え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

トゥモローランド

2015年06月21日 | SF
2015年 アメリカ(ディズニー) 130分 アドベンチャー/SF
監督/ブラッド・バード
出演/ジョージ・クルーニー、ブリット・ロバートソン、
  ラフィー・キャシディ、トーマス・ロビンソン、ヒュー・ローリー

(100点)なんか昭和のSF漫画を今更デズニーが実写化したようなSF映画。アテナ萌え♪

謎の美少女アテネに導かれ発明少年フランクはトモローワールドへ。
あれから数十年、テロリスト少女ケイシーはアテナが密かにくれたバッジでトモローワールドを見る。
そして襲ってくるマニアショツプ店長。
謎の美少女アテナに助けられ、今はオッサンとなったフランクと共に目指すは幻の理想郷トモローワールド!


いや予告編で観たのとはちょっとイメージが違うなー。
なんか昭和のSF漫画か手塚治虫の24時間テレビ用アニメ「マリン・エクスプレス」とか「プライム・ローズ」とかを実写化したようなノリで、子供向けの娯楽映画だが大っきなお友達向け感も強い。
とにかくアテナちゃんが可愛い♪
可愛い顔してターミネーター級のアクション!!
主人公二人が魅力が薄いので悪目立ちしないようにアテナちゃんの活躍も抑え気味な感じがした。
日本人が作ったら完全にアテナちゃん映画になっちゃっただろう。
13歳のラフィー・キャシディ、萌え~~♪♪
ストーリーはやや粗いかもしれないがギリギリオッケー。


(2015年6月中川コロナ有料鑑賞)
 上映直前にマシントラブルがあったが上映後のエクスキューズはなし。
 ミッドランドのように招待券よこせとは言わんが、一言欲しかった。
 売店で行列が出来てるのに店員が厨房にこもって出てこないし、コロナの悪い面が見えちゃったけどその分映画は面白かったので、まー良し。しょーがない。その程度の施設だからしゃーない。その分、安くて空いてる・・・。

アンリミテッド

2015年06月14日 | アクション
2015年 アメリカ 94分 アクション/サスペンス/犯罪
監督/ダニエル・ベンマヨール
出演/テイラー・ロートナー、マリー・アヴゲロプロス
    アダム・レイナー、ラフィ・ガヴロン

(60点) パルクルーで犯罪モノの青春映画

メッセンジャーボーイのカムが出会った美女ニキを追いかけたらパルクルー。
身体一つで柵も塀も車もビルも飛び超えて軽快に飛び回るその姿にカムは惹かれる。
しかし彼らは実はパルクルーを使ってヤバイ仕事をしていた。
ちょうど自転車を無くし、仕事ができない状態。しかも中国マフィアから借金の催促をうけていたのでカムも仲間に入れてもらうことに。
でも一番の目的だったニキはリーダーの彼女らしい。
でもなんか訳あり。
いろいろな思惑が交差する中、大金が手に入る超ヤバイ仕事に取り掛かるが・・・。


109シネマで限定上映、TUTAYAだけでレンタルと、メジャー系マイナー映画な一本。
予告を観て気になったが見損ねた直後にレンタルされていた。
ビルを街を軽快に飛び回るパルクルーが気になったのだが、コソ泥の青春恋愛映画で、爽快感はなし。
まあ、B級アイドル映画としてそれなりの映画だが、結局のところ中国マフィア最強!と言うことしかわからなかった。
残念だったのは、パルクルーを使って逃亡するシーンが何回かあるのだが、追手が強すぎる。
そこはまんまと痛快に逃げて欲しいのに敵もパルクルーで追っかけてきて、せっかくのアクションシーンが打ち消しあって爽快感がない。
パルクルーものではリュック・ベッソが「ヤマカシ」とか「アルティメット」とか撮っているらしく、そっちの方がマシらしいので今度観てみようと思った。


(2015年6月レンタルDVDにて鑑賞)

劇場版 テレクラキャノンボール2013

2015年06月12日 | ドキュメンタリー
2014年 日本 132分 ドキュメンタリー/エロ/R18+
監督/カンパニー松尾
出演/カンパニー松尾、バクシーシ山下、ビーバップみのる、梁井一
 タートル今田、嵐山みちる、神谷まゆ、新山かえで、素人女性の方々

(70点) AV監督が東京から札幌までナンパしつつSEX撮影しつつレース

バイクとテレクラを愛するAV監督カンパニー松尾が先輩後輩のAV監督らとともに東京から札幌まで競争しつつ、テレクラや出会い系などでナンパしつつ、AV撮影し、そのクオリティーを競い、優勝したらモンドガールと好き勝手。
そんな意地とプライドだけを賭けた他人から見たらしょーもないレースの10時間にも及ぶドキュメントAVを劇場版に再編集。
口コミ宣伝でまさかの大ヒット、映画秘宝ベステンにも選ばれた話題作。


