え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

アンダルシアの犬

2014年03月31日 | クラッシック
1928年 フランス 17分 アート/アヴァンギャルド
監督・製作・脚本/ルイス・ブニュエル
共同脚本/サルバドール・ダリ
出演/ピエール・バチェフ、シモーヌ・マルイユ、ハイメ・ミラビエス
    サルバドール・ダリ、ルイス・ブニュエル

(100点) 紀伊國屋書店版は音楽付劇場公開版!

月夜、細長い雲が月の前を通り過ぎていく。
男の持つカミソリは女性の眼球を切り裂きながら通り過ぎていく。
タンゴのリズムに乗り、男は自転車を走らせ、大通りで転倒し息絶える。
そして部屋では男と女が争い、男の手には無数の蟻が群がる。
ピアノにくくりつけられた牛の死体と牧師様。
扉を開ければそこは海。
男と女は踊るように消えて行く。


アート系の映画にハマるきっかけとなった映画の一本。
シュルレアリズム映画の金字塔として語られ、ダリとの合作で生まれたブニュエルのデビュー作。
もともとサイレントなのだが、1960年に監督の指示により「トリスタンとイゾルテ」と「コンチネンタルタンゴ」がつけられたバージョンを観た。
その印象が強かったのだが後に出たビデオやDVDでは中途半端な幻想的な音楽がつけられていて、ずっとこの劇場版を探していた。
それが紀伊國屋書店から出ていることを知ったが、お値段が約5,000円とちょっとお高め。しかしアマゾンで調べたらプレミアがついてか15,000円くらいで取引されていた。
一年近く買うのを迷った挙句ソフマップで一割引きの4,500円で購入。
さっきアマゾンをチェックしたら3,000円ほどで売られていた・・・。
特典としてテレビドキュメンタリー「ブニュエルの秘かな楽しみ」が同時収録されているがダリと共作の「黄金時代」とのカップリングの方が嬉しかった。「黄金時代」は気になりつつ未見。


(2014年1月セルDVD購入鑑賞)
(初回鑑賞1980年代ゴールド・シルバー劇場フブニュエル回顧特集にて)

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アナと雪の女王 2D 日本語吹き替え版

2014年03月30日 | アニメ
2013年 アメリカ(ディズニー) 102分 ファンタジー/ミュージカル
監督/クリス・バック、ジェニファー・リー
原案/アンデルセン『雪の女王』 脚本/ジェニファー・リー
声の出演/クリステン・ベル、イディナ・メンゼル、ジョナサン・グロフ
日本語版/神田沙也加、松たか子、原慎一郎、ピエール瀧、津田英佑

(58点) アカデミー賞受賞の大ヒット作・・・

王女姉妹のエルサとアナ。
姉エルサには触れたものを凍らせてしまう魔法の力があった。
幼い頃その力によって妹アナを危険にさらしてしまったエルサは魔法を封印するため部屋に閉じこもることに。
しかし不慮の事故で両親を亡くし、エルサは女王としてアナと国民の前に出なければならなくなる。
そして戴冠式の日、なんとかこの日だけは乗り切ろうとするが魔法の力が暴発、夏を冬に変えてしまい、そのまま山奥へ姿を消す。
エルサの力のことを初めて知ったアナは姉と王国の危機を救うため、雪山の奥深くへと旅立つ。


それでもまんまと感動させてくれると期待していたのだが、脚本がイマイチというか、上っ面と言うか、説明不足だけなのか、薄っぺらく甘っちょろい子供だまし映画にみえてしまった。感動できそうでしきれない歯がゆさよ。
「雪の女王」と言えば1957年制作のソ連版長編アニメを見てしまっていてアレが凄すぎたので甘く見えたのかもしれない。
善悪が曖昧に描かれていて、とくに王子さま的役割が二人登場する必要があったのか疑問。
他のお客さんから「面白かったねー」と言う声も聞こえてきたので普通には楽しめるのかも。
本当は字幕版が見たかったのだが劇場が吹き替え版の方が3倍の大きさだったので吹き替えの方を見ることにした。
デズニーは吹き替えは話題性ではなくちゃんと作品にあったものをつけてくれるし、やはり大きなスクリーンで見るべき映画だったのでコッチで良かった。
アナ役の神田沙也加の明るい歌声は好きだな。


