平成24年10月9日
ゴミと残土で築かれた東京湾に浮ぶ夢の島(一部)を森で覆われた島に変えようという、お役所にしては粋な事業が東京都の計画で進められています。近代建築物が林立する東京湾のド真ん中に緑に覆われた島があるなんて一寸感動ものの風景ではないですか。一般市民の植樹ボランティアも募集されており、昨日我々夫婦も参加してきました。自分の手で植えられた木が自分の死後も存在すると思うと何かワクワクします。植樹場所は、まだ立入制限されたお台場近郊の砂漠のような一角にありました。5年ほど前から植樹が始まり、3年以上過ぎた樹林はけっこう立派に成長していて10年後には森の島が完成するそうです。係員の女性に我々が植樹する場所まで導かれ、割当てられた区域で作業を始めます。最初はネットで梱包された苗木の束を取り出して一定の間隔で置いていきます。その作業中、妻が持上げた苗木の先端が私の右目に当り出血、本部にある救護所に連れて行かれ、看護師さんから消毒処置をしてもらった後、慈恵医大眼科まで行って診察を受ける事態となりました。担当医の話では「白目に傷がある」との事で、黒目に異常は無く痛みも無いので大した事も無く済みそうです。植樹が終ったら美味いものでも喰って帰ろうと思ったのが、とんだボランティアの一日となってしまいました。
植樹作業前の説明風景