え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

LIFE!/ライフ

2014年09月29日 | ドラマ
2013年 アメリカ(FOX) 114分 ファンタジー/ドラマ/アドベンチャー
監督/ベン・スティラー
出演/ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、ショーン・ペン

(77点) 妄想社員が現実の大冒険へ

妄想では大冒険を繰り広げるが実際には地味なサラリーマンが雑誌「LIFE」の最終号の表紙を飾るはずだった写真を探しに本当の冒険に出る無茶なヒューマンファンタジー。

現実の冒険が嘘くさすぎて全部妄想にしか見えんのはどうかとも思った。
ほぼ予告編どおり。
劇場に観に行こうかと思ったが吹き替えを岡村隆史がやると聞いて、何故か観る気が失せてしまったのだが、それなりに評判が良かったのでレンタル解禁でDVDを借りたのだが、上手くノレなかった。
主役の妄想癖はあるが実直な青年が人から貰ったプレゼントをゴミ箱に捨てるくだりが嫌い。
これだけで、なんかノレない。
妄想とは言え、映画の撮影ではある程度すげー冒険をしているのだろうから本編よりもメイキングの方が感動できそうにみえた。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作 「ニシノユキヒコの恋と冒険」「大統領執事の涙」
            「武器人間」「女ガンマン皆殺しのメロディ」

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マレフィセント (3D吹き替え版)

2014年09月28日 | ファンタジー
2014年 アメリカ(ディズニー) 97分 ファンタジー
監督/ロバート・ストロンバーグ
製作総指揮/アンジェリーナ・ジョリー
出演/アンジェリーナ・ジョリー、シャールト・コプリー、
    エル・ファニング、サム・ライリー

(70点) 母性の塊アジェリーナ・ジョリーのデズニー印PV映画

ダークな世界観ながら心優しい精霊たちが暮らす素敵な精霊の国があった。
その隣には腹黒い人間の王国。
豊かな精霊の国の宝石を狙って子供のコソ泥が捕まるが心優しい精霊の王女マレフィセントは助けてやる。
まだ純粋な部分も持っていた少年のコソ泥との間に友情が芽生え、いつしか愛情も芽生えるのだが、所詮腹黒な人間のしかもコソ泥。己の出世のためにマレフィセントの自慢の翼をもぎ取り王様に献上し、まんまと人間の国の王様になってしまう。
男に裏切られたマレフィセントことアンジェリーナ・ジョリーは怒り爆発!
男を苦しめるため生まれてきたオーロラ姫に呪いをかける。
でも、もともと母性の塊のマレフィセントことアンジェリーナ・ジョリーは呪い執行の日までオーロラ姫を見守り、情が湧いてきてしまう。
しかし呪いは絶対で、それをかけたマレフィセントことアンジェリーナ・ジョリーにも解くことが出来なかった。
特効薬の王子様を用意したりと裏工作に励むが、ついに呪いの日がやって来る。
どうする?母性の塊マレフィセントことアンジェリーナ・ジョリー!


「眠れる森の美女」の悪役マレフィセントを主役に母性の塊アンジェリーナ・ジョリーが自分宣伝用に作った? それでもディズニーのファミリー向け映画な一本。
絵面は綺麗だが、つまんなくはないけど、とくに面白くもない。
そんなにいないとは思うけどアンジェリーナ・ジョリーの熱烈なファンなら仕方ないけど大満足の一本かと・・・。
期待したオーロラ姫役のエル・ファンニグちゃんも、いい感じでスレた顔していてジョリーを虜にする程の魅力は感じなかった。
テレビ放映で十分かも。いや、これほどの映画だからつまんなくはないし、流石は「ゾンビ戦争」のブラピの嫁だけはあるわーとも言えるある意味逸品。
どちらかと言うと「眠れる森の美女」のパロディー作品だと思う。


(2014年9月中川コロナにて有料鑑賞)

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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海

