え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

インクレディブル・ハルク

2009年10月27日 | SF
2008年 アメリカ 112分 SF/アメコミ
監督/ルイ・レテリエ
出演/エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス

(80点) オススメ 怪獣映画のノリのSFアクション

マニア雑誌「映画秘宝」の2008年ベストとして伊集院光が絶賛してたので観た。

軍の人体実験により無敵の怪物ハルクへと変身してしまった科学者。兵器として利用されることを恐れ逃げ出し軍に追われる。興奮状態がピークになると緑の巨人ハルクとなって暴れてしまうため変身しないように精神修行の日々。一方追う軍の中には変身してでも強くなりたいと言う馬鹿がいて自ら実験材料となり化け物になり暴走。そして巨人同士の戦いが始まり街はパニックへ。


怪獣映画として良く出来ていた。ハルクと言うよりも東宝円谷特撮の「サンダ対ガイラ」だった。特撮が派手で面白いのだがモンスターがフルCGで、やはりCGだとイマイチ質感が軽くて物足りないのが残念。

インクレディブル・ハルク

(2009年8月DVD100円レンタルにて鑑賞)

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しんぼる

2009年10月26日 | コメディ
2009年 日本 95分 コメディ
監督、脚本、主演/松本人志

(90点) 賛否両論の95分の一発ギャグ映画

ダウンタウン松本人志の「大日本人」に次ぐ長編映画第二弾。

白い部屋に閉じ込められたオカッパのおっちゃん松本人志。壁から出ている男性のしんぼる、天使のチンコを押すと「ハウ!」っと天使の甘い声とともに部屋に変化が起こる。ベタな一発ギャグを繰り返しつつ閉じ込められた部屋からの脱出を試みるが・・・。一方その頃メキシコでは人気にかげりをみせる覆面レスラー「エスカルゴマン」が凶悪レスラーと闘う為にリングへと向かっていた。


映画としての完成度は上がっているが極端なまでに賛否が分かれている。個人的にはこんな映画もあり、むしろこんな映画もなくっちゃと思っているので楽しめたが、ネットで映画ファンの感想を読むとその口の悪さに驚く。万人受けの映画ではないがそこまでこき下ろすほどでもない。ただのコントを映画として仕立てたものだがお笑い芸人としては正しい映画だと思う。こんな作品を大量に制作して1ジャンルを築いて欲しいと切に願う。

しんぼる

(2009年10月ミッドランドスクエアにて鑑賞)

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恋愛

2009年10月22日 | 索引ジャンル別
(あ)

ある日どこかで (90点) アメリカ 1980年 恋愛/ファンタジー
大奥 (男女逆転)(70点) 日本 2010年 時代劇/ボーイズラブ
おと・な・り (79点) 日本 2009年 恋愛

(か)

君に届け (99点) 日本 2010年 青春/純愛
くりぃむレモン 夢のあとに (100点) 日本 2007年 Vシネ(R15)
恋はデジャ・ブ (98点) アメリカ 1993年 恋愛/ファンタジー
恋する神父 (85点) 韓国 2004年 ラブコメ

(さ)

潮風のいたずら (80点) アメリカ 1987年 ハートフルコメディ

(た)

トワイライト~初恋~ (90点) アメリカ 2009年 恋愛/ホラー
トワイライト・サーガ2/ニュームーン (45点) アメリカ 2009年 純愛/ホラー/ファンタジー
(な)

ナイト&デイ (99点) アメリカ サスペンス/ロマン
虹の女神 (90点) 日本 2006年 青春/恋愛

(は)

花のあと (85点) 日本 2009年 時代劇/純愛
フィリップ、きみを愛してる!(80点) フランス/アメリカ 2009年 ゲイ/ラブコメ

(ま)
モテキ (70点) 日本 2011年 恋愛/コメディ


(ら)

猟奇的な彼女(100点) 韓国 2001年 青春ラブストーリー

ゴジラ

2009年10月19日 | 特撮
1954年(昭和29年) 日本 97分 SF/特撮/怪獣
監督/本田猪四郎  特撮/円谷英二
出演/宝田明、河内桃子、平田昭彦、志村喬

(100点) オススメ! 怪獣映画の金字塔

水爆実験の影響で深海でひっそりと生き延びていた古代の恐竜ゴジラが放射能まみれで地上で大暴れ。
恐竜博士のタカシははしゃいでいたが娘モモコは恐怖におののき恋人アキラは冷静だった。
モモコは幼馴染の天才科学者アキヒコにゴジラ超こえー!なんとかしてちょ!とよろめく。
アキヒコ悩みつつもゴジラとアワアワ。
ゴジラとアキヒコ海のもくずと消える。
そしてモモコはアキラによろめきタカシは溜息。
ほんと水爆ってやーね。
と言う戦争の悲劇や核実験の恐怖も訴えた日本が誇る怪獣映画の金字塔。


DVDマガジンとして安く入手出来たのであらためて観たがやっぱり凄い映画だった。
怪獣映画としての迫力も凄いが映画としての完成度も高い。
これまでに作られた怪獣映画の名作を何本か観たが別格の面白さ。
B級のゲテモノ映画ではなく社会派の一級品でもある。
しかも娯楽作品として出来ている。今観ても凄かった。
DVDは若干映像が暗くて観づらいが買って損なしの一本なのは間違いない。


