monologue
夜明けに向けて
 



昨日、2007年7月16日(月)海の日午前10時13分頃発生した新潟県中越沖地震によって、東京電力柏崎刈羽原発6号機で放射性物質を含んだ使用済み燃料プールの水が日本海に流れ出ていた。沿岸を接しているロシアのテレビニュースではこのことを大きく採り上げて懸念していた。ロシアではチェルノブイリ原発事故の記憶がいまだに生々しく残っていて他人事では済まされないのだろう。アメリカのニュース番組でも地震の被害より原発の火災や放射能漏れに焦点を当てて報道していた。アメリカにもやはりスリーマイル島事故の記憶がある。その関心が深いのだろう。
北朝鮮の寧辺にある原子炉の稼働停止など、このところ原子炉にかかわるニュースが多い。地球全体を非核化せよとの指令のようだ。「わかっちゃいるけどやめられない」の時代は終わった。スイスのようにエネルギー供給を原子力に頼らないと決めた国もある。日本のように技術力の高い国がそう決めて一丸になれば代替エネルギーへの転換は容易だ。地球をこれ以上汚染しないで子孫に引き継ぎたい。
fumio



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