え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

リアル・スティール

2012年01月28日 | SF
2011年 アメリカ 128分 親子の絆/ロボット格闘
監督/ショーン・レヴィ
出演/ヒュー・ジャックマン、ダコタ・ゴヨ、エヴァンジェリン・リリー

(45点) ロボット格闘で父子愛のファミリー感動巨編?特撮は必見!

元ボクサーのやさぐれ中年ヒュー・ジャックマン。
その場しのぎのロボットボクシングで各地を転々としているが馬鹿と根性悪が高じてトラブルが絶えない。
飯の種のロボットをオシャカにして困っていたとき10年ぶりに息子と再会。
母親が死にその妹が引き取りたいと言う。親権を放棄することで手に入れた大金でロボットを購入。少しの間父子で過ごすことになるが、関係はギクシャク。
息子を売ってまでして手に入れたロボットも考えなしの試合で大破。
仕方なくゴミ捨て場でパーツを物色中、偶然息子が発見した旧式のスパーリングロボット「アトム」。
こいつが思いがけず強くてロボットボクシングで勝ち進み人気を得ていき、ついでに父子の絆も深まったりして・・・。


ひょっとしたら面白いかも!と期待しつつ観始めて、ひょっとしたら凄いかも!と思いつつ観進めて、なんかオカシイと思い始め、それでもまんまと感動するかもと思いきや、どうにも的外れな幕切れで困惑の全米では大ヒットのファミリー感動巨編。
スタッフ・キャストは素晴らしいのでそれなりに見応えはあるのだが、企画倒れ、盛り込みすぎて上っ面なシナリオ。そもそもロボット格闘でお涙頂戴の父子映画にすることが間違っている。
また最近の映画は馬鹿しか出てこなくて観ていて辛い。
特撮は素晴らしい。父子の役者は魅力的。
でも、ロボット愛を感じない。博士がいない。
悪役が無駄に二組出てきて魅力半減。
困った映画だった。
評判は悪くないみたい。・・・そうなんだ。つまんなくはない。
もしかするとかなりの珍品。


(2012年1月中川コロナにてコロナ周遊券にて鑑賞)

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フライトナイト 恐怖の夜

2012年01月22日 | ホラー
2011年 アメリカ 120分 ホラー/青春/吸血鬼
監督/クレイグ・ギレスピー 原案/トム・ホランド
出演/アントン・イェルチン、コリン・ファレル、イモージェン・プーツ
    クリストファー・ミンツ=プラッセ、デヴィッド・テナント

(85点) オススメ!オリジナルよりはマニア愛が薄いがヒロインがめちゃ綺麗♪

オタク友達と縁を切り高校デビューに成功したアントン君。
アイドル的美女を彼女にしてウキウキらんらん♪
その頃近所では失踪事件が相次いでいた。かつてのオタ友の幼馴染も消息不明。さらにそれは吸血鬼のせいだ!と忠告するかつての親友も姿を消した。
その吸血鬼は最近隣に引っ越してきたちょっとワイルドなマッチョらしい。
やっと事の重大性に気づいたアントン君だったが吸血鬼に家を爆破され彼女もさらわれてしまう。
バンパイアハンターキャラで御馴染みのマジシャンに強引に会い吸血鬼撃退の秘策を聞きに行くが・・・。


80年代に吸血鬼映画にアメリカン青春モノの要素を取り入れて新風を巻き起こした秀作のリメイク。
オリジナルにあった吸血鬼映画へのマニアックなこだわりは無いものの、それなりにエンターティメントとしての面白さを出していて意外と良い。
ただヒロインが魅力的すぎる。
「マスク」で登場したときのキャメロン・ディアスを思い起こす美しさと愛嬌に溢れ、逆になんでこんな美女が冴えない主人公に惚れているのかが分からない。
吸血鬼もがさつな嫌な奴にしか見えなくて、もう少しダークな魅力が欲しかった。
マジシャンのバックボーンが今回の新要素だったがそれは良かった。
何年か振りにパンフレットを買ってしまうくらい面白かった。
でも3Dらしさは皆無だった・・・。


(2012年1月中川コロナにて男性1,000円+3D代300円にて鑑賞)

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源氏物語 千年の謎

2012年01月22日 | 時代劇
2011年 日本(カドカワ) 136分 時代劇/ロマン
監督/鶴橋康夫
原作/高山由紀子『源氏物語 悲しみの皇子』(角川書店刊)
出演/生田斗真、中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之、東儀秀樹
    真木よう子、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、田中麗奈

(30点) え!源氏物語ってホラーだったの?生霊田中麗奈大暴れ!