2014年09月24日 | ファンタジー
2013年 アメリカ(FOX) 106分 ファンタジー/冒険
監督/トール・フロイデンタール 製作総指揮/クリス・コロンバス
出演/ローガン・ラーマン、アレクサンドラ・ダダリオ
    ブランドン・T・ジャクソン、ダグラス・スミス

(90点) 軽く楽しい冒険ファンタジーの快作♪

海の神ポセイドンと人間の混血児、伝説のハーフ・ゴッド「パーシー・ジャクソン」。
邪悪な敵から身を守るためハーフゴッドキャンプ村でスキルを高めているのだが、ちょっとスランプ。
そこへ敵が攻めてきて魔法のバリアが壊れかける。
それを修復するには伝説の「金の羊毛」が必要。
パーシー・ジャクソンは愉快な仲間たちと共に羊毛があると言うバミューダ・トライアングルの鬼ヶ島へ冒険に出るのだ。
異母兄弟の一つ目君も愉快に登場。


面白いなー♪
前作も面白かったけど今回も少年マンガっぽく軽くてちょい熱くて楽しい。
個人的見解だが、これこそ映画だと思う。
こーゆー簡単に観れて楽しいのが好きだなー。
シリーズとして続きそうだけどこのノリで続いてくれるといいなー。
案外DVDやテレビ放送でも問題なく楽しめる少年娯楽活劇だと思う。
オススメ♪


(2014年9月レンタル準新作半額デー124円にて鑑賞)
前作「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」の記事はコチラ

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舞妓はレディ

2014年09月19日 | ミュージカル
2014年 日本(東宝) 135分 コメディ/ミュージカル
監督・脚本/周防正行
出演/上白石萌音、長谷川博己、富司純子、田畑智子
    草刈民代、渡辺えり、竹中直人、高嶋政宏
   濱田岳、岸部一徳 、松井珠理奈、武藤十夢

(78点) まんまと感動はします。

強烈な津軽弁と鹿児島弁を繰り出す田舎娘が舞妓に憧れ京都へ。
こんななまりでは舞妓にゃなれね、と断られるが言語学者がそこに立ちはだかる。
呉服問屋との賭け事の対象として半年で京なまりを習得し舞妓を目指すことに。
厳しくも優しく個性的な京の人々に囲まれ果たして田舎娘は京言葉を習得し舞妓になれるのか?


スパイダーマン2を観に行ったのだが4DXで追加料金1300円もかかると言われ急きょコレを観ることにした。
周防監督作品を観るのはは『Shall we ダンス?』以来だった。
賛否両論のミュージカル仕立ては膨大な量の花街の風習やしきたりを説明するには必要不可欠だったとか。
役者が豪華で歌も楽しく和製ミュージカルとしては、まんまと感動出来、それなりに良かった。
惜しいのはストーリーがない。
マイフェアレディをなぞって作られているが、教授とヒロインのラブストーリーすら感じられなかった。
ラストで「センセ大好き」と叫ぶまでヒロインが教授に恋心を抱いていたことさえも伝わらなかったのは残念。
映画より舞台でやった方が面白かったかも。
でも、こーゆー映画だと思ってみれば十分面白い。


(2014年9月中川コロナにて有料鑑賞)

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ガーディアンズオブギャラクシー(3D吹き替え版)

2014年09月19日 | SF
2014年 アメリカ(ディズニー) 121分 SF
監督・脚本/ジェームズ・ガン
出演/クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ
   リー・ペイス、カレン・ギラン、マイケル・ルーカー

(99点) マーベルとディズニー印のスター・ウォーズのバッタモノ超大作

地球人の兄ちゃん見参!
緑のセクシーオバちゃん襲撃!
アライグマと植物人間登場!!
マッチョ乱入!!!
バランバランの五人が致し方なくチームとなり宇宙の秘宝を巡って、結果、巨大な悪に挑んでしまうコミカルなスペースアドベンチャー。


