え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

2017観た映画ベストテン

2017年12月31日 | 今年観た映画
2017観た映画ベストテン

200本を目指していたが結局185本くらい。邦画、とくに学園ものばかり観てた気がする。年間100本超えて観るとかえって全然観れてない気がしてしまう。見逃した映画も多い。ドリームとかパターソンとか2017年ペストテン最上位に入りそうな映画も見逃している。ローガンとか劇場で観たら上位に入れてたかも。

2017公開作ベストテン

2017年に観た新作映画は78本。内68本が劇場。10本がレンタルDVD。娯楽作中心であまりアート系は観なかった。邦画の割合が多く、アイドルやアイドル的若手主演の学園系を多く見ている。12月にはそれがアレルギーとなって極力邦画とくに青春学園ものは観ないようにしたくらい。
ランキングは多分相当偏ったものになっていると我ながら思う。他の人や雑誌等で発表されるだろうベストテンとは「あゝ荒野」と「散歩する侵略者」の2本くらいしか被らないかも。

1位 「夜明け告げるルーのうた」
    

湯浅監督の凄さをやっとわかった。このあと「マインドゲーム」とか「ピンポン」とか観る。「ピンポン」はそのあと原作をチョロっと見たら絵コンテかと思う程だったのにビックリ。それでいて湯浅作品になってる。次回作ネットフリックスの「デビルマン」も観たい!!


2位 「リンキング・ラブ」
    
おそらく数ある映画ブログでもこれをベストテンに入れる人はいない、その前に観てないと思うので敢えて上位にランキング。粗も多いけど、やっぱり新進の若手女優が本気でアイドルを完コピしたら本家も勝てないっすよ!的な魅力があった。短期間・地方シネコンでの上映だったため一回しか観れなかった。でも2回以上見てたらひょっとするとベストテンに入れなかったかも。期待してなかった分の振り幅が大きかった一作。


3位 「疾風スプリンター」
    

あーこれは劇場で観たかった。「激戦」の監督最新作と知ってれば観に行ったのに!!後でラジオ番組タマフルの映画評を聞いて80年代的青春映画っぽいとか言ってた気がするが、確かにその年代の私にはハマった。80年代スポコン青春っぽい。燃える!!

4位 「無限の住人」
    

とにかく谷原隼人が悪役って言うのが嬉しい。谷原隼人に恨みはないがあの人が怖くて仕方なかったのに出てる映画ではイイ人設定が多くて疑問に感じていた。スッキリ。血みどろだけど娯楽作として70年代のアウトロー時代劇みたいで面白い!

5位 「20センチュリーウーマン」
    

エル・ファニング!!やらしてくれない隣のエッチなおねーちゃんのエル・ファニングたまらん!!青年期に観たらもう一生ものだよ!! あと何気に名言てんこ盛り。てんこ盛り過ぎてなんも覚えてないけど。

6位 「チアダン」
    

美女・イケメンらによる学園モノの中でも実録モノと言うこともあってかバランスが大変良い。二回観たが観るたびに感情移入する人物が変わった。それだけいろんな人が魅力的に感じる作品だった。とか何とか言って中条あやみにメロメロ。


7位 「心が叫びたがっているんだ 実写版」
    

アニメ版は知ってたけど観てなかった。これ見た後でアニメ版を観たけど、当然と言うか断然実写版の方が面白い。じゃなければわざわざ実写化する意味ないし、でもそんなに評判にもなってないし評価もされてないみたい。芳根京子ら若手俳優がイイ。


8位 「バーフバリ 王の凱旋」
    

2017年最後に観たのがコレ。これ観て家に帰ったら新年になっていた。
チラシを見たときに絶対観たいと思ったが続編というか二部作の後編と知りためらう。前編を観てなくても大丈夫というレビューを見て観に行くが、大丈夫だけど、やっぱり前編を観てから見たかった。なんか前作の本編の前日譚と言うか回想シーンが今作と言う変な映画でもある。だから前作とは話も主役も違うみたい。インド映画としては140分は短い方だけど全編テンションが高すぎて後半見てて疲れちゃった。
前作見てて疲れなければ2017年ナンバーワン作品になったかも。歌って踊って恋して闘っちゃうインド史劇超大作!!