世界最古の恋愛小説と言われる「源氏物語」は時の権力者東山紀之が紫式部こと中谷美紀を抱いて抱いてメロメロにして政治の道具として書かせたものだった。
物語の中ではマザコン男ヒカル君こと生田斗真が死んだお母ちゃんそっくりの義母の真木よう子を想いつつ童顔多部未華子を正妻にしたが熟女好きが高じて未亡人田中麗奈に手を出した。
禁断の恋に燃えた田中麗奈は生霊となって多部未華子に襲い掛かる。
そのとき現実世界の安倍晴明が立ちふさがる!


オッサンだらけの戦争ドラマ「山本五十六」を観たら女だらけの映画が観たくなって続けてコレを鑑賞。
ね、眠みーわ。
なんか全編睡魔に襲われながらの鑑賞だったのでまともな評価はしちゃあいけないのだが、映画終了時、後ろの座席の20代らしき女性客二人が「つまんなかったねー。」と言っていて安心した。
そうだよね、つまんないよね!良かった。やっぱりつまんなかったんだ!!
おそらく生田斗真目当てで観に来たであろう女性客の反応に胸をなでおろした。
まず斗真君が現代っ子にしか見えない。イメージ的に三枚目キャラが似合うと思うのだが一生懸命二枚目キャラを演じていて「嵐」松本潤のバッタモンにしか見えなかった。
しかし、源氏物語がこんな話だなんて思わなかった。ほとんどホラー。
現実世界の紫式部の話はオマケ程度にしか見えなかった。
真木よう子は綺麗だったし、美女もそれなりに出てきてよろめきシーンもワンサカ。
だったら乳首のひとつも出せや!と言いたくなる中途半端さに始終眠気が治まらなかった。
AV女優使っての低予算Vシネでやったらオッパイパワーでお目目パッチリ鑑賞できたのかも・・・。


(2012年1月中川コロナ割引券使用1,000円にて鑑賞)

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聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-

2012年01月22日 | ドラマ
2011年 日本(東映) 140分 戦争/ドラマ/実話
監督/成島出
出演/役所広司、玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、
    原田美枝子、瀬戸朝香、田中麗奈、伊武雅刀、香川照之

(68点) 役所広司の食事シーンしか印象に残らない大作風味の戦争ドラマ

アメリカとの戦争に反対しながらもハワイマレー沖開戦の指揮を取ることになった軍人・山本五十六。
世界情勢と日本の立ち居地を分かりながらも時代に飲み込まれながら、なんとか日本の生き残りを考えるが、それとは裏腹に英雄として持ち上げられ世界大戦の泥沼へと陥って行く。
そして山本五十六こと役所広司は水饅頭を食べ、魚を食べ、将棋をするのだった。
そんな役所広司をみつめる新人新聞記者の玉木宏。


「男たちの大和」の東映が贈る超大作!という宣伝文句に乗っかって観に行ったのだが、予算が二桁足りない印象。
次々に出てくる男優陣はなかなか豪勢だったし、戦闘シーンもそれなりに迫力はあった。
ただ爆発シーンが特撮ヒーローもののCGエフェクトレベルなのが残念。
そう言えば敵が出てこない。
敵機らしい飛行機が爆撃してくるだけで、あとはニュースフィルムで戦争を説明。
なんだか飯ばっかり食べてる役所広司を観ているだけの戦争映画だった。
いろいろ知らない事実を教えてはくれたがこれが日本の超大作映画かと思うと寂しい。


(2012年1月中川コロナにて割引券使用1,000円で鑑賞)

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ミッションインポッシブル ゴーストプロトコル

2012年01月22日 | アクション
2011年 アメリカ 136分 アクション/スパイ/大作
監督/ブラッド・バード 
製作/トム・クルーズ、J・J・エイブラムス、ブライアン・バーク
出演/トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグ
    ポーラ・パットン、ミカエル・ニクヴィスト、ウラジミール・マシコフ

(60点) トム・クルーズが、走る!跳ぶ!ぶら下がる!!

仲間が殺され、核爆弾の機密情報が盗まれた。
そんでもって例によって敵扱いを受けた我らがトム・クルーズは国や警察に追われながら汚名返上・世界平和のためにテロリストを追いかけ世界を駆け抜ける。
そして世界中でドカーンドカーン!