今月期限の劇場チケットが余っていたので仕方なく観たのだが、これがなかなか面白い。
ポスターを見る限りスターウォーズか何かの超大作の偽物映画にしか見えないのだが、そこはマーベルとディズニーなので作りは本物。
いや中身はスターウォーズと日本のSFアニメのごった煮みたいなB級娯楽でまんまバッタモンの魅力に溢れている。
なんと言ってもキャラが立ってる。
とくにアライグマは最高!植物人間もイイ。
残念なのはヒロインがややオバチャン顔だと言うこと。でも敵のハゲねーちゃんがちょっとイイ♪
全米ナンバー1はやっぱ伊達じゃない。逆にこれが日本でヒットしないようでは宣伝の仕方が悪いとしか言いようがない。
あー面白かった。
次回作が楽しみ。


(2014年中川コロナ有料鑑賞)

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バルフィ!人生に唄えば

2014年09月15日 | ドラマ
2011年 インド 151分 ドラマ/ロマンス/コメディ
監督・脚本/アヌラーグ・バス
出演/ランビール・カプール、プリヤンカー・チョープラ、イリヤーナ・デクルーズ

(100点) オススメ。障害者と人妻と自閉症の恋の行方と事件の結末

生まれつき耳も聞こえず喋れない男バルフィー。
行動はちょっと無茶苦茶なところがあるけれど心が温かく優しいバルフィーはみんなを幸せにした。
資産家と婚約中の絶世の美女に一目惚れしたバルフィーは婚約者がいることを知ってしまっても猛アタック。絶世の美女もそんなバルフィーに惹かれていくが、言葉の壁と婚約中と言うことで別れてしまう。
でも結婚してもバルフィーのことが忘れられなかった。
数年後再会したときバルフィーは誘拐犯として警察に追われていた。
バルフィーが誘拐したのは幼馴染で富豪の娘で自閉症のジルミル。
いろいろあって誘拐というカタチになってしまったが、心を閉ざしたジルミルにとってバルフィーはかけがえのない存在だった。
逃亡生活の中で絆を深めていくバルフィーとジルミル。
そして再会を果たした絶世の美女は家庭を捨ててバルフィーの元に走るが・・・。


こんな映画が作られるからインド映画は侮れない。
年間2千本近い映画が作られる世界一の映画生産国ながら日本で公開されるのは僅か数本。
そりゃもー相当面白い映画しか上映されないのでほぼハズレなし。
もーインド映画だけ観とけばイイと言うくらいの魅力を昨年から感じているのだが、今年になって観たインド映画もそれなりにスゲー面白かったが、ついに真打登場。
主人公がろうあ者でヒロインが自閉症。
これで心温まる娯楽映画にしちゃうんだから凄い。
主人公のバルフィーのキャラは正直、天真爛漫と呼ぶには身勝手でへたすると嫌な奴になってしまうのだがサイレントコメディの役者のような演技と演出で上手く昇華されている。
解説などではチャップリンとかキートンとかと比較紹介されているがフランスの喜劇役者ジャック・タチのキャラを強く感じた。
<ここからネタバレになります>
しかしイジワルな作りだ。
インド映画のくせしてアンハッピーな展開になるなんて、ジルミルがあんなことになってドキドキしたが、しかし、やっぱりそこはインド映画、最後はハッピーエンドでほっとした。語り部で本来ヒロインの絶世の美女にとってはハッピーエンドとは言いかねるが、この意地悪な語り口のためまんまとハッピーエンドになっちゃってる。
どこか懐かしいけどこんな映画、観たことがない。素晴らしい映画だ。
こんな映画が隠れているからインド映画には今後も注目だ♪


(2014年9月センチュリーシネマにて有料鑑賞)

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ミュージカル『AKB49~恋愛禁止条例~』 ライヴビューイング

2014年09月15日 | ミュージカル
ミュージカル『AKB49~恋愛禁止条例~』
劇場公演 2014年9月11日(木)~16日(火)
ライブビューイング 2014年9月14日(日) 昼夜二回 衛星生中継
AiiA Theater Tokyo (アイア シアタートーキョー)
原作/元麻布ファクトリー 漫画/宮島礼吏 構成協力/高橋ヒサシ
『AKB49~恋愛禁止条例~』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
脚本/御笠ノ忠次 演出/茅野イサム
出演/宮澤佐江、大和田南那(小嶋真子※Wキャスト)、須田亜香里
   岡田奈々、大島涼花、川本紗矢、内山命、梅田綾乃、森田彩花
    山下ゆかり、坂口理子、飯野 雅、谷口めぐ、山尾梨奈
    松村香織、谷真理佳、、、日野陽仁

