え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

海底3万マイル

2015年03月30日 | アニメ
1970年 日本(東映) 60分 SF/冒険/東映まんがまつり
演出/田宮武 原作/石森章太郎
声の出演/野沢雅子、小鳩くるみ、人見明、納谷悟朗

(70点) 往年の東映冒険マンガ映画

海底開発が進む未来。
チーターとサッカー遊びをする少年イサムは火山から出てきたロボット怪獣に遭遇。
偶然知り合った海底の女王エンゼルちゃんとともに地球制覇を狙う地帝国の帝王の野望を打ち砕くのだ。
そんな昔の子供向け冒険まんが映画。


短くて面白い映画が良いと思い東映マンガまつりに手を出すのです。
本当は名作と誉れ高き「空飛ぶ幽霊船」が観たかったのですがレンタル屋には置いてなくて、同じ石森章太郎のコレがあったので借りたのです。
まー、こんなものです。
イサムが結構嫌な奴で感情移入は出来ませんがどんどん話が進むので何とか見れました。


(2015年2月70円レンタルにて鑑賞)

エースをねらえ! 劇場版

2015年03月29日 | アニメ
1979年 日本(東宝) 88分 アニメ/スポーツ/青春
監督/出崎統 原作/山本鈴美香
声の出演/高坂真琴、菅谷政子、野沢那智、池田昌子

(100点) そのテクニックだけで感動できるスポ根青春アニメの傑作

ジュニア女子テニス界の女王お蝶夫人に憧れてテニス部に入った岡ひろみ15歳。
宗方コーチに見出され特訓特訓。
愛川マキ以外みんな敵状態。
憧れのお蝶夫人にまで嫌われてしまう。
しかし緑川蘭子との試合で才能を開花させる。
さらに特訓特訓でお蝶夫人と対決!


この映画を初めて観たとき岡ひろみより年下だったので岡ひろみはお姉さんとして見ている。
私の一番好きな映画。
何十回も観てるが何度見ても面白い。
映像や演出のテクニックだけでも感動できる。
やたらと滑舌の良い岡ひろみの喋りが好き。
やっぱりひろみとマキの会話が面白いなー。


(2015年3月手持ちDVDにて再見)

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イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

2015年03月29日 | ドラマ
2014年 イギリス/アメリカ 115分 ドラマ
監督/モルテン・ティルドゥム
出演/ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ
    マシュー・グード、マーク・ストロングス、チャールズ・ダンス

(75点) 天才数学者がいたと言うこと

第二次世界大戦中ドイツの難解な暗号を解析するため天才数学者を中心にしたチームが秘密裡に組まれた。数学者は天才ゆえに孤立しつつもキーナライトレイのおかげでチームに溶け込むことができ、いろいろあってコンピューターの元祖的機械を完成させ暗号を解析。いろいろあって戦争は終わるが教授らの功績は隠され、なおかつ同性愛者だったため教授の仕事も奪われる。ホモだったからこそ人と違う感性でコンピューター作ったのにー。

イギリス政府により50年伏せられた事実。こーいう人がいたと言うこと知る上で良い映画だと思う。いや前半50分くらい寝てまったので観たと言って良いのか。かろうじてストーリーはわかった。もっぺん観たい程ではなかったが良い映画だとは思う。DVDレンタル解禁し100円で見れるようになった時に覚えてたら前半部分を見よう。

(2015年3月伏見ミリオン座1階にて1,000円鑑賞)

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くちびるに歌を

2015年03月24日 | 青春
2014年 日本 132分 ドラマ/青春/音楽
監督/三木孝浩 
主題歌/アンジェラ・アキ『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』
出演/新垣結衣、木村文乃 、桐谷健太、石田ひかり
   恒松祐里、下田翔大、葵わかな、柴田杏花、山口まゆ、佐野勇斗

