ルーパー

2012年　アメリカ　118分　アクション/ＳＦ/ PG12
監督・脚本/ライアン・ジョンソン
出演/ジョセフ・ゴードン＝レヴィット、ブルース・ウィリス、エミリー・ブラント
（89点）　ＳＦマニアが頑張って作ったタイムパラドックスアクションの秀作？

未来、処刑が禁止されたさらに未来からタイムマシンで縛られ目隠しで送り込まれる人間を処刑する殺し屋集団ルーパーがいた。
ある日、未来から送られてきた男は30年後の自分だった。
30年後の自分を逃せば、組織から自分が消される。逃げた自分を探し殺そうとするが、未来で何かが起こっている。
ルーパーを亡き者にしようとするレインメーカーとは何者か？
現在の自分と30年後の自分の運命やいかに！

ＳＦ的具材てんこもりのＳＦおでん。
スゲー面白かったのだが、やや盛り込みすぎて煮込みが足りない感じもしなくないが、破綻・ご都合主義なども含めて、これはこれで有りなのかも。
最近の映画には珍しく美女の無駄脱ぎはあるし、同僚の殺害シーンの残酷さには嫌悪感を覚えるほど凄かった。それ故、クライマックスが地味で尻つぼみな印象なのがやや残念。
ラストの潔さは悪くない♪
期待せずに観たので、まさかこんな映画とは知らず、次の展開が読めずハラハラドキドキワクワクした。
このてのジャンル映画好きなら必見か。

（2013年1月中川コロナにてポイントサービスにて鑑賞）

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私の奴隷になりなさい

2012年　日本（角川）　95分　エロティック
監督/亀井亨　原作/サタミシュウ
出演/壇蜜、真山明大、板尾創路、西条美咲
（70点）エッチなおねえさん壇蜜のオールヌードが見られるだけのロマンポルノ

女大好きのチャラオ君が年増の壇蜜にちょっかいを出すが相手にされない。
ところがある日壇蜜の方から高圧的にＨを要求してくる。
しかしそれは壇蜜のご主人様の板尾創路命令のプレイだった。
板尾は壇蜜を調教し壇蜜はチャラオを調教、ＳとＭは繰り返し受け継がれていくのだ。

エロとしては新味の無い話だが、ピンク映画絶滅の危機を迎えている今、ピンク映画として見れば高い予算でちゃんとした映画館でゲイに邪魔されることなく壇蜜のおっぱいを鑑賞出来る事に感動。
この映画のチラシを見るまで壇蜜の存在を知らなかった。
サンデージャポンでテリー伊藤をメロメロにしている壇蜜を見て、このネーチャンのおっぱいが見られるのか！？と興奮してその夜鑑賞。
とか何とか言ってビーチクを見せてくれない中途半端なエロ映画だろうとも覚悟していたが、丸裸の壇蜜が喘ぎまくりでそれだけで満足！
でも、案外服着ている壇蜜の方がエロかったりして。
この映画を見てて2009年公開のピンク映画「三匹の奴隷」を思い出した。壇蜜、友田真紀に似てる。友田真紀の方が若干エロい♪

（2012年11月中川コロナにて有料鑑賞ブルーレイ上映だった・・・。）

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オー！ゴッド

1977年　アメリカ　99分　コメディ/ファンタジー
監督/カール・ライナー
出演/ジョージ・バーンズ、ジョン・デンヴァー、テリー・ガー、ドナルド・プレザンス
（95点）オススメ！！この映画を見せると言う布教活動をしたくなる楽しくイイ映画♪

善良なだけのスーパーの雇われ店長のもとに神から手紙が届く。
イタズラと思って破り捨てても復活再生する神からの手紙。
そして神が目の前に。
ちんちくりんのとっつあんだ。
神は言う。
「神はいるんだと言うことを伝えよ。」と。
しかし、誰も信じない。
専門家の宗教家達は激怒。
妻の愛情と神の微笑みだけを支えにモーゼ活動に勤しむが・・・。

