え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

箱入り息子の恋

2017年09月20日 | ラブストーリー
2013年 日本(キノフィルムズ) 117分 ロマンス/ドラマ/コメディ
監督/市井昌秀
出演/星野源、夏帆、平泉成、森山良子、大杉漣、黒木瞳

(80点) 障碍者とオタク的青年の純愛をほのぼのタッチで描いた小品

35歳独身の市役所所員の星野源を心配して両親の平泉成と森山良子は勝手に婚活するのであった。
書類選考で大杉連に落とされるも、両家の思惑と違う所で勝手に運命の出会いをしてた源と夏帆。
目の見えない障害を持つ夏帆と引きこもり的な源だったが、黒木瞳によって愛が育まれていくが・・・。



公開当時、劇場に星野源のコメントが貼ってあり、なんかそのとき闘病中で頑張ります的なことが書かれており、星野源が何者か知らない私に、映画の世界とは違う所で知る人ぞ知る人なのかなーと星野源の名前を覚えた記憶があった。
結局、そのときは観ず、ドラマ「逃げ恥」で知り、その後、この映画の監督作を何本か観てその流れで観ることに。
それなりに面白く鑑賞。ただ二回も大怪我って・・・。そこで終わり?感も強かったが、コレはコレでありかも。
夏帆が良い。役者はみんな良い。小粒な映画の割に117分は長いけど気持ちよく観れるので長くは感じなかった。


(2017年9月20日USV50円レンタルにて鑑賞)

ワンダーウーマン

2017年09月07日 | SF
2017年 アメリカ(ワーナー) 141分 SF/アクション
監督/パティ・ジェンキンス
出演/ガル・ガドット、クリス・パイン、ロビン・ライト
    ダニー・ヒューストン、デヴィッド・シューリス
    コニー・ニールセン、エレナ・アナヤ

(69点) やっぱり観たかった映画とちょと違った

世間から隔離された島アマゾネス軍団の島のプリンセスが男に導かれ戦争をなくすためロンドンへ、そしてドイツの悪者と戦うのさ。
男たちの戦場に女一人、とりゃー!


うーん。なんか古い。観たかったのと違う。70年代の娯楽映画?
ガル・ガドットは良かったけどバッドマンVSスーパーマンの後半で出てきた5分間の方が良かった。逆にアレを観てなければガル・ガドットさえも良かったと思わなかったかも。
金かけても一流スタッフ・キャスト揃えてガル・ガドット主演にして西内まりや主演のキューティーハニーテラス程度の映画にしかならなかったか・・・。むしろキューティーハニーの方がちょいマシかも。
とりあえず敵の絵面が弱い。マッドサイエンティストが口が切れてるだけのカワイコちゃんだし、その親分はただのオジサンだし、ラスボスはただのジジイ・・・。
前半のアマゾネス帝国のシーンもいらない。ガル・ガドットが見たいのになかなか出て来なくて。そう美女が露出度の高い格好で大暴れする映画が観たかったのだ。
今回の話はシリーズ三作目か四作目あたりでワンダーウーマンの出生の秘密に迫るってな感じでやってくれるならOKだが、一作目としては活躍度が低い。
一応I-MAX3Dでガル・ガドットのボディを楽しんだのオーケーではあるが・・・。


(2017年㋈109シネマI-MAX3D、レイト2,200円にて鑑賞)

さびしんぼう

2017年09月07日 | 青春
1985年 112分 青春/ファンタジー/アイドル
監督/大林宣彦 原作/ 山中恒『なんだかへんて子』
出演/富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、小林稔侍
   岸部一徳、秋川リサ、樹木希林、小林聡美

(100点) やっぱ映画館で観るべき映画なのかなー

尾道を舞台にしたファンタジックな青春グラフティー。
高校二年生の尾美としのりは悪友たちと三人でいつもつるみ、それなりの青春を謳歌していた。
そんなある日、白塗りピエロっぽい姿の富田靖子が現れ大騒ぎ。
そんな中、近所の女子高の美少女富田靖子とも急接近。
ショパンの別れの曲のメロディーと共に、たんたんタヌキのキンタマは風もないのにぶらぶらするのだった。


大好きな映画でDVDも持っていて10カ月程前に久しぶりに観たのだが、あれほど恋をした富田靖子がただの可愛らしい少女にしか見えなくて、俺もおじさんになったんだなーと思てしまったのだが、今回、岐阜のロイヤル劇場で上映されると言うことで、せっかくなので行ってきた。
あら、まー、ちゃんと富田靖子に恋できるよー。
やっぱ劇場で、大きなスクリーンで観るのは違うんだなー。
最近は金銭的にもDVDで良いっかーと思うことも多いのだが、やっぱ違うのかなー。
ホント、テレビで観るのとは違っててビックリ。
初めてこの映画を観たエンゼル東宝のことを思い出したなー。
ロードショー公開ではなく「うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー」の同時上映として観て、立てなくなるくらい感動した、あの平日の夜。
そんなエンゼル東宝は今はもうない。当時通っていた高校も今はもうない。
そんなことも思い出しつつロイヤル劇場での鑑賞を楽しんだ。


(2017年9月3日岐阜ロイヤル劇場500円、交通費1000円)