え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

猫企画

2019年04月27日 | アニメ
2018年 日本 37分 アクション/パロディ
監督・脚本/粟津順
声の出演/戸松遥、鬼頭明里、丹下桜、三ツ矢雄二

「猫企画」公式サイト
(80点)名古屋を舞台にネコによる鷹の爪団的なギャグアニメ

ネコたちが暮らす大ニャゴヤシティで密かに悪の計画が進められていた。
猫企画という謎の組織による誘拐&強制労働。
無職の父が帰ってこないのでニートの息子が助けに行きえらいこっちゃえらいこっちゃ。
怪獣と化した父を救うべく変身ベルトを巻いて闘うのだ。
大ニャゴヤの明日はどっちだ!


昨年ミッドランドで上映していて気になりつつ観損ねていた。
名古屋のローカルアニメのようなので多分もう観れないだろうと思ってたらオープンしたばかりの大須シネマで上映してた。
地元や大人の事情で繋がってるみたい。
とりあえず観れたしチラシもゲットできたので良かったが、37分の短編に近い中編アニメで1000円は高いような・・・。
この後で上映するショートムービー(計1時間)も1000円だが特典としてドリンク100円引きと言うので余計高く感じた。
まあ面白かったけど。
鷹の爪団的なフラッシュアニメ風のパロディーもの。
名古屋在住で映画や特撮ものに詳しければスゲー面白いけど・・・。
だから私には面白かった。
名古屋出身のCGクリエーターが名古屋出身の声優らを使って名古屋の文化事業として制作したみたい。
河村市長もでてるとか・・・。


(2019年4月大須シネマにて会員割引券使用800円にて一人ぼっちで鑑賞)

大須シネマ

2019年04月27日 | 映画館などのこと
知らん間に映画館がオープンしてた。
携帯で上映時間を調べていたら「栄エリア」に観慣れぬ「大須シネマ」と言う劇場名。
調べるとオープンして一月も経っていた。
「駅馬車」「菊とギロチン」「きみの声をとどけたい」「猫企画」「ショートフィルム」を上映中。
東京とかには何館かある小洒落た大衆的ミニシアターっぽい。

かつてたくさん映画館があった大須商店街に再び銀幕を!と言うことで非営利団体としてスタートさせて開館したらしい。



名古屋にこの手の劇場が欲しいと思っていたので、チョイと興奮。

知った次の日が休みの日だったので朝上映の「駅馬車」を急遽行くことにしたのだが、きっちり場所を確認せずに行ってしまったため道に迷い40分ぐらい彷徨い間に合わなかった。

夕方もう一回来て名古屋を舞台にした猫アニメ「猫企画」を観に来るとともに賛助会員に登録。
賛助会員って良く分かってなかったが、本当に賛助するだけで、200円の割引券10枚くれるけど会員証もなく入会金・年会費込みで5000円取られてしまった。
まあ、どれだけ続くか分からない映画館だけど続いてほしい映画館なので寄付と思えば焼け石に水程度。



37分の中編アニメを観たが、多分同じ製作者が作ったであろう大須シネマオリジナルのマナーCMが上映前にやってた。
一回観る分には良いけど毎回見るのはきつい・・・。

コーヒーやフードを売ってるコンセッションが手羽先の山ちゃんだったりする。
手羽先とポテトのセットにしようかと思ったがコーヒーだとセットにならなかったのでコーヒーだけにした。
個人的にどこの劇場も売店の使い勝手が悪くてあまり利用しない。

今回観た「猫企画」は平日だったし、誰も知らない37分のアニメで1000円だからか客は私一人だった。

パパはわるものチャンピオン

2019年04月15日 | ドラマ
2018年 日本(ショウゲート) 111分 ドラマ
監督・脚本/藤村享平
原作/板橋雅弘(作)、吉田尚令(絵)
『パパのしごとはわるものです』『パパはわるものチャンピオン』
出演/棚橋弘至、木村佳乃、寺田心、仲里依紗
   大泉洋、大谷亮平、寺脇康文

