ニッポン無責任時代

1962年　日本(東宝)　86分　コメディ/ミュージカル
監督/古沢憲吾
出演/植木等、ハナ肇、谷啓、犬塚弘、由利徹
　　　佐野愛子、中島そのみ、団令子
(90点)　植木等が歌って踊って立身出世♪

天下無敵のお調子者　植木等が口八丁手八丁　歌って踊って　まんまと洋酒メーカーに入社して　とんとん拍子に出世していく痛快会社喜劇の傑作。

いやいやテンポが早く盛りだくさんの内容であっという間の86分。
随分と前にビデオで観た。凄く面白かったのだがシネスコをテレビで観るには小さい。
だから午前10時の映画祭にラインナップされて絶対観ようと思った。
全然忘れてる。他の日本一シリーズとゴッチャになってた。
テンポよく次から次へと話が勝手に進んで行ってそれを歌と踊りと植木等で強引に突き進んじゃう映画だった。
ちょっと由利徹のくだりで退屈したけど、やっぱスクリーンで観れて良かった。

(2014年11月TOHOシネマベイシティにて有料鑑賞)


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ビンボーの秘密結社

1931年　アメリカ　6分27秒　短編アニメ/ギャグ/モノクロ
監督/デイブ・フライシャー
アニメーション/マイロン・ウォルドマン、グリム・ナトウィック
(100点)　個人的に幻のアニメ、Yuo Tubuで発見！

大昔のアメリカの短編ギャグアニメ。
犬のビン坊がマンホールの穴に落とされる。
そこには覆面軍団が待ち伏せていて「メンバーになれ」と脅される。
頑なに断って逃げるビン坊だったが次々と危機が襲ってくる。
そこに謎の美女ベティさん登場。
そんな悪夢的ギャグアニメの傑作。

何十年も前に自主上映会で観てそのラストの馬鹿馬鹿しさに腰を抜かした。
もう一度観たいと思っていた。宝島社から書店売りの廉価DVD「ベティ・ブープ」に収録されていたが買いそびれていた。まさかYuo Tubuで観られるとは！
アニメーション史1000本の中から傑作50作品を選出したジェリー・ベックの「グレーテスト・カートゥーンズ50」で37位にランク・インされているとか。
「ベティさん」とか「ポパイ」とか「スーパーマン」とか、超有名な短編アニメを生み出しているのに知る人ぞ知る存在となってしまったフライシャー兄弟だが、今見ても面白い。
あー面白い！

Yuo Tubu「ビンボーの秘密結社」

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静かなる男

1952年　アメリカ　129分　ドラマ/人情喜劇
監督/ジョン・フォード
出演/ジョン・ウェイン、モーリン・オハラ、ヴィクター・マクラグレン
(80点)　元ボクサーが恋して喧嘩して大騒ぎの古臭い王道人情喜劇の秀作

アメリカでボクシングのチャンピオンになったジョン・ウェインだったが対戦相手を殴り殺してしまった心の傷を抱えていた。
生まれ故郷のアイルランドの田舎町で静かに暮らそうとやって来た。
そこで勝ち気な行かず後家の美女に一目惚れして結婚しようとするが、土地問題で美女の兄と対立してしまう。
田舎の慣習で好きあっていても一緒になれないもどかしさにイラつくジョン・ウェインは遂に封印していた拳で決着つけるべく兄と殴り合いの大喧嘩を開始。
そんでもって田舎町はヤンヤヤンヤの大騒ぎ♪

西部劇の巨匠ジョン・フォードの生誕１２０周年を記念してのリバイバル公開。
もう一本の「駅馬車」が間に合わなかったのでコチラを観る。
流石に今観るには作りが古いが、それでも時間が経つとジワジワくる。
意外と恋が成就するのが早いのに拍子抜けしたが付き合いだしたり結婚したりするのに村の慣習で手こずるのが主題だった。
それなりに面白かったが映画館でなければ最後まで観れなかったと思う。

(2014年11月中川コロナにて有料鑑賞)

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フェイズ IV/戦慄! 昆虫パニック

1973年　アメリカ　84分　ＳＦ/サスペンス
監督/ソウル・バス
出演/ナイジェル・ダヴェンポート、マイケル・マーフィ、リン・フレデリック
(75点)　蟻んこさんが知的に人間を襲います。そんな昆虫パニックの秀作

宇宙線の影響で蟻んこさんが人知れず進化。
蟻んこさん同志で争うことを止め、共通の敵を倒したりなんかして、蟻んこさんの数が激増。
遂には人類に代わり地球の支配者になるべく行動を移しだす。
その異変に気付いた科学者２人が砂漠で蟻んこさん観察。
しかし実はそれも蟻んこさんの仕組んだことで逆に観察され利用されることになるとはー！

Amazonさんで通なSFDVDなどをザッピングしてたら出てきた一本。
日本未公開の昆虫パニックSFものなのでB級映画かと思いきや意外にも評価が高いし、TUTAYAの発掘良品にラインナップされているので借りて観てみた。
蟻の映像がイギリス国営放送のドキュメントなみの映像でそこにはビックリしたが、その部分がやや長めで退屈もするが、骨太の異色作と言えなくもない。
ただ役者が少ないうえに華がないので低予算感も感じる。
マニアが絶賛するほどの感動はしなかったが、それなりに十分面白かった。
気になる方には必見。

(2014年11月DVD準新作100円にてレンタル鑑賞)

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ヘラクレス

2014年　アメリカ(パラマウント)　98分　アクション
監督/ブレット・ラトナー
出演/ドウェイン・ジョンソン、イアン・マクシェーン、ルーファス・シーウェル
　　　 レベッカ・ファーガソン ユージニア、イングリッド・ボルゾ・ベルダル
(80点)　B級娯楽アクション史劇大作!!

神の子、英雄ヘラクレスが愉快な仲間と賞金稼ぎ。
王国の危機に手助けするが、その王は悪者だった。
ヘラクレスと愉快な仲間は正義のために王国と対決！

意外と評判が高いので観に行った。
それなりに十分面白かった。
予告等に出てくる怪物らが予告編出てる時間しか出てないのが逆に面白い。
戦闘シュミレーションっぽいところが楽しかった。
２Ⅾ字幕版が観たかったがスケジュール的に３Ⅾ吹き替え版を観る。
３Ｄは立体感はあるが箱庭感が強く逆に迫力がダウンしている気もする。
個人的には露出度の高い美女を３Ｄで楽しめたので満足。
もう少しドラマ性が欲しかった気もするが、コレはコレで。
軽く楽しめるのでＣＭ付テレビ放映で観た方が楽しめるかも。

（2014年11月中川コロナにて有料鑑賞）

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