もう一度観たいと思っていたファンタジックコメディーがＴＵＴＡＹＡがまさかのＤＶＤ化。
チャプター機能も字幕切り替えもない簡素なＤＶＤだが、観れただけでも奇跡。
やっぱ面白いわ♪
ヘタな宗教やるよりも、この楽しい映画を観て人に勧める方がよっぽど世界が平和になるのではないかと思う。
残念なのは20年ほど前に見たビデオと日本語字幕が違っていて、そのとき痺れた名文句を読めなかったこと。
でも、可笑しくてチャーミングでピリリと辛い素敵な小品だと再認識。
ＴＵＴＡＹＡオンデマンドでのみ買えるので買おうかとも思ってしまう。

（2013年1月2日レンタルＤＶＤにて鑑賞）


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宝島

1978年～1979年　30分×全26話　海洋冒険ロマン/児童文学
監督/出崎統　原作/ロバート・スチーブンスン
作画監督/杉野昭夫　音楽/羽田健太郎　主題歌:町田よしと
声の出演/ジム・ホーキンズ:清水マリ、ジョン・シルバー:若山弦蔵
　　　　　リブシー:家弓家正、トレローニ:滝口順平 ほか
（100点）オススメ！本来は悪役のジョン・シルバーが超カッコイイ出崎版「宝島」

大海賊フリントの宝の隠し場所を示した地図を手に入れたジム少年は母を残し、お調子者の叔父さんと知識人のお医者さんにくっついて海へと乗り出す。
船のコックとして雇われた一本足のジョン・シルバーに男の中の男を感じ強い憧れを抱くが、宝島に着く直前にシルバーがフリントの子分だったと知りショック。
敵となり戦うことになるが憧れの気持ちが抑えきれず苦しみつつジムは成長していくのだ。

海洋冒険小説の古典的最高峰を1978年にテレビアニメ化。
「あしたのジョー」「エースをねらえ！」「ガンバの冒険」「劇場版とっとこハム太郎」などの鬼才出崎統監督の代表作のひとつで人気の高い名作だが、見たことがなかった。
これが見たくてレンタル屋を探し回り、これが見たくてへんぴなレンタル屋の会員になり約３ヵ月かけて鑑賞。
真の主役のシルバーが出てくるまで６話かかり、めちゃくちゃ面白くなるまでには12話くらいかかるが、なるほど、やっぱり名作。
とにかくシルバーがカッコイイイ。
シンプルな話だが出崎タッチ炸裂の名作中の名作！！
あのラスト、味わい深いねー。

（2012年11月～2013年1月全七巻一本60円にてレンタル鑑賞）

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マドモアゼル

1966年　イギリス／フランス　102分　サスペンス/エロス
監督/トニー・リチャードソン　脚本/ジャン・ジュネ
出演/ジャンヌ・モロー、エットレ・マンニ、ウンベルト・オルシーニ、ジェラール・ダリュー
（70点）　オールドミスが悪さする変態映画

田舎の村で火事や決壊による洪水が次々と起こる。
それは都会から来たいかず後家の女教師、通称マドモアゼルのうさばらしによる犯行だった。
しかし、村の者は知的美人がそんなことするとは思っていず、流れ者のイケメンマッチョ労働者が犯人と決め付ける・・・。

書籍「トラウマ映画館」やジャンル映画雑誌「映画秘宝」で話題を集めた一本。
ジャケットの美人に惹かれてＴＵＴＡＹＡで借りたが、結構ブスと言うか根性悪のババアで、個人的には楽しくない映画だったが、それでもなかなか凄い。
えげつない、えげつない。
若い頃にこれを見ていたら確かにトラウマになっていたかも。
ド変態映画にしてカンヌグランプリの「ピアニスト」や城定秀夫監督のエロＶシネ「懺悔」の大元の映画なのかも。