(2014年3月中川コロナシネマ3にて有料鑑賞)
 同時上映 ミッキーのミニー救出大作戦(6分)

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ミッキーのミニー救出大作戦 (短編アニメ)

2014年03月30日 | アニメ
2013年 アメリカ(ディズニー) 6分 コメディ
監督/ローレン・マクマラン 製作総指揮/ジョン・ラセター
声の出演/ウォルト・ディズニー

★★★ アナと雪の女王の前座アニメ

古いモノクロ映像のミッキーとミニーが馬車に乗ってお出かけ、そこへ車に乗った悪者がミニーに一目ぼれ誘拐する。
そのときスクリーンが破れて映画の外に出てしまい立体カラーになってしまうミッキー。
なんとかモノクロ映像の中のミニーを救おうと奮闘。


オマケアニメとしては軽くて十分。
手塚治虫の短編アニメ「おんぼろフィルム」を思い出した。
本編の「アナと雪の女王」よりも面白いとの声も。


(2014年中川コロナシネマ3にて「アナと雪の女王」同時上映として鑑賞)

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悪魔のいけにえ

2014年03月29日 | ホラー
1974年 アメリカ 84分 サイコホラー
監督・製作・脚本/トビー・フーパー
出演/マリリン・バーンズ、ガンナー・ハンセン、エド・ニール

(100点) 何度見ても不快な芸術的ゲテモノ映画の古典

テキサスには殺人一家が住んでいる。
若者グループも次々殺された。
変なマスクかぶった大男がいきなりハンマーで、ゴン!
肉をつるす巨大かぎ針で、ザクっ!!
電動のこぎりで、バリバリバリバリーーッ!!
そして、どこまでもどこまでも追っかけてくる。
ただ、それだけの映画。
楽しくないったらありゃしない。あーやだやだ。


好きじゃない。
好きじゃないのに、けっこう何度も観てる。
ホラー史と言うよりも映画史に名を残す名作。
昨年「殺しのドレス」から「ヒッチコック」そして「サイコ」と、サイコ関連の映画を立て続けに観てしまったのでサイコと同じエド・ゲイン事件を基にした「悪魔のいけにえ」も観たくなった。
いやー、しかし何度見ても気分悪くなるわー。
そこが凄い。
まず被害者となる車椅子の野郎が生理的に受け付けん。
でもレザーフェイスが出てくるシーン、あの肉切り部屋の赤い壁の美しさと不気味悪さにちょいウットリ。
上映時間が短いのでこれが本当に名作なのか出来そこないの駄作なのか判断する前に終わってしまう。
スプラッタームービー(血まみれ映画)の元祖にして最高峰とされるが直接的に血しぶきや殺人シーンはほとんど描かれてないらしい。
生理的嫌悪感をパワフルに見せつけ、何度見ても不快感と言う感動を提供してくれる稀な一本。


(2014年2月DVD70円レンタルにて鑑賞)

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悲しみよりもっと悲しい物語

2014年03月28日 | ラブストーリー
2009年 韓国 105分 ロマンス
出演/クォン・サンウ、イ・ボヨン、
    イ・ボムス、チョン・エヨン、チョン・ジュノ

(70点) 泣き系恋愛映画

共に幼くして両親を失ったケイとクリーム、高校で運命の出会いをするが互いに愛し合いながらも、想いは内に秘め親友として一緒に暮らす2人。
ケイには、不治の病で余命わずかという秘密があった。
そして秘かに、自分に代わってクリームを生涯守ってくれる男性を見つけるべく奔走する…。


数年前テレビで誰かがこの映画のことを褒めていてずっと気になっていた。
主人公が不治の病のため想いを打ち明けない設定だけで切ない。
結構ムチャな映画だけど登場人物に嫌味を感じないので意外とすんなり見れた。
でもオープニングとエンディングのベテラン歌手のくだりが物語と絡んでないのがもうひとつ。
あと、これ観たのが1~2ヶ月前なのだが、すっかり内容を忘れていた。
ネットで作品情報を検索してそう言えばこんな映画だったと思い出す程度の印象しか残ってなかった。


(2014年1月DVD70円レンタルにて鑑賞)

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K.G カラテガール

2014年03月27日 | アクション
2010年 日本 91分 アクション/青春/馬鹿映画
監督/木村好克 
脚本・アクション監督・プロデューサー/西冬彦
出演/武田梨奈、飛松陽菜、中達也
    リチャード・ウィリアム・ヘセルトン
    滝沢沙織、堀部圭亮 、山寺宏一(ナレーション)

(50点) 空手バカによる最強の素人映画!!

