え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

寒河のカキオコ タマちゃんVSカキラーメン

2019年03月14日 | その他、雑記など
カキオコは10年くらい前に一度食べに行っていた。
まずその大きさと量に面食らった。
また食いに行きたいとは思っていたが、流石に岡山は遠いし、カキオコの為だけに一人ぼっちで行くまでには至らなかった。

先日「秘密のケンミンショー」でカキオコの特集がやっていて、やっと再び行く気になれた。
休みの予定表を見ると平日の二連休があり、ちょうど18きっぷの期間でもあった。

これは行こう!
そう思い行ってきたのだが・・・。

金券ショップで二回分の18きっぷを6200円で購入。5回分のフルチケットなら一回2500円弱と考えるとちと高い。
でも、場合によっては大阪あたりで泊まることも考えても二回しか使わないので二回分のきっぷが丁度あったのでそれにした。

前日に時刻表を買って効率よく乗り換えする準備を整えていたのだが、時刻表が使えたのはスタートとなる名古屋駅から次の乗換駅となる米原までの1電車だけだった。

京都で車両トラブルがあったとかで、その日の近畿から中国地方のダイヤは乱れに乱れ時刻表は全く役に立たなかった。

また、思った以上に岡山が遠かった。
目指すはカキオコの聖地「日生(ひなせ)」の手前にある「寒河(そうご)」。読めねー。
もともとは前回同様、日生に行くつもりだったのだが、前日にネット検索したら寒河にある「タマちゃん」と言う店がカキオコNo.1だとか言うのでせっかくだからそっちにしてみた。

これは賭けだった。

日生なら10件くらいカキオコの店があるが、寒河にはタマちゃん1件しかない。
臨時休業してたり満員で札止めになってたら、どおしよう。

なんかもっと近いと思っていた岡山だったが、しかも日生にしろ寒河にしろかなり兵庫県よりなのに、ひょっとすると名古屋から東京に行くよりも遠かったかも。
在来線で日帰りで行くのは無謀だったかも。

そしてダイヤの乱れによって2~3時間の遅れ・・・。
片道8時間である。

最後の乗り換え駅の赤穂駅では乗り換えの電車が待ちきれずに出たとかで30分以上待たされる始末。

そんな思いして朝6時45分に家を出て岡山県の寒河駅のお好み焼き店「タマちゃん」に辿り着いたのが14時過ぎ。
しかも超満員で名簿に名前書いて、注文票に名前と年齢と人数と住所と携帯番号と注文品を書き込んで店員さんに渡して別室で待たなければならないと言う。

名店にありがちな素っ気ない対応で、店に入っても「いらしゃいませ」も言われずローカルールを押し付けられる展開にちょっと参る。ま、仕方ないかと思いつつ従い待った。

並んでいる人数の割に思ったよりも早く店に通せられそそくさとカキオコにはありつけたのは良かった。
でも本当はカキの味噌汁とか後で知って追加注文したかったが受付を断られるかもと追加注文できなかった。
また、思ったほど大きくもなく、大盛を頼んだのだが、もう1枚食うこともできたがその追加もひょっとしたら怒られるかもと注文できなかった。

味は普通。

期待し過ぎたのかもしれないし、店も違うからか前回味わったインパクトは感じることが出来なかった。
それなりに牡蠣は入っていたと思うが、そんなに牡蠣をこれでもか!というほど感じることは出来なかった。
ま、現地でなければ1200円は有り得ない値段ではあるが。

とりあえず、もう一人でわざわざタマちゃんにカキオコを食いに来ることはないだろう。
もちろん不味くはない。
なんと言ってもナンバーワンと評されている店なのだから。

とりあえず、店を出て駅に着くと一時間に一本しかない電車が丁度来るところだった。
うまい具合にそれには乗れたが、赤穂駅での乗り換えの電車が二本運転取りやめで1時間半ぐらい待たなければならないことに。

本当は1時にはカキオコを食べ、3時くらいに大阪の阪急梅田店でお菓子を物色し、抽選に当たっていた18時半からのNMBチームB2の初日公演に行く予定だったのだが17時10分に兵庫県の端の赤穂駅にいたら間に合うわけがない。

結局、赤穂駅で1時間半待つ間に駅にあったお土産物屋で塩饅頭食ってほうじ茶飲んで、塩饅頭と赤穂名物の塩と塩ラスクと塩ドーナツ買って、カキオコが若干食い足りなかったのでカキラーメンを食べた。