(70点) 問題を抱えた新任教師と悩みを抱えた生徒たちが合唱コンクールで歌う

新垣結衣がやって来る。
長崎の五島列島の小さな島の中学の音楽の産休補助教師として。
ピアニストとして活躍していたが東京でなんかあって、ピアノが弾けなくなって故郷の友人の頼みで戻ってきたのだ。
島はのんびりしつつも、父親に捨てられても頑張る部長や自閉症の兄の世話をする弟など、それぞれ問題を抱えた中学生でいっぱいだ。
心を閉ざしていた新垣結衣だったがお約束どおり中学生との関わりの中で昔の自分を取り戻していく。
そんでもって合唱コンクールでアンジェラ・アキの「手紙」を歌うため練習に励むのだ。


実話を基にした話と聞いていたが、こんなに事件や問題てんこ盛りでちょっと引いた。
風景は綺麗だし女の子たち可愛いし、それなりに十分面白いが、もう少し誰かの話に絞った方が良かったかも。
いや、実はもっとベタに感動したかったのだけど、これだけ感動要素たっぷりなのに感動しきれないもどかしさがあった。
歌があんまり物語りに絡んてない気がした。
もの凄く中心にあるのに。
編集と演出でもっとどうかなったかも。
ても「陽だまりの彼女」とか「アオハライド」の監督だからなー。
アイドル映画の御用達監督としては十分かもしれんが90分程度で二本立て上映なら有り。


(2015年3月ミッドランドスクエアシネマにて金券鑑賞)

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女神は二度微笑む

2015年03月23日 | サスペンス・ミステリー
2012年 インド 123分 サスペンス/ミステリー
監督・脚本/スジョイ・ゴーシュ
出演/ヴィディヤ・バラン、パランブラタ・チャテルジー
    ナワーズッディーン・シッディーキー

(71点)  失踪夫を探して妊娠妻が巨大な謎に首を突っ込む

音信不通となった夫を探しにロンドンからインドにやってきた妊婦さん。
しかし夫の勤め先にも滞在先のホテルにも、そんな男は存在しないと言う。
どうも夫はスパイか犯人かに間違えられてどーかなってしまったみたい。
そして組織によって関係者が次々と消されていく。
やたらと行動的な妊婦さんに翻弄される警察官ラナとともに真相に近づいていくが果たして妊婦は夫に会えるのか?


歌も踊りもないインド映画。
ハリウッドでリメイクも決まったとかで評価は高いようだが、展開がやや強引。
殺し屋のキャラはなかなか良かった。
ラスト、すべてを明らかにせずヒロインの正体は謎のままにしても良かったんじゃないかなと個人的には思ったりもする。


(2015年3月名演小劇場1階劇場にて会員招待券にて鑑賞)

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はじまりのうた

2015年03月11日 | ドラマ
2013年 アメリカ 104分 ドラマ/音楽
監督・脚本/ジョン・カーニー
出演/キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ
    ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レヴィーン
    ジェームズ・コーデン、キャサリン・キーナー

(90点) 歌手とプロデューサーが音楽の力で再生していく

かつてのヒットメーカーもすっかり落ちぶれて自分が設立したレコード会社をクビに、家庭内も上手くいかず、愛娘もやさぐれているようだ。
もう、アカン・・・。
そんなときキーラ・ナイトレイの歌に出会う。
しかし、そのキーナ・ライトレイもバンド仲間でパートナーだった男が一人売れ、さらに浮気され失意のどん底だった。
それを心配したバンド仲間が無理やり出演させたライブで落ちぶれたプロデューサーに声をかけられたのだ。
それぞれの再起をかけてテビューに向けて売り込むが、レコード会社は取り合ってくれない。
しゃーない。ゲリラ的に街かどでレコーディングすることに。


評判のキーラ・ナイトレイの歌声は私には響かなかったが物語は面白かった。
以前、マイナー女性歌手のライブを追っかけまわしていたことがあり、歌手とプロデューサーを中心とした音楽愛に満ちた最下層のお話として心打たれるものがあった。
堀下さゆり、やなわらばー、植村花菜、相馬裕子、ちぃぼー、結香などなどの想い出とともに心にしみた。


(2015年3月ミリオン劇場にて有料鑑賞)