(100点) 悪役レスラーの父と息子の絆を描いた大人騙し映画

悪役レスラーの父と息子の絆を描いた人気絵本を現役プロレスラー使って映画化。
強くて優しい父親が大好きだったが、そんな父親がまさかみんなの、しかも好きな女の子までもが嫌う悪役レスラー「ゴキブリマスク」だったなんてっ!!寺田心くん大ショック。
最愛の息子に嫌われてしまった棚橋弘至も大ショック。
かつてはエースだったが膝を痛め悪役レスラーとして大好きなプロレスにしがみついていたが、奮起しゴキブリマスクを脱ぎ捨てるが、それでクビ。
しかし最強チャンピオンから対戦相手に指名され再びリングへ。


面白かった。
大衆向けの児童文学映画のフリしたプロレスマニア向け映画。なんか妙に熱い。
今月になって観た「ドラえもん のび太の月面探査記」はイイ意味で子供だまし映画だった、爆音上映で久しぶりに観た「超時空要塞マクロス 愛おぼえていますか」はオタク騙し映画だった。そしてこれは、子供心が抜けない大人騙し映画だと思う。
小学生の女の子がプロレスファンだったり、みんな父親が好きだったりと、親父たちの夢がいっぱい。大人騙しと言うか親父騙しか。


(2019年4月15日レンタルDVDにて鑑賞)

コーヒーが冷めないうちに

2019年04月15日 | ファンタジー
2018年 日本(東宝) 117分 ドラマ/ファンタジー
監督/塚原あゆ子
出演/有村架純、石田ゆり子、健太郎、波瑠、林遣都
    吉田羊、松本若菜、薬師丸ひろ子、松重豊

(81点) 4回は泣けないけどちょいとほっこりはする小品。

その喫茶店には望んだ過去に戻れると言う伝説がある。
ただし、淹れたコーヒーが冷めきる前に飲み干さないと帰れなくなるし、数分間だけなので喫茶店内だけの時間旅行だし、起こった過去は変えれないし、さらにその席に座っている幽霊がトイレ休憩に行っているときにしかチャレンジできないときている。
でも、波瑠や吉田羊や松重豊がチャレンジ。
そして有村架純もチャレンジし過去のわだかまりとかと決別し未来に向かって生き始めるのだった。


昨年観て普通の評価どまりの映画だったのだが、エンドクレジットの部分が特に好きで、また観たくなっていた。
ちょうどそのタイミングで星が丘三越劇場で上映していたが行きそびれ、レンタルDVDが出たので借りて観た。
この映画での有村架純が思ったほど可愛くないのが私の評価を下げている。
あと、映画よりも舞台劇向きかな、という感じ。
でも、やっぱりエンドロールのオマケストーリーがイイ。
昨年劇場で観たとき、ご多分に漏れずエンドロールが始まると帰る客がいたけど、馬鹿だなー、ここがイイのに!!ほっこりする。DVDだと案外最後まで観ると思うけど必見です。
あと吉田羊の妹役の松本若菜かな。イイ感じ。好き。
小品感ただよう映画でマイベスト映画ではないけど、定期的に観たくなる一本かも。


(2019年4月15日二回目、レンタルDVD鑑賞)

MIFUNE: THE LAST SAMURAI

2019年04月14日 | ドキュメンタリー
2016年 日本 80分 ドキュメンタリー
監督/スティーヴン・オカザキ
ナレーター/AKIRA (EXILE)
出演/香川京子、司葉子、土屋嘉男、加藤武、八千草薫
   夏木陽介、中島春雄、中島貞夫、佐藤忠男、黒澤久雄
   スティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ
   役所広司

(70点) DVDは映像特典が充実。

世界的映画スター三船敏郎の紹介ドキュメンタリー。
戦後、東宝のカメラマン助手として応募したのにその容姿・風格から役者にさせられ黒澤明作品を中心に、マーティン・スコセッシ、スピルバーグ、役所広司、香川京子、土屋嘉男らのインタビューでつづった一本。
DVD特典のトークショーも観ると見応え十分。


劇場公開がわりと短かった気がする。新作5本1,080円レンタルでのDVD鑑賞だったが特典として町山智弘、春日太一の一時間越えのトークショーが入ってたりしてDVDで良かったかも。
映画本編の内容的には普通だったが三船作品をまた観たくはなる。
三船のドキュメントなのにエンディングに流れるのが三船以外の戦前の時代劇ばかりなのが、意味あるんだろうけど違和感を感じた。


(2019年4月12日レンタルDVD鑑賞)