カキオコを食う前からちょっと気になっていた。
カキオコ食ってから30分くらいしか経ってなかったが食えそうだったので食ってみた。

絶妙な生臭さ、プラス250円払って牡蠣大盛にしたら、なんだか脳みそぶちまけたようなルックス。

でも、赤穂名物の塩のあっさり塩味とマッチしてギリギリの美味しさ。
とりあえず、カキオコ大盛とカキラーメン牡蠣増量食って牡蠣は食った気になった。

結局、そのまま遅れに遅れ、乱れに乱れたダイヤの電車を乗り継ぎ、やっぱり片道8時間かけ午前零時過ぎに自宅へ辿りいたのでした。

17時間かけてお好み焼きを食っただけ(ラーメンも食ったけど)。
でも、とか何とか言って1年ぶりの遠出で電車の旅自体を楽しんだりした。

遅れたけど、最悪次の日も休みなので一泊しても良かったので気持ち的には余裕があった。
アイドルは観損ねたけど行きの満員電車には時期的に学生の春休み旅行客なのか、けっこうカワイコちゃんをお見掛けし、目の保養は出来た。

流石にもうおいそれとカキオコを食いには行けないと思ったがそれなりに楽しかったかも。


移動都市 モータル・エンジン

2019年03月04日 | SF
2018年 アメリカ 129分 SF/アクション
監督/クリスチャン・リヴァーズ
原作/フィリップ・リーヴ『移動都市』(東京創元社刊)
出演/ヘラ・ヒルマー、ロバート・シーハン、
   ヒューゴ・ウィービング、ジヘ、レイラ・ジョージ

(85点) 未来少女ラナ!ややナウシカ、だいぶラピュタ

ロンドンが襲ってくる。荒廃した未来、人々は移動可能な都市で弱小都市を吸収しながら弱肉強食な暮らしを送っていた。地上最強都市ロンドンではカリスマオッサンが虎視眈々と野望計画をたてていた。オッサンを殺しに来た謎の美少女を追って純粋風味青年トムはロンドンから下界に吐き出されてしまう。そしてなんだかんだあって打倒ロンドンの闘いに巻き込まれていく。そんなこんなで未来少女ヘスターの運命や如何に!!

ポスターデザインが良い。ネットで観た予告編が面白かった。本編とは感触が違った。正直本編よりも予告編の方が面白かったのだが、本編も宮崎駿の作品をごったまぜにして実写化したような映画で面白は過ぎる。原作は有名なのだろうか?古典的なSFなのだろうか?キャラクター描写やストーリーが性急な感じ。トムはパズー、ヒロインはもののけ姫、悪党はムスカかカリオストロ伯爵と思って観れば合点はいく。

(2019年3月4日ミッドランドレイト1,100円)

九月の恋と出会うまで

2019年03月01日 | ファンタジー
2019年 日本(ワーナー) 106分 ロマンス/ファンタジー/SF
監督/山本透
原作/松尾由美『九月の恋と出会うまで』(双葉文庫刊)
主題歌/androp『Koi』
出演/高橋一生、川口春奈、川栄李奈、古舘佑太郎、ミッキー・カーチス

(79点)女性向け映画のフリしたオタクの妄想的恋愛ファンタジー

引っ越ししたばかりのアパートで壁の穴と会話する川口春奈。
壁の穴は言う、隣の部屋の高橋一生をつけろ。
そして春奈は命を救われ、高橋一生にパラドックスの解説をされ、出世して転勤して一年が過ぎるのだった。


ポスターデザインがイマイチ。
公開初日に観に行ったのは、川口春奈が好きなのと、あの怪奇大家族の清っさんこと高橋一生が主演だったことと、ファーストデーで時間的タイミングが合ったことだった。
内容をほとんど知らずに観た。観ていて、そう言えばSF要素があると聞いていた気はしたが、がっつり大人のジュブナイルだった。
女性をターゲットにした恋愛映画のような宣伝をしていたと思うが、実は、純真なオタクが普通の美人川口春奈とラブラブすると言う結構80年代的オタクのSF妄想恋愛ファンタジーだった。
でもオタクが高橋一生ならラブラブも可能だよね・・・。
ちょっと無理やりな感じもしなくはないが嫌いじゃない。むしろ好き。でも、ちょっとフレッシュ感が足りなかったような。


(2019年3月1日ミッドランドにて1100円)