ごめん。
ライダー観た後でシネコンの敷地内にある温泉につかり、ほんわか気分で眠気に襲われながら観たので集中力に欠けていた。
だから、あんまり面白くなかった。
つまんなくはない。超大作だし派手なアクションシーン満載なのだが、なんかイマイチ華がない。
ロシアン美女の殺し屋が唯一印象的だったがあんまし重要な役どころでなかったのも残念。
街中砂嵐の中の大追跡はその土地の自然スペクタルらしいと後から友人に教えられたが、アレはなんだったのか分からず観てたらちょっとノレなかった。
結局のところこのシリーズがあまり好みでないだけなのかも。


(2012年1月3日中川コロナにてポイント鑑賞)

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仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX

2012年01月16日 | アクション
2011年 日本(東映) 95分 アクション/ヒーロー/特撮
監督・監督/坂本浩一 脚本/中島かずき、小林靖子
出演/福士蒼汰、渡部秀、真野恵里菜、三浦涼介、高田里穂、益岡徹

(80点) オーズ、フォーゼ、総出演の三部構成。好きな人には大うけ♪

ライダーメダルとライダースイッチ集めて液体人間使って悪いことすんねん。
そんな悪の益岡徹をやっつけるべくオーズはパンツをはためかせて帰ってきた。
フォーゼは空から落ちてきたカワイコちゃんの真野恵里菜に恋をしたが、それが液体人間でフォーゼの真似してオンニャの娘ライダーに変身だ。
そんでもって初期仮面ライダー7人衆も駆けつけて益岡徹一人をやっつけるねん!


まーとにかく真野恵里菜の可愛いことと言ったら!変身後の猫っぽいライダー姿もお尻や身体のラインがぴっちりとキュートでた・たまらんッス。
映画自体もオーズ編、フォーゼ編、ムービーメガマックス編と三部構成お腹いっぱいの楽しさ。ただ個人的にはフォーゼ編が面白すぎたのでこれだけで映画にして欲しかった。
ライダーの初恋は甘酸っぱくて、それなりにありきたりだけど良いです。
しかし、今回の敵の総大将が益岡徹って、20年前に益岡徹を初めて知った菊池桃子主演のアイドル映画「テラ戦士ΨBOY」のときの超能力ミュータントを思い起こすなー。

(2012年1月3日中川コロナにて金券900円で鑑賞)

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マネーボール

2012年01月02日 | ドラマ
2011年 アメリカ 133分 ドラマ/野球
監督/ベネット・ミラー
出演/ブラッド・ピット、フィリップ・シーモア・ホフマン、
    ロビン・ライト、キャスリン・モリス、ジョナ・ヒル

(77点)貧乏球団が経済理論で勝ちあがって行く実話をブラピで地味に映画化。

貧乏球団の若きゼネラルマネージャー、ブランド・ピット。
リーグ優勝をあと一歩と言うところで逃し、しかも看板選手を次々と金持ち球団に奪われ困ってしまってワンワンワワン。
そんなある日、別球団にコネで入社したデブのインテリの話にインスパイア!
そいつは野球の素人だけど経済理論に詳しく、根性理論の野球経営に付いて行けず浮いた存在だった。
ブラビはそのデブチンをスカウトし、貧乏球団を経済理論で安く賢く改革しようとするが、古株のスカウト陣や監督らと衝突しまくり。
しかし、強行突破でやり遂げチームは生まれ変わるのだった。


原作のノンフィクション小説が好きで、まさかアレをハリウッドがブラピで映画化するとはビックリだ。
映画は原作とは違うアプローチで描いていて原作のファンとしてはイマイチ旨みを感じなかった。
貧乏球団が独自の経済理論で勝ち上がって行くという痛快さが感じられなかった。
代わりに改革者のゼネラルマネージャーの心の葛藤を中心に描いていて、そういう映画としてはちゃんと出来ているけど正直地味でつまんなかった。
でもブラピの片腕となるデブちゃんが「らしく」て良かった。
お正月の一発目で観る映画ではなかったけれど賞取り映画としてはそこそこなのかも。


(2012年1月1日ゴールド・シルバー劇場にて1,000円で鑑賞)
 いや、それよりも2012年2月3日でゴールド・シルバーが閉館のニュースに衝撃!

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