9位 「散歩する侵略者」
    

松田龍平の存在感で間の抜けたほのぼの感漂う侵略サスペンススリラー。黒沢清映画は得意ではないがコレは恒松祐里のトリッキーなJK演技が光り結構好き。サイドストーリーの「予兆」はあんまし好きじゃない。


10位 「あゝ、荒野」
    

前後編合わせると5時間越えだが連続ドラマとして観ると長くは感じない。前編は無茶苦茶面白かったのだが、後編、広げた風呂敷が広げたまま中身がこぼれちゃってるのが残念。でも後編の今野杏南のヌードは今時有り難し。セルDVDは18禁と言うが・・・。


11位 「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(リバイバル)」
    

ずっと観たかった幻の台湾映画。4時間越えは気にならなかった。この作品で今後長尺映画に対して毛嫌いせずに観れるようになったかも・・・。


2017年観た旧作ベストテン

観た映画を全部記録・記憶してないのでやや誤差はあるが旧作は108本と煩悩の数だけ観たみたい。ほぼレンタルDVDだが19本は劇場やホール上映で観ている。旧作は評価の定まった映画を観ているので面白いものばかり。昨年見逃したもの、昭和の邦画、ホラー映画、今年公開作の前作・オリジナル版を中心に観てた。

1位 「さびしんぼう」
    

9月に岐阜ロイヤル劇場で上映されたので2回観に行った。一年前にセルDVDで観ていたのだが、映画館で観るのとテレビで観るのとではこんなに違うのかと軽いショックを覚えた。実は、まー無理して映画館に行かなくても自分の都合でしかも安く観られるDVDで十分じゃないかと思い始めていたのだが、これ観たらとりあえず映画館じゃないと駄目だと思えてしまう。とくに大林亘彦作品は閉じ込められた映画館の中でないと嘘に溺れられない。DVDで観た富田靖子はただのカワイコちゃんで昔見たときはファンクラブに入って追っかけて恋してしまう程だったのにと時の流れを感じたのだが、ロイヤル劇場で観たら、ちゃんと恋できたのだ。嗚呼、だから二回も観に行ってしまった。出来ればもっと行きたかったくらい。
出来ればレンタルDVDで安く賢く映画を楽しみたかったが、やはり映画館に可能な限り映画館で!と言う想いが強くなってしまった。
ので、これが旧作一位。


2位 「九十九本目の生娘」
    

伝説のカルトホラーがスクリーンで観られると言うので、そのためだけに東京へ。流石に映画を観るためだけに新幹線使って東京へ行くのは初めて。あんまり画質の良くないデジタル上映だったのが少し残念だが満員のシネマヴェーラで一緒になって笑ったりして楽しい思ひで。


3位 「ホーンテッドキャンパス」
    

近所のレンタル屋でしきりに予告デモが流れていて気になって借りたのだが、なかなかの拾い物だった。
幽霊が怖い霊能者が霊媒体質の島崎遥香を守るため奮闘する軽いキャンパスホラーで、こう言う小品好きだなー。
メインの幽霊話はあまり魅力的ではなかったが、島崎遥香が可愛い。こんな可愛い島崎遥香を見れるのはこの映画だけかも。
是非シリーズ化を望むが、全然ヒットしてないみたいなので無理か。

4位 「すれ違いのダイアリーズ」
    

TUTAYA新作5本1080円レンタルの数合わせの5本目に借りた1本。おすすめコーナーに置いてあり一押しされていたがハートフルラブコメディなんだろうなー以外何も知らずに借りてしまった。何故かアメリカ映画だと思って借りてしまったら、まずその言語にビックリ。インドネシア映画だった。「マッハハハハハハハ!!!!!!!」シリーズしか知らないインドネシア映画でこんな映画があったとは。

5位 「ヤッコベティの残酷大陸」
    

yuo tubuとかで映画情報を得たりしているのだが高橋ヨシキのシネマストリップで紹介していて、たまたま近所のレンタル屋に置いてあったので50円レンタルで借りて観た。
アメリカの黒人奴隷史をタイムスクープハンターのように現代のイタリア映画人が時代をなんなく何の理屈もなく超えてフィルムに抑えたていで綴るモンド大作。
とにかく下品で残酷なのだがあまりにもあけらかんとしているので普通に観れてしまう。しかし、これって凄い。もう二度とこんな映画作れないだろうし、封印されていなことが凄い。観れるものなら見とけ!!

