え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

青空エール

2017年06月23日 | 青春
2016年 日本(東宝) 125分 青春
監督/三木孝浩 脚本/持地佑季子 原作/河原和音
出演/土屋太鳳、竹内涼真、葉山奨之、堀井新太、松井愛莉
    志田未来、平祐奈、上野樹里

(90点) まっすぐな部活青春熱血少女漫画映画!作り手の本気度が伝わる一作!!

引っ込み思案の土屋太鳳だったが高校に入り応援がしたくて憧れの吹奏楽部に入る。
しかしこの学校の吹奏楽部は名門で、コンクールでの演奏ではなく野球部の応援演奏に憧れて入ってきた素人は浮いた存在に。
しかし同じクラスの竹内涼真が甲子園を目指し、甲子園でラッパで応援すると約束したので土屋太鳳は頑張るのだった。
そしていろいろあって先輩の志田未来が左折したり、竹内涼真が挫折しかけたり、土屋太鳳の心が折れそうになりながらも、いろいろあってクライマックスへ。
せ、青春だなー。


恥ずかしいまでの真っ直ぐな純愛・青春・友情・努力・挫折・そしてエール。
かーっ!!恥ずかしい!!だけど主演級の上野樹里や志田未来が脇を固め、こーんなに恥ずかしい話なのに、照れを持ち込まず本気で作り上げているのに参った。
土屋太鳳は「オレンジ」の演技が大嫌いで、それで観るのをためらっていたのだが、演技的にはオレンジと一緒だが脇が違う!ノリが違う!!まんまと感動してしまう。
結構シビアな部活モノだったが、ラストは少女漫画だね。まー、あーゆー終わり方で良かったけど・・・。
途中、顧問の上野樹里が叱咤激励で「奇跡は起こらない!練習が全て!!」とか言ってるのにエンディグ曲が「キセキ」っつうのはどうだろう?それがちょっと気になった。


(2017年6月TUTAYA新作5本1080円にてレンタル鑑賞)

キューティーハニー CUTIE HONEY -TEARS-

2017年06月22日 | 特撮
2016年 日本(東映) 92分 アクション/SF
監督/A.T. 、 ヒグチリョウ
原作/永井豪
出演/西内まりや、石田ニコル、三浦貴大、岩城滉一

(70点)言う程ひどくないが、足りないのはエロいカメラアングル。

ブレードランナーを安っぽくしたような近未来、セレブが快適に暮らすため最下層の人々は虐げられて生きていた。
そんな世界をコントロールしているのがアンドロイド シスタージル。
ジルの支配する世界を壊そうとレジスタンスが動き、その中には新聞記者早見青児がいた。
青児はさずっと探し求めていたハニーと出会い、ハニーはその流れでジルと対決する方向に話は進んでいく。


新作5枚1080円レンタルの一枚として借りる。
公開時の評判が悪かったみたいだが、言う程酷くなかった。
ストーリー、キャスティング、ギリOKな感じだったが、足りないのはアングル。
西内まりやが許してくれるとは思えないが、エロいカメラアングルで舐めるように撮ってくれたらハニーらしい傑作になったかもしれない。とりあえず私に嬉しい一本になったはず。仮面ライダーの坂本浩一監督だったらセクハラ的カメラアングルで魅せてくれたのに~~~っ!!!


(2017年6月TUTAYA新作5枚1080円にてレンタル鑑賞)

溺れるナイフ

2017年06月16日 | 青春
2016年 日本(ギャガ) 111分 青春
監督・脚本/山戸結希 脚本/井土紀州
原作/ジョージ朝倉『溺れるナイフ』(講談社『別冊フレンド』刊)
出演/小松菜奈、菅田将暉、重岡大毅、上白石萌音、市川実和子、ミッキー・カーチス

(80点) 菅田将暉が最高に美しい小松菜奈のアイドル映画

東京でモデルをやってた小松菜奈だったが家の事情で田舎へ引っ越し。
そこで菅田将暉と運命的な出会いをする。
イケメンと美少女は簡単に付き合いだしキャッキャするが、どうで良い奴によってキャッキャが終わってしまう。
なんとかお互い立ち直ろうとするが・・・。
美しい海の田舎町で短い青春の輝きとその終わりを描きかけた一作。