月産600本とも年間ネット配信・裏モノをいれると3万5千本とも言われるアダルトビデオの世界。
その中で生きるAV監督たちが意地とプライドと遊び心で耐久レース。
セックスシーンは早回しや編集でほとんど映ってないし、ほぼプスばっかりでエロとしては観る価値なし。
でも世の中にはこんな世界もあると言うことを知る上では有りっちゃあ有り。
返却日になってしまったので早回しして雰囲気だけ観ようとしたが面白かったのでついちゃんと観てしまった。
でも、観るに堪えない部分も多々あるので劇場じゃなくてレンタルDVDで良かった。


(2015年6月レンタルDVDにて鑑賞)

シンデレラ (ディズニーアニメ)

2015年06月10日 | アニメ
1950年 アメリカ(ディズニー) 74分 アニメ/おとぎばなし
監督/ウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスケ、クライド・ジェロニミ

(100点) 実写版を観た後に観るとさらにオモシロ、あのオチ・・・。

昔々あるところに継母にいじめられながらも健気に生きるシンデレラがいました。
ネズミだけが友達・・・。
ある日、お城で舞踏会が開かれ、継母と義理の姉は行ってしまったけど置いてけぼり。
そんなときに魔法使いがビビデバビデブー。
シンデレラはかぼちゃの馬車に乗り素晴らしいドレスを身にまとい、ガラスの靴はいて舞踏会へ。
当然王子様は夢中。
でも魔法の有効期限は12時まで・・・。


ディズニーによる実写版を観たらコッチも観たくなった。
以前に観てたつもりだったが初見だったようだ。
やっぱりコッチの方がそこはかとなくエロい。
物語りは関係のないネズミと猫の追っかけっこに時間を割いて本筋は随分端折ってるので実写版で補完しながら観れて良かった。
しかし、あのラスト・・・。
いきなりおとぎ話が落語になってしまうとは。
今は一杯の苦いお茶が怖い。
お後がよろしいようで・・・ってな感じで終わってビックリ。そこが面白かった。


(2015年6月レンタルDVDにて鑑賞)

レゴ・ムービー

2015年06月08日 | アニメ
2014年 アメリカ 100分 CGアニメ/ファンタジー
監督/フィル・ロード、クリストファー・ミラー
声の出演(日本語版)/森川智之、沢城みゆき、山寺宏一、羽佐間道夫

(100点) レゴで、映画で、究極のごっこ遊び大作

レゴの都市で普通に暮らすザコキャラのエメット君。
しかし、平和に見えたその街は支配者お仕事大王によって危機を迎えていた。
そして突然、伝説のヒーローとして敵に追われる身に。
でもそのあまりのザコキャラぶりにワイルドガールからは呆れられ、バットマンらからもそっぽ向かれつつも、スーパーマンやワンダーウーマン、ガンダルフや半魚人、ウッディ・アレンらとともにお仕事大王に立ち向かっていく。
そして、レゴワールドの真実に触れエメットくんは覚醒するのだ。


結論から言えば面白かった。
もともとレゴブロックには興味がなく、そんなレゴで作ったようなCGアニメを観る気はなかったのだが、さらに予告編が吐きそうになるほどつまらなくて、誰が観るの!?こんなの!!と思っていたのだが、観た人間の評判は異常に良い。
観た人は少ないのに「映画秘宝」のベストテンにも選ばれ、予告編でウンザリした人も頑張って観てくれと訴えていたのでDVDで拝見。
まだ新作なはずなのにどのレンタル屋も密かに置いてあるので3カ月くらい探した。
結論を言えば面白かった。
オチは見事♪
でも、CGではなく本当にレゴでアニメーションしたらその無駄な苦労に感動したはず。
英語版だとカッコイイ、テーマ曲「すべてはサイコー」が日本語版ではかっちょ悪いのが残念。


(2015年6月レンタルDVDにて鑑賞)

チャッピー

2015年06月08日 | SF
2015年 アメリカ/メキシコ/南アフリカ 120分 SF
監督・製作・脚本/ニール・ブロムカンプ
出演/シャールト・コプリー、デヴ・パテル、ヒュー・ジャックマン
    ニンジャ、ヨ=ランディ・ヴィッサー、シガーニー・ウィーヴァー

