monologue
夜明けに向けて
 



盃 上下に合わせて 上下から飲み干せよ
  これは 白と黒の境を飲む事 これが 白でも黒でも無い
  正中の道
「光の黙示録」より


これはサカズキという文字を杯としていないところがミソのようだ。
サカズキはもちろん逆月である。
「盃」は逆さにすると西洋の聖杯の形そのままなのだ。

イメージの中でそれを上下に合わせる。
すると上下の皿の部分が重なったゴブレットができる。
<上下という文字を合わせて一文字にしたようなものである。
 上下から飲み干して皿の部分が空っぽになればそこに残るのは火に厂    
  すなわち、灰が残るのだ。
  白黒の境は灰=カイである。 カイの数霊は一。
「正中」の「中」は重なった上下の文字と盃の形そのもの。
「正」は正月の意味としてよくいわれる一を止(とど)めること。 
一を止(とど)め白でも黒でも無いカイとは神。
すなわち正中の道とは神の道。
「エボニー・アンド・アイヴォリー」という歌がある。
キーボードの黒鍵白鍵のようにどちらも助け合いひとつの世界を構成している。
示唆するところの深い詩句であった。
fumio

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