今日も快晴で一日が始まった。
気温も早い時間からどんどん上がり夏日になるという予報。
先日の雨の効果もあったのか芝生の緑が一段と濃くなり
一枚一枚の葉が勢いよく立ち上がってきたように見える。
目の前の洗濯物もその先の木々の葉っぱも優しい風に吹かれて
緩やかに揺れている。
連日忙しいと言ってる私だが、たまにはゆっくりと日光浴でも
してみようと庭に出てみた。
薄手のシャツ一枚でも寒くはなく、まさに風薫るといわれるように
緑や花の香りを運んでくる穏やかな風や空気を感じ、しばらくすると
太陽の光を十分受けたスキンヘッドの頭頂部や額に思わず掌を
当ててみたくなるような少し暑い位の熱が健康の証のように感じた。
この薫風の候には深い思い入れがある。
この春(4月)に結婚55年目に入った私たち夫婦のスタートが
世田谷区の下北沢(正確には代田5丁目)の「薫風荘」という
古い木造アパートで季節もその名にぴったりだったことからわずか
1年8ヶ月という短期間ながら忘れられない季節であり場所となった。
そのアパートでは夫婦としての先輩方には本当によくしていただき
料理等も色々教えていただいた事を今もよく話したりする。
今から7~8年ぐらい前だっただろうか、あそこへ行ってみようと
不意に思い立ち私たち夫婦は突然懐かしい場所へ行ってみたが・・・・
その場所は新しいアパート群に代わり昔の面影は全くなかった。
すぐ近くの環七(環状7号線)に隣接する新代田駅やその向こう側の
よく通った古いパン屋さんの様子も見てみたいとコインパークを
探しながら思い出を辿ってみたことも懐かしく思い出される。
このアパートは京王電鉄井の頭線・新代田駅のすぐそばにあり、
小田急線下北沢にも近いので買い物等には便利であった。
その頃(54年前)の下北沢と現在の下北沢のイメージの違いに
驚かされるくらいである。
思い出は限りなく・・・そういえばこの「新代田駅」は私たち夫婦が
結婚した頃は「代田二丁目」という駅名だった。
その年の夏(7月頃?)に「新代田駅」という名称に代わり綺麗な
駅舎になったことも懐かしい。
この駅の脇を通り、まだ交通量の少なかった環七の脇を通って
銭湯へ行ったことがついこの間のように思われる。
このような気持ちは決して世の中に取り残されるような懐古主義に
浸るだけではなく素直に昔を楽しく思い起こすという意味で私も
大切にしていきたいと思う。