凄いぞ。こいつは凄いぞ!作っている方は本気だ。でも根本的にオカシイ。

沖縄に世界最強の空手の達人がいた。
その男の黒帯は代々受け継がれ、それを持つものは世界最強として絶対的な力を持つ。
その黒帯を手に入れるため野心家の堀部圭亮は継承者の中達也を一家皆殺しして奪うが、黒帯は偽物だった。
しかも長女は名を変えて生きていた。武田莉奈だ。
偽物と知りつつも堀部圭亮は本物と偽り闇の世界で絶大な力を維持してきた。
武田莉奈の妹を殺人マシンに仕立て、その他にも誘拐してきた子供たちを殺人マシンに教育し世界中に売りつけていた。
しかし武田莉奈と黒帯の存在に気づく。
巨大な敵を前にして武田莉奈のハイキックが炸裂!


いやはやどおしたらいいものやら。
本物の空手チャンピオンの武田莉奈デビュー作「ハイキック・ガール」に続き同スタッフ・キャストで作ったトンデモ映画。
「ハイキック・ガール」もなかなかセンスのぶっ飛んだアレな快作だったが、センスやストーリーは上回り、予算は下回る孤高な珍品に仕上がっている。
でも本気なのだ。誰も馬鹿映画を作ろうと思っては(たぶん)いない。
そこが、なんか凄い。
ただ流石にプロの役者である堀部圭亮と滝沢沙織は分かって動いている。
もう少し予算があればもっと馬鹿炸裂してたかもしれないがラストの武田莉奈歌う軽すぎる主題歌の脱力感はたまらない。
アニメ「北斗の拳」の同時上映として東映の夏休み映画で公開してたらサイコーだったかも。
あの「北京原人」以来の衝撃を感じた。


(2014年1月70円レンタルにて鑑賞)
70円の価値は十分にあり!

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凄いぞ、粕漬け!!

2014年03月26日 | その他、雑記など
鈴波 名駅エスカ店 日替わり鈴波定食1,150円
★★★★

エスカや栄地下街でよく行列を作っているのを見て気になっていた粕漬けの定食屋。
今回で行くのは二回目。
前回は粕漬けの定番で極め付けであろう「銀ダラ定食」を食べ大変美味しかった。

今回はそれより安い日替わりの定食を頂くことにした。
魚は何でも良かったのだ。
でもこの日は「鮭」だ。

シャケか~。
鮭は普通に美味い。美味すぎる。
粕漬けにしてしまっていいものだろうか?

期待と不安を胸に運ばれてくるのを待つ。

来た。

食った。

!!っ。


いや、美味いよ。
でもこれは粕漬けだ。前回食った「銀だら」と変わらない。
せっかくの鮭が台無しだ。
いや、美味いんだよ。

粕漬けって凄いなー。
今度はサバあたり行ってみるか。



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テレビ朝日開局55周年記念ドラマ 宮本武蔵

2014年03月26日 | 時代劇
2014年 日本 約4時間 時代劇/スペシャルドラマ
3月15日(土)~16日(日) 21:00~23:21 テレビ朝日
視聴率 第1夜 14.2%  第2夜 12.6%
監督/兼崎涼介 原作/吉川英治 脚本/佐藤嗣麻子
出演/木村拓哉、沢村一樹、真木よう子、ユースケ・サンタマリア
    香川照之、松田翔太、中谷美紀、倍賞美津子、武田鉄矢
    八千草薫、西田敏行、東幹久、今井雅之、宇梶剛士、夏帆
    鈴木福、高岡早紀、デビット伊東、袴田吉彦、平泉成、森本レオ