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さまよう小指

2015年03月10日 | コメディ
2014年 日本 63分 コメディ/ファンタジー/ホラー
監督・脚本/竹葉リサ
出演/小澤亮太、我妻三輪子、末永遥、かでなれおん
   仁科貴、山岸門人、塩田時敏、津田寛治

(60点) 拾った小指から作ったクローンと同棲してたらオリジナルが

ダメ男がヤクザの女に手を出して指チョンッパ。
その小指を拾ったのはダメ男を幼稚園のときから追いかけていたストーカー女だった。
その小指からクローンを作り夢の同棲生活。
しかしそのクローンの存在を知ったダメ男はクローンを奪い自分の代わりに働かせる。
いろいろあってヤクザに殺されたヤクザの女の復讐を誓うがクローンが大活躍して、なんだかんだと花火がドーン。
そんなチープで奇想天外な物語を荒唐無稽なタッチで綴るゆうばりファンタ2014グランプリ作品。


ストーカー女が主役かと思ったらダメ男の方が主役らしくてイマイチのれなかった。
安っぽいがノリとテンポは良い。
かでなれおんのナース姿が印象に残る。
63分と短いのが良い。


(2015年3月レンタルDVDにて鑑賞)

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娚(おとこ)の一生

2015年03月08日 | ラブストーリー
2014年 日本 119分 ロマンス/ドラマ
監督/廣木隆一 原作/西炯子
出演/榮倉奈々、豊川悦司、向井理、安藤サクラ
    根岸季衣、濱田マリ、徳井優、美波、岩佐真悠子

(80点) 榮倉奈々主演の豊川悦司ツンデレ映画

不倫だった恋に傷ついて東京から祖母が住む田舎に逃げてきた榮倉奈々。
あっさり祖母が死に、気づくと祖母の恋人だったと言う豊川悦司が離れに住み着いていた。
52歳独身の大学教授トヨエツのツンデレ攻撃に榮倉奈々は翻弄される。
そんなある日、母親に捨てられた5才の男の子が現れ、それぞれ最愛の人を失った他人同士が親子のように暮らし始める。
男の子は去り、榮倉奈々はトヨエツに足を舐められウットリ。
そこへ不倫相手だった向井理が妻と別れたとノコノコやって来る。


榮倉奈々のデカさにぞくぞくするぜ。
少女漫画が原作だがノリは純文学。
昭和の時代の映画だったら榮倉奈々のおっぱい濡れ場たっぷりだったろうに、シクシク・・・。
それでも榮倉奈々のデカさにゾクゾク♪
このゾクゾク感は映画館のスクリーンでのみ味わえる感情かも知れないので劇場で観れて良かった。


(2015年3月ミッドランドスクエアにて有料鑑賞)

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ルパン三世

2015年03月01日 | アクション
2014年 日本(東宝/TBS) 133分 アクション
監督/北村龍平
出演/小栗旬、玉山鉄二 、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信

(80点) アニメの実写版として良く出来てる

泥棒組合のオジキに集められた伝説の泥棒たちだったがマイケルの裏切りによってオジキは殺されクレオパトラの秘宝も奪われてしまう。
盗まれたものは盗み返すのが信条のルパン三世は例によって不二子ちゃ~んにうつつを抜かし、次元を味方につけ、五右衛門を呼び、銭型に追っかられけながらセキュリティーの宮殿に眠るお宝を奪うのだ。


すこぶる評判の悪い映画だが、いやいやなかなかどうして、ちゃんとルパンしてる。
思いっきりハードルを下げ、DVDでいい加減に観たこともあるが、ルパンってこんなものでしょ。
しょっぱなにTBSのロゴが出て来た時はどうしようかと思った。日テレじゃないの?
でも、まー音楽もそこはかとなくルパンサウドっぽかったし、主要キャラはそれなにらしかった。
ただそれ以外のキャラがパッとしない割に目立って五右衛門がイマイチ目立ってなくて残念。
スペシャルアニメ程度のルパンが堪能出来る。
なんでそんなに評判悪いかなー。ルパンを神格化しすぎてるんじゃないの?


