monologue
夜明けに向けて
 




メの神の世には 光 未だ齢(ヨワイ)を持たず
今 しばらくの時を待つべし

---カリカラの明王
「光の黙示録」より


この聞き慣れない「メの神」については解りづらいとは思うが以下に説明を試みる。

 シュメールのニネペの王立文庫廃虚で見つかった円盤形の粘土板に
「kakkabSIB・ZI・AN・NA…アンナの使節…神イシュタル「神ニニ(NI・NI)監督者の降下」などと書かれていた。
イシュタルとは銀色の宇宙船に乗って天から地球へ飛来したイナンナすなわちローマのヴィーナスのこと。
「神ニニ(NI・NI)監督者の降下」と日本のニニギの降臨の名前と一致
する。ニニギの前に降りてきていたニギハヤヒの宇宙船は『天磐船』。
ニギハヤヒはイギギの長だったようだ。
シュメール神学には神の後継者、エンリルによって天(Ekur)で構成され弟エンキに与えられた、芸術、技術、文明などをひろめる力をもつメー(ME)という重要な概念があった。エンキはそのメーの守護者と呼ばれる。
エンキはかれの礼拝センター、エリドウから始めて
ウル(Ur)やメルーハ(Meluhha)やディルムン(Dilmun)にメーをもたらし
た。女神イナンナはわずかしかメーをもらえなかったので
エンキを酔っぱらわせて、合わせて94のメーを得る。
宇宙飛行のための装備や技術的なメーを得たのでイナンナは宇宙船に乗って天から地球へ飛来したのだ。
それゆえ、『メの神』とはエンキを指すと思われるのだがかれの持つメ(ME)の科学知識技術を現代の人類が使用できる世までにはしばらく時間が必要なようだ。
原子力を与えても原爆を作ったり、発電に使って地球と人類の自殺に使うようではメーを与えたくても与えられない。まず新技術を戦争や地球の破滅に使わないという霊的な進化が必要なのだ。
fumio

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