(65点) キムタク版宮本武蔵

テレ朝が55周年を記念してキムタク主演で贈る二夜連続のスペシャルドラマ。
宮本武蔵がいろいろあって佐々木小次郎と対決。
キムタクがユースケに誘われて合戦に参加するが敗戦。
倍賞美津子から逆恨みされ真木よう子と逃げるが香川照之に捕まる。
その後、松田翔太を殺して名を挙げるが出世の道は絶たれていたことを知りショック。
鈴木福とともに世捨て人となるが沢村一樹が現れ侍の血が騒ぐ。
そして巌流島で沢村一樹と対決。


軽いテレビ時代劇としてそれなりに面白く見れたが、ストーリー展開がご都合主義満点で強引な感じ。
社運をかけたスペシャル時代劇だったが、今さらキムタク?と思われたのか視聴率はイマイチだったようだ。
出演者は豪華だが年齢層が高くフレッシュ感はないかも。
他の宮本武蔵映画も観たくなった。あとバカボンドとかも読みたくなった。
しかしユースケ・サンタマリアは嫌な奴だね。ハマり過ぎていた。


(2014年3月録画して鑑賞、視聴後すぐ削除)

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大浮世絵展 名古屋市博物館

2014年03月24日 | その他、雑記など
2014年3月11日(火)~5月6日(火)
名古屋市博物館 特別展示室・部門展示室

★★★★ 浮世絵の名品が世界から来名。

「見返り美人」が初めて名古屋で見られると言うので行ってきた。
地方アイドルにうつつを抜かすだけの自分では恥ずかしいので「ゆり姫パラレル」のワンマンライブ直後に「見返り美人」である。

三連休最終日の午後はそこそこ混んでいたもののこの手の展覧会にしてはゆっくりと見れた。

展示数は多いが期間ごとに展示替えするのでこれで3分の1らしい。

ポスターに使われている写楽の「助六」や北斎の「骸骨」もなかったが、わりと浮世絵展は見ているので無理して観なくても良いかと思っている。

途中、休憩スペースに物販コーナーが設けられていた。
そこで図録など以外に新たに刷られた「浮世絵」も販売されていて、はっきりいって展示されているものよりも綺麗なうえ意外と安い(2~3万)ので思わず欲しくなってしまった。

でも、やっぱり肉筆画は綺麗だし、貴重なので観れて良かった。
浮世絵に興味のある方は必見です。

着物姿の女性・男性がチラホラ。
展覧会の絵よりソチラも気になった。


(2014年3月23日鑑賞)

ゆり姫パラレル ワンマンその参

2014年03月24日 | その他、雑記など
ゆり姫パラレル之ワンマン その参「こうして出逢えたという奇跡」

2014年3月23日 11:00~13:00
会場:JAMMIN'(ジャミン)名古屋市中区栄2-7-1 東洋パーキングビル1F
前売り・当日 2,000円 ※前売りの場合特典あり(セカンドワンマンライブDVD)
女性 1,500円 中学生以下無料 (共に1Dが別途500円必要)

(50点) 地方アイドルの小規模なワンマンライブとしては十分?

名古屋で活動する「名古屋戦国アイドル ゆり姫パラレル」のワンマンライブに行ってきた。
先週、中川コロナで無料ライブを見たのが初めてだったのだが、つい魔が差してワンマンライブのチケットを買ってしまったのだ。

無料ライブにすらファンが5~6人しか来てなかったので、てっきりファーストワンマンかと思いきや、もうワンマンも3回目らしい。
会場の伏見ジャミンはまだ新しいライブハウスと言うよりパーティースペースと言った感じの場所。
スタンディングなら200人は入れるところで80人前後の入りだったかと思う。
客層は20前後くらいが中心で女性客が2割ほどいた。

開演5分前に着いたのに最前列が確保できた。
最前列の客は私以外応援団でミックスしまくっていたが4列目以降は静かな感じだった。

現在の宣材写真は4人だが一人無期限休業とかで実質3人。
ファーストシングル曲が「パラレルセブンス」とかで、どうも最初は7人組だったみたい。
アンコールでは昨年末卒業した2人も参加して5人に。
そして今回のライブは一周年記念のライブだったみたい。
一年で激動の人数減。大丈夫なのかパラレル!?

