SAID IT AGAIN Bobby Vinton
3. LOUIE LOUIE Kingsmen
4. POPSICLES AND ICICLES  Murmaids
5. SURFIN’ BIRD Trashmen
6. YOU DON’T OWN ME Lesley Gore
7. HEY LITTLE COBRA Rip Chords
8. OUT OF LIMITS Marketts
9. FORGET HIM Bobby Rydell
10. ANYONE WHO HAD A HEART Dionne Warwick

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 1964年初頭の「9500万人のポピュラーリクエスト」というラジオ番組で全米のトップ10を紹介する司会の小島正雄さんが10位から2位まで読み上げ最後に興奮気味に「今週の全米1位はザ・ビートルズのI WANT TO HOLD YOUR HAND 、この曲は先々週初登場80位、先週43位でした。」と言った。しかしその週にはまだレコードが手元になかったのでかけられず翌週に流れた聴いたことのないすごいイントロからみんなで叫ぶようなコーラスに完全にノックアウトされた。この曲のイントロを聴くと今でもわくわくする。末期の時にこのイントロが流れるとあの時の感動が迫って簡単には逝けないかもしれない。それでは末期の歌には向かないかも…。
fumio


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