(2015年3月TUTAYA5枚1,080円レンタルにて鑑賞)

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鳥の道を越えて

2015年03月01日 | ドキュメンタリー
2014年 日本 93分 ドキュメンタリー
監督/今井友樹
(99点) 面白い!!キネ旬文化映画部門第一位のドキュメント。超オススメ♪

かつて空を埋め尽くすほど渡り鳥がいたと爺ちゃんは言う。
そこから始まって戦後GHQにより禁止となったカスミ網猟のこと、鳥調査組織のこと、鳥が森を作ってきたこと、人と鳥の繋がり、食文化のことなど盛りだくさんの内容がじいちゃんばあちゃんたちのインタビューを中心に明らかになっていく。


キネ旬の2014年文化映画部門で一位を獲得した映画。
そのタイミングで監督の故郷である岐阜で上映されると聞いたので観に行った。
深夜枠か早朝に放送されるような地味なテレビドキュメンタリーみたいだったが、内容が盛りだくさんでミステリー映画のような要素も感じ、インタビュー形式のドキュメンタリーが苦手なのだが、面白い面白い。
舞台となった岐阜県で観れたのも良かった。
普段ガラガラのシネックスがそこそこの混み具合でカスミ網猟とかその食文化を知るオバチャン二人連れが隣に座ってて、なんかキャッキャッと喋っていて、普段は私語はうるさく感じるのだが今回は妙なライブ感があって逆に面白かった。
上映終了後、映画の登場人物のオジチャンを観たような気もするし、ロビーではローカル局なのかドキュメンタリー会社の人なのか、インタビュー撮っていてそれ含めて面白かった。
途中例によって10分ほどウトウトしてしまったので出来ればもう一回観たい。
真面目な文化映画ドキュメンタリーだけど、スゲー面白いスゲー面白い♪
かつてはニワトリではなくツグミとかアトリとかスズメとかあらゆる鳥を食べていた。
名古屋に戻りコーチンの親子丼を食べて帰宅。


(2015年2月28日岐阜シネックス4にて株主割引券使用750円にて鑑賞)

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影狩り

2015年03月01日 | 時代劇
1972年 日本(東宝) 90分 時代劇/アクション
監督/舛田利雄 原作/さいとう・たかを
出演/石原裕次郎、成田三樹夫、内田良平、浅丘ルリ子
    江原真二郎、本田みちこ、丹波哲郎、辰巳柳太郎

(79点) マカロニウエスタンテイストな爽快血みどろ時代劇

さいとう・たかおの劇画をぽっちゃり石原裕次郎主演で贈る痛快血みどろ時代劇。
時は幕末、幕府は隠れて小金を貯め込む地方武士を忍者を使ってお家断絶に追い込んでいた。
地方武士たちは忍者を成敗してくれるスペシャリスト「影狩り」を雇い抵抗。
「影狩り」の三人はそれぞれ幕府に恨みを持ち、忍者集団をチャンチャンバラバラで首チョンパのバランバラン。
騙し合い殺し合いしなから三人は荒野を馬で駆け抜ける。


昭和の名画を週替わり500円で上映している岐阜ロイヤル劇場で上映されると聞いて、全然知らない映画だったので調べてみたら封印作品だったようで気になり観に行った。
監督が桝田利雄ってなかなかの映画じゃない?
ノリは西部劇っぽい。
あー、タランテイーノが好きそう。
石原裕次郎がぽっちゃりしてて若干残念だが成田三樹夫が次元と五右衛門を足したようなキャラで良かった。
内田良平の憎めない助平キャラも、相当陰惨になりそうな映画を明るくしてくれて、これだけスプラッタムービー顔負けの血みどろ映画なのに爽快な後味を残していて良かった。
敵の真のボスとして登場の丹波哲郎が後半まるっき出てこないので次回作の伏線になってるのだろうか、次回作の方が評判がよろしいようなので機会があれば観たい。
ほぼ砕石場と森の中での対決シーンで低予算なB級映画だったが、映画館で観れて良かった。


(2015年2月28日岐阜ロイヤル劇場にて鑑賞500円)

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