ライブ自体は無料ライブと変わらず一生懸命な感じ。
途中クイズに使う映像が流れなかったり、アンコールの演出で流す映像が流れなかったり、リーダーが噛みまくりのMCでグダグダになっていたけれど、まあ、地方アイドルのライブとしては精一杯か。

2時間弱のライブで曲は10曲くらい?
物販アピールで宣材のポスターが2000円もしたり、特注ののぼりは2500円と安価だったり、一点もののTシャツが2000円だったりと値段設定がよくわからなかったが、終演後準備に時間がかかっていたので売買の現場は見ていない。
また途中衣装チェンジの幕間にマネージャーとサブマネージャーによる漫才が繰り広げられてたりして緩い感じ満点。

一生懸命さは伝わったのでそこそこのライブではあったが、歌は上手くない、踊りも上手くない、特別可愛くもない、でもそんなに酷くない。と言う褒めることもけなすことも出来ないライブだった。
まー、ええオッサンがアイドルライブに行くこと自体が間違いだった。

シュガー・ラッシュ

2014年03月23日 | アニメ
2012年 アメリカ(ディズニー) 101分 CGアニメ/ファンタジー
監督/リッチ・ムーア 製作総指揮/ジョン・ラセター
声の出演/ジョン・C・ライリー、サラ・シルヴァーマン
(日本語吹替版)山寺宏一、諸星すみれ

(79点) ゲームマニア向けの小じんまりとした佳作

レトロゲームの悪役キャラのラルフが俺だって人気者になりたい!と、人気者の証である金メダルを求めて自分のゲームを飛び出す。
そしてファンシーなお菓子の世界のカーレースゲーム「シュガーラッシュ」にたどり着く。
そこでバグっているハミ出し者の脇役キャラ ペネロペとレースに参加。
プログラムを無視した暴挙にゲーム世界は故障の危機に。


トイストーリーのテレビゲーム版といった感じ。
古くからテレビゲームに親しんでいる人なら楽しい小ネタ満載かも。
ラストはジンとくるけど、やや小じんまりとまとまった感じもする。
主人公をはじめ登場人物に魅力を感じなかったので、個人的にもうひとつハマりにくかった。
完全にマニアックな映画なのに中途半端に子供向けに可愛らしくしている気もした。
うまく噛み合えばドハマリして大好きな一本になりえた小品。


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横道世之介

2014年03月21日 | 青春
2012年 日本 160分 青春/ドラマ
監督/沖田修一  原作/吉田修一
出演/高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛
    朝倉あき、黒川芽以、柄本佑、國村隼、余貴美子

(80点) 和製フォレスト・ガンプと私は思った。

1987年、横道世之介は長崎から大学進学のため上京。
お人好しなのか、普通なのか、変な人なのか。
サンバサークルに入ったり、魔性の女に恋したり、金持ちのご令嬢に惚れられたりしつつ、昭和の後半の時代を謳歌。
そんな横道世之介とそんな横道世之介と一時期を過ごした人々の物語。


キネ旬とかで評判が良かったので観た。
全然おもしろくねー。
一週間レンタルで一週間かけて15分しか観なかった。
もうこのまま返そうと決めて、BGM的に流して観てたら、なんか面白くなってきてしまった。
結局レンタル最終日の夜に最後まで観てしまった。
そう言えば世之介に相当する友人が私にもいた。
きっとそれなりに生きた人間なら思い出の中に世之介がいたりすると思う。
時に自分が世之介だったり、その周りの一人だったり。
そう感じさせるから評価される映画なんだろうな。
思ったほど面白くないけど、意外とじんとくる。
でも普通に見えて普通でない日常。
その時代をそれなりに象徴して駆け抜ける横道にスケール感の小さい「フォレスト・ガンプ 一期一会」を重ねた。


(2014年レンタルDVD、USVにて350円にて鑑賞)

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地獄でなぜ悪い

2014年03月20日 | コメディ
2013年 日本 129分 コメディ/アクション/ヤクザ/ PG12
監督・脚本/園子温
出演/二階堂ふみ、星野源、國村隼、堤真一、長谷川博己
   友近、成海璃子、ミッキー・カーチス、渡辺哲

(60点) 二階堂ふみってこんなにイイ女だっけ?

やくざの國村隼が出所する友近のために二階堂ふみ主演の映画を作るのだ。
でもトラブって出来ない。
出所まであと10日。
自分たちで撮ることに。
抗争相手との出入りを映画にするのだ。
いろいろあってビッグマウスの素人監督のもと本物の抗争現場で偽ブルースリーがアチョー!!