（2013年1月2日ＴＵＴＡＹＡにて4本1,000円でレンタル鑑賞）


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索引（ か ）行

日本映画（か）行

（か）

怪奇大家族 (100点)　2004年　日本　ギャグホラー/深夜ドラマ
風が強く吹いている　（86点）　日本　2009年　青春/スポーツ/駅伝
片腕マシンガール　(100点)　日本　2007年　ホラー/アクション
ガチバン (80点)　日本　2008年　ヤンキー/童貞コメディ
鴨川ホルモー　（55点）　日本　2009年　コメディ/青春/ホラー
借りぐらしのアリエッティ　（80点）　日本　2010年　アニメ/ジブリ

（き）

キサラギ　(100点)　日本　2007年　コメディ/サスペンス
キシメンちゃん　（80点）　日本　2010年　お馬鹿/ファンタジー/文化映画？
君に届け （99点）　日本　2010年　青春/純愛
吸血少女対少女フランケン　（85点）　日本　2009年　ホラー/ラブコメ

（く）

空気人形 (99点)　日本　2009年　ファンタジー/シリアス
口裂け女　（40点）　日本　2006年　ホラー（ＰＧ12）
くりぃむレモン　夢のあとに　（100点）　日本　2007年　Ｖシネ(Ｒ15)
ぐるりのこと。　(100点)　日本　2008年　ドラマ/夫婦/社会

（け）

劇場版 神聖かまってちゃん／ロックンロールは鳴り止まないっ
　　　　　　　　　　　　　　　（90点）　日本　2011年　ドラマ/青春群像/音楽

（こ）

ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199 ヒーロー大決戦
　　　　　　　　　　　　　　　　（80点）　日本　2011年　戦隊ヒーロー/アクション
コクリコ坂から　（70点）　日本　2011年　ジブリ/アニメ/昭和/青春
ゴジラ　(100点)　日本　1954年　ＳＦ/怪獣映画
これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫　（30点）　日本　2011年　実話/ドラマ/駄作

ホビット 思いがけない冒険

2012年　ニュージーランド　170分　ファンタジー
監督/ピーター・ジャクソン
出演/マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミティッジ
（70点）　３Ｄ感は凄いがどこかテレビっぽい超大作

ホビッド族のとっつあん坊やが他の種族の冒険に無理矢理付き合わされる冒険ファンタジック巨編。
巨人や巨人や巨人に襲われつつ竜退治の旅に出るねん。

ロードオブザリングの大ヒット再びを狙って作られたのだろうか、ロードオブザリングの前の話で外伝的な三部作の一作目らしい。
３Ｄ感は結構あって楽しいのだが、なんか舞台劇風の海外ホームコメディーテレビドラマみたいで、映画っぽくはなかった。
つまんなくはないけど、続編が待ち遠しい！とまでは思えなかった。
ちょっと期待しすぎた。

（2013年1月2日中川コロナにて有料鑑賞1600円）


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のぼうの城

2011年　日本　145分　時代劇/アクション
監督/犬童一心、樋口真嗣
脚本/和田竜
出演/野村萬斎、榮倉奈々、成宮寛貴、山口智充、佐藤浩市
（80点）　軽い時代劇大作として正月向きだった。

家臣や村民からもでくのぼう扱いを受けのぼう様と呼ばれる武将が石田光成率いる二万の軍勢に僅か500人で対抗する、史実を基にした痛快時代劇大作。

一月一日に観た。
昨年11月の公開映画なので正月映画ではないのだが正月に丁度良い軽い娯楽大作だった。

小説の方を読んでいたが、もともと映画用に書き下ろされたオリジナル脚本が先、と聞いて観たくなった。
なるほど当然ながらほぼ原作と同じイメージだった。
でも画面と言うかノリと言うか、映画としてちょっと軽い。ただ、その分二時間半の超大作と感じさせない気楽さで楽しむことが出来たので映画を観た～っと言う充足感はないがそこそこ豪華な正月映画を観た気分にはなれたので十分十分。

個人的に野村萬斎は上手いけどでくのぼうと言うにはスマートすぎる感じがした。

（2013年元日中川コロナにて1,000円鑑賞）


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