公開当時は観る気なかったのだが、宇多丸とかとその周辺で絶賛しているラジオ番組を聞いて気になった。
丁度その頃、私の中で空前の小松菜奈ブームが訪れかけていたこともあり、そのタイミングで観たかったのだが、ちょうど公開が終わってしまい、見逃してしまった。
やっとDVDレンタルが出たので観ることが出来た。
見終えた後でレビューを検索したら賛否両論と言うか非のレビューを多く見たが私にはそれなりに面白かった。
ここ最近何本も小松菜奈出演作を観てきたが本格的女優さんなんだろうなーと感じる。どの役もみんな違うのだ。
宇多丸とか菅田将暉をべた褒めしていたので菅田将暉の映画かと思っていたが確かに菅田将暉は素晴らしかったが小松菜奈の映画だった。思ったほど美人には映っていないが素の女の子っぽい演技が楽しかった。
第二ヒロイン男子の重岡大毅も楽しかったし、原作ではもっと重要な役どころらしい上白石萌音もただの友人Aになってない感が垣間見えて上手いとは感じた。
なんかヌーベルバーグやアメリカンニューシネマの青春映画を観てる気分だった。
アイドル映画としては十分。
それ以上の作品になりかけてはいたがアイドル映画どまり。それで十分だけど。
この監督の前作のアイドル主演映画も観たくなった。


(2017年6月16日TUTAYAにて5本1080円)

キングコング:髑髏島の巨神

2017年06月04日 | SF
2017年 アメリカ 118分 SF/アドベンチャー
監督/ジョーダン・ヴォート=ロバーツ
出演/トム・ヒドルストン。サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・グッドマン
    ジン・ティエン、トビー・ケベル、ジョン・オーティス、コーリー・ホーキンズ
(70点) 脇役のただいるだけの中国美人を愛でるキングコング映画

ベトナム戦争はなんだったのか。
そんな気持ちを抱えたアメリカ軍人が連れて来られたのは未知の孤島だった。
危険なミッションとは聞いていたが、聞いていたのとは違う。嵐を抜けて辿り着いた島でいきなり巨大すぎるコングがヘリコプターを襲う。
想像を絶する事態に隊員の半数以上が死んでしまい鬼軍曹はコングへの復讐を誓うが、実はこのコング、島の守り神的存在で、島にはもっと邪悪な気持ち悪ーい怪獣がいたのだ。
そんな島をそれぞれの思惑を秘めつつ右往左往。


B級映画とは知って観に行った。
TVCMで言ってた「全編クライマックス」って言うのは嘘。
怪獣映画として面白かったのはコングが登場してヘリコプターを次々と破壊していくシーンくらいか。
最強敵怪獣がただ気持ち悪いだけであまり魅力的でないのが残念。
元々の一作目の「キングコング」の前半が島で恐竜たちとコングのバトルが見せ場で、それをそれだけをリメイクして次回作は都会でコング大暴れなのかなと思っていたら次回作はアレだった。
個人的に一番魅力を感じたのはただいるだけの脇役中国美人。
でも、まー低予算B級怪獣映画を金かけて撮った感じで、コレはコレで有り。


(2017年4月15日 109シネマせて有料鑑賞)

女の子が頑張る部活二本立て

2017年06月03日 | 勝手に二本立て劇場
 


お彼岸の墓参り後に名駅のミッドランドスクエアシネマで何か観ようと思っていた。
タイミング的に「チアダン」か「ハルチカ」だったが、この地点で「ハルチカ」のことは知らなかった。
携帯の上映時刻情報を観て、ああ、橋本環奈のアイドル映画なのかと知ったばかりだった。

結局、広瀬すずとその他良く知らないけどカワイコちゃんがいっぱい出てる「チアダン」を観ることにした。
ミッドランドは会員割引でレイトなら1,100円だが、それ以外は1,500円。
金券屋で株主権を買えば1,300円だが、ポイントを貯めるのであれば1,500円の方が若干お得。
と言うことで当日券で観たのだが、なんとこの日、会員サービスデーで終日1,100円だった。

なら、続けてもう一本観よう。
タイミング的に「ハルチカ」だ。

この二本、映画の作りはほぼ一緒。
女子高生の部活もので、チアダンスか吹奏楽が違うだけ。
あと、実話を基にしてるか、実話を基にしていないかも違う。

実話を基にしている「チアダン」はハッピーエンドで、基にしていない「ハルチカ」はバッドエンド。
だけど、バッドエンドの「ハルチカ」の方が大盛り上がりのラストを決める。

二本続けて観るとよく似ていて、だいぶ違って、なかなか興味深かった。
あえての特集上映でない限り、なかなか出来ない二本立て。
「チアダン」は満員だったけど「ハルチカ」はガラガラ。
甲乙つけがたい両作だったが、女の子的に「チアダン」はパンフを買ってしまう。
広瀬すずではなく、中条あやみにやられてしまったのだ。
その後、ハルチカは再見してないがチアダンはもっかい観た。

チアダンの方が上映期間は長かった。