一昨日、私たちの仲良しグループ『爺さんカルテット』の一人から
ついでがあればキンカンを取りに来ないか?・・・という連絡があり、
ついでもなく「不要不急」ではあったが昨日急いでもらいに行ってきた。
爺さんカルテットのうち3人は川越市とその近くに居住しており、
私が15kmほど離れたさいたま市なので普段は何も考えることの
ない距離なのだが今の時期はスーパーへの買い物にも大きな
注意を払っている現状からプレゼントする方も、もらう方も気を遣い
お互い遠慮がちな会話の後での決断(?)で川越へ向かった。
その彼は定年退職後、貸し農園を利用し健康維持を兼ねて
野菜作りを楽しみとして年々その品種も増やし、少しずつ
効果の表れたものは私たち(爺さんカルテットメンバー)にも
提供してくれることを彼自身の喜びとしているが家の庭の
イチジクやミカン、キンカンなどにも彼と奥さんの気持ちがこ
もっていてありがたいと思う。
さて、もらった今年のキンカンの粒は比較的小さい方だが
甘さ、爽やかさは想像以上・・・たくさんもらったので息子夫婦にも
分けてあげようと思ったが彼らは好きではないと言うので
隣家にも声をかけると大変喜ばれた。
キンカンと一緒にかき菜やスナップエンドウ、菖蒲の葉、
ヨモギなどももらったがどこでも手に入るものであっても
自宅で採れたものを分けてあげようという気持ちと私たち
夫婦が大好きであることを忘れないでいてくれていることが
ことさら嬉しい。
その優しい気持ちが別れ際にもらった数本の矢車草(2色)からも
伝わってきた。