ゴジラ

(1985年頃エンゼル東宝にて怪獣映画大会としてラドン、モスラと三本立てにて鑑賞後、何回か劇場で鑑賞。2009年10月DVDマガジン創刊号として鑑賞。)

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ショーン・オブ・ザ・デッド

2009年10月06日 | 時代劇
2004年 イギリス 100分 ホラー/コメディ/日本劇場未公開
監督/エドガー・ライト
出演/サイモン・ペッグ、ケイト・アシュフィールド、ニック・フロスト
(70点) コメディ仕立ての正統派ゾンビ映画

原因不明で人が死ぬ。死んだ人間ゾンビになって人襲う。そんでもってゾンビでいっぱい。ノロノロと人を襲うゾンビは低脳だけど、生きている人間も馬鹿ばっか。主人公のお人好しのショーンは元カノを助け馬鹿な仲間たち引き連れて行き付けのバーへと向かうのだ。ときによろよろ歩いてゾンビにまぎれて移動したりするが基本的に殴ってゾンビを撃破。日本未公開のB級ホラー作品ながら口コミで高評価を受けているコメディタッチのゾンビ映画。

軽いノリのパロディ作品ながら本家ゾンビよりも予算は上なのではないか。案外しっかりした出来で正統派のゾンビ映画になっている。何故だか本家以外のゾンビは強かったり動きが早かったりしてゾンビとしてのおもむきがなくて残念なものが多いが、これは動きも遅く、あっけないほど弱く、だけど数が多く次々と出てくる正統派でゾンビ映画としては気持ち良かった。でも、出てくる人間がいちいち馬鹿だったり根性悪だったりして個人的には苦手なキャラばかりでうんざりはした。お人好しの主人公も映画の中で慕われるほどの魅力はなく、やっぱりアホで感情移入出来なくて困った。

本家ゾンビのテーマ曲がギャグの一部に使われていてニンマリした。

ショーン・オブ・ザ・デッド

(2009年9月DVD100円レンタルにて鑑賞)

たまもの

2009年10月03日 | エロス
2004年 日本 65分 エロス/ドラマ/成人指定
原題「熟女・発情 タマしゃぶり」 
製作/国映 配給:新東宝
監督、脚本/いまおかしんじ
出演/林由美香、吉岡睦雄、華沢レモン
2004年ピンク大賞第1位、監督、女優、新人女優賞受賞!
(67点) 林由美香の代表作

喋らない由美香はボーリングの玉のように重い女。ふらふらとピン目掛けて一直線。ちょいと危ない女。だけど純。駄目男に引っかかって弁当作ったり好きなだけ抱かれたり尽くす尽くす。そしてその重さゆえ振られてしまう。職場のボーリング店長に押し倒されたおかげで奥さん怒らせ職場も追われる。駄目男が別の女と結婚前夜やって来て最後に一発と言われ素直にやらせるが・・・部屋に飾ったボーリングの玉が叫ぶ「ストラーイクいっぱ~つ!ストラーイク」。そしてその玉で男を。狂気な愛情をセリフなしで軽やかに演じた林由美香の代表作。

「あんにょん由美香」を観る前に代表作を観ておこうと思ったのだが、いまおか作品は好みじゃないと痛感。65分と短いから観れたがバカと根性悪しか出てこない映画は好きじゃない。ピンク映画には珍しく本番をしているらしいが、あんまりHシーンを観る映画ではないので、興奮度は低い。通好みの映画。

たまもの

(2009年9月DVDレンタルにて鑑賞)

日曜日は終わらない

2009年10月02日 | アニメ
1999年 日本 90分 ハイビジョンドラマ/青春
監督/高橋陽一郎  脚本/岩松了
出演/水橋研二、林由美香、塚本晋也、りりィ
   渡辺哲、山口美也子、大杉漣、沢木麻美
第36回シカゴ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞
第53回カンヌ国際映画祭《ある視点部門》招待作品
(70点) NHK制の幻の名作テレビドラマらしい

離婚して出ていた父親のコネで入った工場をリストラされた。ばあちゃんが車に跳ねられ死んだ。ばあちゃんを跳ねた男が母親と出来た。面白くない面白くない。風俗にでも行くか。林由美香が出て来てこんにちわ。日曜日に海へ誘うねん。雨だ。中止だ。家では父親面した男が仲良くしようと寄ってくる。空気入れでガツンだ。殺人で服役して出所して父親と暮らすことに。風俗嬢どおしてるかなー。探して会ってデートだデート。孤独な人々がいっぱい。そんなNHKハイビジョンドラマ。

感情を抑えた演出でたんたんと進行していくので個人的にやや退屈。後から思い出すとなかなか面白い芸術的青春ドラマではある。単発のテレビドラマでソフト化もされてなく観る機会は少ないので幻の作品らしい。
風俗嬢を演じる林由美香の役はとらえどころのない不思議な魅力を感じて可愛い。「あんにょん由美香」公開記念で上映されて隠れた代表作らしいので観た。娯楽作品ではないので観ていて結構辛かった。しかしこれを放送するとはNHKって案外なんでもあり?

(2009年8月シネマスコーレにてレイト鑑賞)

日曜日は終わらない