Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

羽黒山山頂、出羽三山神社表参道

2020年10月15日 | 山歩き

10月10日(土) 天気=曇り

 古くから山岳信仰の地として名高い出羽三山ですが、そのうちの月山と湯殿山には既に訪れている。そこで今日は残る羽黒山の山頂に建つ出羽三山神社を参拝して来ました。

 山頂へは有料道路が通じており歩かずとも参拝できるが、麓から山頂へ至る表参道の石畳を歩いて登りました。しかしこの参拝道は中々ハードな道程でした。

 麓の入口から山頂の神社までの石段は2446段、これは第2位の金毘羅神宮(1368段)、3位の伏見稲荷神社(1276段)を抜いて、石段の数では断トツ日本一の神社だそうです。

 つまり日本一厳しい参拝路であり、実際に歩いてみると歴史を秘めた杉並木の参道は霊験改かで、流した汗の分幾分多めの徳とご利益があったような気がしました。

 これはもう参拝と言うより軽いハイキングの領域で、今回はカテゴリーを「登山」とさせてもらい、羽黒山&出羽三山神社の見所を下記の写真でザッとご紹介してみます。

参拝巡路

参道入口の鳥居を潜ります。

次に美しい随神門(ずいしん)を潜る。

最初は継子坂を祓川まで降る。

祓川にかかる須賀の滝(車道が無かった昔、参拝者はここで身を清めたという)

一の坂のスタート地点にある爺杉(樹齢1000年で国の天然記念物)

爺杉の上にある国宝五重の塔

石段の中で一番長くてきつい二の坂

二の坂を登り切った所にある二の坂茶屋(時間が早いので閉まっていた)

二の坂と三の坂の間に在る「御本坊平」(昔羽黒山を治めていた「若王寺宝前院」の跡地)

三の坂手前で右に分岐する南谷コース

二の坂程ではないが、長い三の坂

山頂の出羽三山神社入口の赤い鳥居

本殿手前の蜂子神社

出羽三山神社の本殿となる三神合祭殿(現在改修工事中)

茅葺屋根の鐘楼

霊祭殿

最奥部に建つ東照宮

東照宮の脇に並ぶ社殿

出羽三山神社の駐車場

車道を少し降った所から南谷への歩道に入る

南谷への道が右へ分岐する(標識が無いので注意、直進すると有料道路入口へ降ってしまう)

出羽神社歴代神職の方々の墓標のようです。

松尾芭蕉の句碑(旅の途中、芭蕉は過って此処に在った寺院で泊まったそうです)

句碑の近くに在った朽ち果てそうな東屋

細々と水が流れる南谷の石碑

南谷コースから表参道に戻って来た

二の坂茶屋が営業していたので休憩する。

茶屋で注文した抹茶セット(茶屋には電気が無く人の手でついたお餅がとても美味)

茶屋から庄内平野の眺め

 

 古き伝統と文化を色濃く残す羽黒山の出羽三山神社は、日本が誇る歴史的文化遺産です。その厳かな雰囲気に身も心も清められるような気がしました。日本人なら一度は訪れるべき場所の一つでしょう。

 

 

 

 

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