え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ジョージポットマンの平成史 vol.2

2012年07月21日 | バラエティー
2012年4月18日発売 テレビ東京 歴史ドキュメンタリー風バラエティ
本編約80分+映像特典(計約90分)
通常販売価格:3,990円(税込)

(100点) ニヤニヤしながら性風俗の歴史が勉強できる学術バラエティーの秀作。

イギリスCBBとテレビ東京が共同制作し日本の歴史研究の第一人者ジョージポットマンが独自の歴史を辿る「平成時代」を学術的に調査した真面目な歴史ドキュメンタリー風味のシモネタバラエティー第二弾。
テレビ欄&エッセイ情報誌「テレビブロス」で特集紹介されていて知ったDVDだった。
この手のDVDはレンタル店には置いてないので買って見るつもりだったがまさかTUTAYAにあるとは!やるぜTUTAYA。期限切れの会員証を更新してレンタルだ。
でも、買っても後悔しなかった良質のDVDだった。
逆にレンタルで急いで見るものではなかった。

今回もシモネタオンリー。
スカートめくりの回が面白かった。
まとめて見ると言葉選びの引き出しの少なさが若干気になった。「コペルニクス的発想の転換」というキーワードがやたらと出てきた。
いや、その元ネタも知らんのだけど、ニュアンスで分かった気にはなってるけど。
ラブドールは興味深い。いや、欲しい!高けー、買えん。
映像特典のブレーンの紹介は興味深いけど癖が強すぎてテレビに出しちゃいけない教授たちだと思った。


【収録内容】

■童貞史 前編・後編
平成時代、30代後半男性の何と、4人に1人以上が童貞だという!
かつては「童貞開き」「盆踊り」「夜這い」など「童貞喪失の社会的装置」の存在し、SEX大好き国家だった日本。それが一転明治期に童貞賛美主義が広がるが、昭和にはまた童貞不遇時代が訪れ、かと思うと突如、平成になって「童貞礼讃文明」復活の兆しを見せていると言う。

■スカートめくり史
平成時代、日本の国民的通過儀礼「スカートめくり」が絶滅。
この平成時代最大の謎に「パンチラ」の歴史から「マリリンモンローの登場」、「ハレンチ学園」の衝撃などを経てスカートめくりの誕生と衰退を調査。

■ラブドール史
未曾有の不況を誇る平成時代に販売額が500%に増加したというオリエント工業のラブドール。
江戸時代の「吾妻型人形」なるラブドールから南極隊員の恋人「南極一号」の登場を経て現在に至るダッチワイフ・ラブドールの歴史を紐解く。


【映像特典】

平成時代の「知の巨人」&ポットマン教授 スペシャル対談
(1)堀江珠喜 大阪府立大学教授(主著「団鬼六論」「人妻の研究」)
(2)鹿島茂  明治大学教授  (主著「SとM」「ぼくたち、Hを勉強しています」)
(3)赤川学 東京大学大学院 准教授(主著「性への自由/性からの自由 ポルノグラフィの歴史社会学」)

(2012年7月TUTAYAにて新作DVD二本漫画五冊で800円にてレンタル)

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ジョージポットマンの平成史 vol.1

2012年07月20日 | バラエティー
2012年4月18日発売 テレビ東京 歴史ドキュメンタリー風バラエティ
本編約80分+映像特典(計約90分)
通常販売価格:3,990円(税込)

(100点) ニヤニヤしながら性風俗の歴史が勉強できる学術バラエティーの秀作。

イギリスCBBとテレビ東京が共同制作した真面目な歴史ドキュメンタリータッチのシモネタバラエティー。
日本の歴史研究の第一人者と称するジョージポットマンが世界に類を見ない独自の歴史を辿る「平成」を男子中学生的シモネタ目線で学術的に調査。
ぶっちゃけCBBなんて放送局もジョージボットマンなる教授も存在しないのだが、扱っている史実はほぼ事実。ただ、アダルトビデオをドキュメント映画と呼んだり、嘘とは言い切れないけれど誇張、誤釈、感覚のズレをテクニックとして使いまくりインテリの作った風刺ギャグビデオと言っていい内容。
NHKでは絶対やらない性風俗がらみの資料として価値のある一本だが、シモネタばっかりじゃなくてゲームとかお笑いとかファッションとか他の題材も似たような切り口で紹介して欲しかった。
レンタルで二本借りしてまとめて観たのでシモネタだけだと若干食傷気味。
でも買っても良かったなと思う良質のDVDだった。

テレビ東京で土曜の深夜に放送していたらしいけれど、ほんとうにDVDのまま放送していたのだろうか?
喘ぎ声とか放送禁止用語とかビーチクとか出まくり。
真面目なドキュメンタリーだから有りなのかDVD用に編集しなおしたものなのか。


【収録内容】
■人妻史 前編・後編
空前絶後の人妻ブームを迎えた平成時代。異常なほどの人妻ブームを万葉の時代から戦後の「団地妻」「金妻」ブームを経て平成の「一億総人妻溺愛文明」に至る壮大な歴史の謎に前後編で挑む。

■白ブリーフ史
昭和まで日本の国民的衣装だった白ブリーフが平成時代に突如衰退。
戦後、女性達の憧れの的だった白ブリーフが何故「キモイ」、「ダサイ」と言われる様になったか?