6位 「死霊館エンフィールド事件」
    

タイトルがイイ! 評価も高いのでレンタル。面白い。続いて前作も借りた。前作も面白かったけど、先にコチラを見たのでコチラの印象が強くコチラをランクイン。 スピンオフのアナベルは観てないが霊媒夫婦シリーズなら見たい。


7位 「にがくてあまい」
    

チラシが気になっていたが気がつくといつの間にか上映されていたようで気がつくと既にDVD化されていたので仕方なくレンタル鑑賞。川口春奈がこんなにコメディアンヌだったとは!彼女の顔芸で魅れる一本。


8位 「西遊記 孫悟空VS白骨婦人」
    

公開時レビュー評価が高く観たかったのだが見逃してしまった。本来CGたっぷりのこの手の映画はあまり好まないのだがこれは良かった。劇場で観たかった。悟空がこれまで見た悟空とは違い新鮮だった。三蔵法師との関係もいい。やっぱコン・リーの存在感は流石。個人的にちょっとだけ出てるケリー・チャンも嬉しい。

9位 「マイマイ新子と千年の魔法」
    

「この世界の片隅に」の監督の前作だったので観た。いやいやいや、へたするとコッチの方が凄いかも。大人も楽しめる児童映画かなと思ったら大人の映画だ。ラスト気付けば主役が交代していてビックリ。

10位 「イットフェローズ」
    

粗削りで完成形ではないが、これはホラーの新しいジャンルの誕生かも。WOWOWの番組で2016年度ベストとして紹介されていて観たのだがなるほど。

11位 「青空エール」
    

魔が差して借りた一作だったが、本気の青春映画で恥ずかしいけど本気なので目を背けられないッス。上野樹里とか志田未来とか主役級の女優を脇にする贅沢さ。すげー。

12位 「探偵はBARにいる」
    

今時こんな映画が作られていたことに嬉しい驚き。無駄乳!
オッパイ出したら対象年齢が上がるので意地でも乳首を隠すこのご時世にこんな映画が観られるなんて!
出来が良いとは言いにくいが楽しませようとする心意気を感じる痛快娯楽作だった。
続けて2作目と最新作の3作目も観るが、2は良いとして、3作目は正直出来は最高作かもしれないが無駄乳をカット。
完成度が全てじゃないのにーーーーっ!!!北川景子は可愛いけど北川景子に乳出せとは言わんけどAV女優かなにかで良いけど一般映画にもオッパイを!!

13位 「悦楽交差点」
    

城定秀夫作品を観慣れているとまあ良作どまりだが、やはり後半からの展開は素敵。

2017年観た映画ワーストテン 2017公開作
1位 「高台家の人々」
 クソだよクソ。こんなにやる気のない映画も珍しい。役者はそれなりに豪華なのに・・・。
2位 「ボヤージュ・オブ・タイム」
 ある意味凄い。科学館とか博物館で見せられる映画。マザーマザーうるさいねん!
3位 「氷菓」
 広瀬アリスの顔ヂカラは見ものだが原作が悪いのかなー謎解きのレベルが低すぎる。
4位 「ワンダーウーマン」
 こんなんが観たかったんじゃない!!
5位 「ギャラクシーオブガーデアン リミックス」
 登場人物が可愛くないのにカワイコぶってるのが気色悪い。
6位 「ジョジョの奇妙な冒険」
 山崎賢人の髪型だけですべて駄目。頼みの小松菜奈もホラー映画なみの気持ち悪さ。続編出来るのかなー。

他に面白かった印象に残った映画
「サクラダリセット」「ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち」「ハルチカ」「お嬢さん」「夜は短し歩けよ乙女」「あさひなぐ」「ブレードランナー2149」


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