(100点) 純真無垢なロボコップチャッピーがチンピラに育てられ・・・。

近未来の犯罪都市、南アフリカではロボコップ軍団の活躍により治安は安定に向かっていた。
その開発者は実は人工知能を搭載した究極のロボット開発に心血を注ぎ、遂にプログラムが完成。
しかし、上司のシガニー・ウィバーからは「そんなの必要ない」と言われ、ショボーン。
内緒で廃棄処分されるはずだったロボコップを持ち帰り、勝手に開発しようとしてたところをチンピラに襲われる。
チンピラは開発者ならロボコップの操縦機を持ってんじゃねーの?と襲ったのだが、そんなものなかった。
代わりに持っていた廃棄ロボットを起動。
こうして生まれたてのチャッピーはチンピラのもとで強盗として育てられることに。
それとは関係なしに開発者のライバルは軍事用ロボットで大暴れするのだった。


この監督の出世作「第9地区」にハマらなかったので期待してなかったのだが、やっぱりコレもハマりはしなかったけど、アラもそれなりにあるけど、これはこれでちゃんと完成している。
ヒロインがブスなのが困ったものだが、全体的に汚いのはこの監督の持ち味なので納得するしかない。
個人的には大友克洋のナンセンス漫画と似た印象。
テクニックやセンスは凄いけど、好みじゃない。
でも凄いから否定は出来ない。あとは好きか嫌いか。
SF好きならとりあえず観ておくべき映画かと。


(2015年5月109シネマにて有料鑑賞)

イニシエーション・ラブ

2015年06月01日 | ラブストーリー
2015年 日本(東宝) 110分 ロマンス/ミステリー
監督/堤幸彦
出演/松田翔太、前田敦子、木村文乃、森岡龍、三浦貴大

(70点) どんでん返しだけが売りの80年代ラブスートーリー

イニシエーション(通過儀礼)としての恋愛をトレンディードラマに浮かれていたバブリーな80年代を舞台にどんでん返しのラストを売りに描いた、そこらへんのラブストーリー。
80年代、若者たちはコンパして出会って流行りのファッションやレジャーをしつつ恋に仕事に勤しんでいた。
デブッチョ鈴木はマユに出会って人生が大きく変わる。
そして鈴木は転勤で東京へ行きマユとは遠距離恋愛に。
しばらくは無事だったが同僚の美人とイイ仲になって、あんなに好きだったマユとは破局してしまうが・・・。


どんでん返しがなければドラマとしては面白味がなくキツイ内容。
でも、どんでん返しがあることを知っているとオチは見えてしまう。
前田敦子はそこそこ上手いし、木村文乃はチョーきれいなので楽しめはした。
でも、たくさん登場人物が出てくるのに鈴木とマユと美弥子しかいないようなちっぽけさも感じる。
底意地の悪いタイプの映画かと思ったら、割とあっさりめ。深読み出来なくもないけどエピソードが少なすぎ。
80年代の空気感も伝わってこなかったし、どんでん返しの面白さなら「運命じゃない人」や「アフタースクール」の内田けんじ監督作の方がはるかに上。
観終わった後喋りたくはなるのでメジャーなデートムービーとしては十分か。
一人ぼっちで観たけど・・・。


(2015年6月109シネマにてファーストデー価格にて有料鑑賞)

さよなら歌舞伎町

2015年06月01日 | ドラマ
2014年 日本 135分 ドラマ/R15+
監督/廣木隆一 脚本/荒井晴彦、中野太
出演/染谷将太、前田敦子、イ・ウンウ、ロイ、松重豊、南果歩、忍成修吾、我妻三輪子

(80点) ラブホ店長 染谷君の長い一日。なんて日だ!!

歌舞伎町のラブホテルを舞台に描く群像劇。
染谷君は同棲中の前田敦子には一流ホテルで働いていると言っているが実はしがないラブホ店長。
AVの撮影でやって来たAV女優が妹だったり、パートの南果歩が殺人犯をかくまっていてその日が時効だったり、ホテルの前で客引きをしてる売春婦が殺されたり、バンドをやってる彼女の前田敦子が枕営業の現場を目撃したりと盛りだくさんの一日で精神的にグロッキー。
なんて日だ!


超有名マイナー女優前田敦子の主演映画は駄作「もしドラ」しか観てなかった。
AKB卒業後、地味な映画に立て続けて主演し映画通には評価されつつあるので気にはなっていた。
大好きな青春映画「800」の廣木隆一監督作品で題材的にも気になったので観てみた。
ラブホテルを舞台にした群像劇としては面白かったが歌舞伎町感は感じなかった。
前田敦子は当然脱がないけど、それ以外の綺麗どころの女優さんのヌードは割と多めで嬉しい。
それにしても一日でいろんなことあり過ぎ?


(2015年5月岐阜シネックスにて夕方割引900円にて鑑賞)