2月10日(日)
人類で初めて月面着陸に成功した宇宙飛行士達を描いた米国映画「ファーストマン」は、天文好きな私としては久々に観たい映画だった。この映画は1950年代~60年代、ソ連としのぎを削りながら宇宙開発競争に邁進する米国のNASAを舞台に描かれている。
当時の米国は科学技術の最先端を行く超大国で、人類初の月面着陸に世界の人々は驚きと喝采をもってその偉業を讃えたが、映画の中では死と隣り合わせの危険極まりない宇宙開発であった事が語られている。
主人公のニール・アームストロング宇宙飛行士は、空軍パイロットからNASAに応募し、命懸けの訓練、家族との葛藤、同僚の死など様々な困難を克服して、人類初の月面着陸を目指すアポロ11号の船長となり、サターンロケットで月へと旅立つ。
映像や音響効果も素晴らしく実況中継を観ているような迫力があった。主人公ニール・アームストロングを演じたライアン・ゴズリングは、先日宣伝の為来日していたけれど、役柄にマッチして強靭な性格で物静かな主人公を好演していた。
クライマックスは、何と言っても月面着陸の瞬間で、現実を観ているようなスリルと感動を覚えた。映像、ストーリー、音響、キャスト等どれもパーフェクトで、素晴らしい映画だと私的には思えました。