■性教育史
平成時代、過激な性教育が見られる様になってきていると言う。明治期以降の日本の性教育の変遷を紐解いていく。


【映像特典】
「ピンクチラシ史」
かつて電話ボックスに貼りまくられていた風俗店のピンクチラシの誕生から消滅の歴史を紹介。


(2012年7月TUTAYAにて新作DVD二本漫画五冊で800円にてレンタル)

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アメイジング・スパイダーマン 3D (日本語吹き替え版)

2012年07月17日 | アクション
2012年 アメリカ 136分アクション/SF/青春
監督/マーク・ウェブ
出演/アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リース・イーヴァンズ
   デニス・レアリー、キャンベル・スコット、イルファン・カーン
   マーティン・シーン、サリー・フィールド

(80点) 前三部作からわずか5年でのリメイク。普通に面白い。

科学者の父親は母親とともに幼いピーターを親戚に預けて失踪後事故死。
そんなピーターだったがすくすく育ち正義感の強い陰気な高校生になっていた。
そして父の失踪の謎を探して父の同僚だった博士の研究所に忍び込むが、遺伝子操作で生み出されたクモに刺されて超人パワーを手に入れてしまう。
いろいろあって最愛の叔父が殺されたり、カワイコちゃんとイイ仲になったり、全身タイツ着て悪人狩りを始めたり、トカゲ人間と戦ったりしつつ、街は大パニックとなり、そんな中、カワイコちゃんとはまんまとイイ仲になるのだった。


まだリメイクするには早い感じがしたが、それなりにちゃんと出来ている。
まあ「スパイダーマン3」ぐらいの面白さはあったけど、「1」ほどの感動は得られなかった。
前三部作よりヒロインが可愛くなっていたのは良かったが、全体的にライトな仕上がりでノリはテレビドラマっぽい。
3Dも前半は立体感を楽しめたが肝心のアクションシーンでは3D慣れしちゃったのか立体感を楽しめなかった。
水準以上の面白さはあるけど、続編が楽しみと言う程ではない。
続編で良い意味で化けることを期待。


(2012年7月中川コロナにて有料鑑賞)

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マックス・エルンスト展

2012年07月16日 | その他、雑記など
愛知県美術館開館20周年記念
マックス・エルンスト-フィギュア×スケープ
2012年 7月13日(金)― 9月9日(日)


開催したばかりの日曜の夕方3時から5時にかけて見てきたが30人前後の入りで空いていた。
ゆっくり見るにはちょうど良いが、ちょっと認知度が低い?

作品のほとんどが国内の美術館の所蔵品をかき集めてきたものが中心で極めつけのエルンスト作品があったかどうか初心者の私には不明。
でも、ところどころ大作や興味深い作品、楽しい立体像などがあって、それなりに見応えのある展示会ではあった。

ただ、解説が専門的で長く小難しくつまらなく、それだけ説明しておいてそのコーナーの作品が少なかったりして、展覧会の作り方がイマイチ。
シュル・レアリズムとかエルンストとか技法とかにそれなりに詳しければいいのかもしれないが、おのぼりさん的な客には逆に解説が邪魔。

テーマとか技法とかその時代性とかいろいろあるだろうけど、単純に作品の面白さだけで見た方が私には楽しかった。
ロビーでは親子で技法を楽しめる体験コーナーがあって、それは良かったし、グッズで技法セットが売ってるのも良かった。
展覧会の解説が難しかった、つまんなかったのがマイナス。

わりと小じんまりとした展覧会でした。
地元でエルンストに興味のある方は見た方が好いです。


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バイオハザードIV アフターライフ (2D版)

2012年07月02日 | ホラー
2010年 アメリカ 97分 アクション/SF/ホラー
監督/ポール・W・S・アンダーソン
出演/ミラ・ジョヴォヴィッチ、アリ・ラーター、キム・コーツ、中島美嘉

(70点)3Dを見せるためだけの映画。2Dで観てしまった・・・。

東京はゾンビと化した中島美嘉によって壊滅したかに見えたが、まんまと現況のアンブレラ社の地価基地は生き残っていた。
そこに免疫ウィルス保持者の最強ジョヴォヴィッチがクローン集団を使って潜入。
アンブレラ社は東京基地を爆破して全てを隠蔽。
しかしそんな中生き残ったジョヴォヴィッチは生存者を求めてアラスカへ。
そこには未感染のユートピアがあるとか。
しかし、それはアンブレラ社による罠だった。
ジョヴォヴィッチは知り合った野郎共とユートピアへ向かうが、ときどき襲ってくるゾンビに仲間たちは殺され、おっとどっこい生きてるジョヴォヴィッチ。
嗚呼、ジョヴォヴィッチ、ジョヴォヴィッチ。監督の嫁、ジョヴォヴィッチ。


ホラーかと思ったら、もう全然ホラーじゃないのね。
ただのヒロインアクション映画。
ゾンビも大量にいるけど、ほとんど戦隊モノの戦闘員的に襲ってくるだけ。
このあとに同監督が撮った「三銃士」が面白かったので観たが3D的な画面演出を2Dで観たので臨場感はもうひとつ。
つまんなくはないけど、3D映画としての価値以外とくに何も無い映画。
オープニングに出てくる女の子が中島美嘉だと言うことはデータサイトを検索するまで気づかなかった。


(2012年7月浅草中映にて1,000円で鑑賞)
同時上映は「ファースター 怒りの銃弾」だが観なかった。


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