映画秘宝で褒めちぎられていたので観たが私にはハマらなかった。
園子温監督作品は私には合わないかも。
役者の魅力を引き出すのは上手いと思うがストーリーが作風だと思うけど下手。
逆にこんな予定調和ではない展開は凄いとも思うけど・・・・。
でも、二階堂ふみがこんなにイイ女とは思わなかったのでそこは凄い。
ありがとうと言いたい。
ゲスト出演の成海璃子も綺麗だった。


(2014年3月TUTAYA新作料金にて鑑賞)

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魔女の宅急便 実写版

2014年03月13日 | ファンタジー
2014年 日本(東映) 108分 ファンタジー
監督/清水崇 原作/角野栄子 脚本/奥寺佐渡子、清水崇
出演/小芝風花、広田亮平、尾野真千子、山本浩司
    浅野忠信、筒井道隆、宮沢りえ、寿美菜子(ジジ)

(50点) 風花ちゃんは可愛いけど脚本と野郎どもが・・・

魔女見習いのキキこと小芝風花ちゃんは黒猫のジジとともに海辺の街へとやってきた。
根性悪の飼育員とただの嫌な奴の少年とんぼにからまれつつほうきで空を飛ぶことしか出来ないキキは宅配便の仕事を始める。
最初は珍しがって好評を得るが心無い人の風評被害により仕事は激減。
しかもただ一つの能力の飛ぶことも出来なくなってしまう。
そしてアイドル的カバは病気になり、歌手は心を閉ざし、嵐の夜にキキは無理やり配達させられ・・・。


児童文学と言うより名作扱いを受ける宮崎版のアニメの実写版として扱われる本作。
「呪怨」「怪奇大家族」の清水崇が監督ということで気になった。
小芝風花ちゃんはなかなかキキしていて良かったのだがとんぼが嫌な奴にしか見えなくて困った。
また脇役の飼育員の性格の悪さが鼻について見るに堪えない。
さらに後半の嵐の中、漁師も船を出さないのに女の子にほうきで海を渡れという展開の阿保さ加減にはついていけなかった。
でも考えてみたら清水崇監督は個人的には馬鹿映画の才人と思っているので馬鹿映画の片りんをみせる児童文学として我慢してもいいかもしれない・・・。


(2014年3月中川コロナにて有料鑑賞)

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ホビット 竜に奪われた王国

2014年03月13日 | ファンタジー
2013年 アメリカ/ニュージーランド 161分 ファンタジー
監督/ピーター・ジャクソン 原作/J・R・R・トールキン
出演/マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、
    リチャード・アーミティッジ、ベネディクト・カンバーバッチ

(70点)大作だけどテレビっぽいって感じるのは私だけ?

世界が暗黒に支配されようとしている。
それを阻止するべく魔法使いのガンダルフは王子を応援。
王子は仲間と共に竜に奪われた王国を取り戻す旅を続けていた。
敵から逃げ、エルフに捕まり、濁流を逃げ、敵に襲われ、エルフに助けられ、王国のふもとの町に逃げ込み、遂に竜の棲家と化した城へ辿りつく。
まんまと使いパシリとしてホビット族のビルボがそう言えば大活躍。
そして目覚めた竜は、意外とベラベラ喋る竜は、竜は!!


ロードオブザリングは面白かったけど前作は思ったほど面白いとは思わなかった。
でもテレビCMとか見てたら観たくなった。
3D作品だけど敢えて2D字幕版で観る。
そのシネコンの中では最大級の劇場で観れた。
でも前作でも感じたけどこれほどのスケールのファンタジー大作なのにテレビシリーズを見ているような小規模感。
CMつきでテレビ放映で見たほうが面白く感じるかもしれないと思ってしまう。
いや、つまんなくはない。
エルフの兄ちゃん姉ちゃんはカッコイイし、見せ場たっぷりだし、ただあの終わり方は・・・。
少なくともあと一年、あの続きを待たねばと思うと・・・。
いや意外とじれったくはないね。それほど楽しみとも思ってない。
いやいや次回も観るけどね。
でも完結編が前後編の二部作になったらちょっとやだな。


(2013年3月中川コロナにて有料鑑賞)

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