★★★★★ AKBとAKB49ファンには最高の舞台かと

AKB48を盛り上げる為のメディアミックスとして描かれた漫画が意外と面白く、当初は短期連載の予定がまさかの長期連載。
しかも本家AKB出演によるミュージカルに!

高校球児だった浦山実は怪我で夢を無くしていた。
そんなとき彼の心を救ってくれたのは同じクラスの吉永寛子だった。
ある日、吉永がAKB48のオーディションを受けることを知った浦山はAKB48のことを知らないまま秘かに吉永を応援することを誓う。
それはそれまでコンプレックスだった女顔を生かし女装して浦川みのりとしてオーデションを受け、陰ながらサポートするというものだった。
なんとか、吉永はオーディションに合格し、ほっとするが、こともあろうに男である浦川までが合格してしまう。
誰にも内緒で男でありながらAKB48の一員になってしまった浦川とAKB12期研究生の前にいじわる先輩と秋元康が立ちはだかる。
通常1000円の研究生公演を1万円で満席にしなければ全員解雇。


もともと漫画が面白くてソチラからAKB48にも興味を持ち始めたクチなので、これがAKBメンバーで舞台化すると聞いて、どーしても観たくて仕方なかった。
しかしAKBグループのチケット制度では懸賞か宝くじに当たる確率でしか手に入らないので、当然のごとくチケットは手に入らなかった。
でも、この日、たまたまインド映画を観ようと思って映画館のサイトでスケジュールを確認してたらライブビューイングがあることを知り、慌ててチケットを取って映画館での衛星生中継ではあるが観ることが出来た。

映画館での配信上映会システムはこれまで観たことがなかったので昼夜2回公演のうち、とりあえず昼のみ観て面白かったら夜も観ようかと思っていた。

すげー面白かった。
いろいろ突っ込むところもあるけれど、こんな熱い舞台はなかなか観れるものではない。
「お前らに明日はないのかっ!?」
と、言いたくなるくらい、絶叫、熱唱、本気のダンス。
学芸会レベルとネットなどでは言われているが、確かにそれは本当だが、いい意味での学芸会。
プロの小慣れたミュージカルでは味わえない本気のステージに映画館での中継上映なのに熱くなってしまった。

残念ながら夜の公演は販売終了で買えなかった。
システムを理解してなくて買いそびれてしまった。
夜公演はダブルキャストで小島真子だった。コッチの方が観たかったのだが昼公演の大和田南那がメチャメチャ可愛かったので、へたに二回観ると一回目の感動が薄れるかもとも思った。

主演の宮澤佐江の熱さは感動的だったし、須田亜香里のヒールぶりも見事、道化回し的な松村と谷のコンビも楽しく、もちろんファン限定ではあるが最高に楽しい舞台だった。

原作の面白みである実在メンバーによるサポートシーンは全カットされ、ただのアイドルサクセスストーリーなだけだが、全編AKB内の名曲で綴られ、ミュージカル仕立てのコンサートとして楽しいものだった。
たった数回の公演では勿体ないけど、こんな無茶な熱血公演は続けられないので、中継上映とは言え名演に立ち会えて良かった。

本来目的のインド映画もこのあと観たのだが、そりゃもー面白かったのだが、若干49を引きずって集中出来なかった。
ちなみにそのインド映画「バルフィー」は今年公開作では1位だな。


(2014年9月14日(日)センチュリーシネマ13時~16時3,608円全席指定)

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イン・ザ・ヒーロー

2014年09月14日 | ドラマ
2014年 日本(東映) 124分 ドラマ/アクション
監督/武正晴 エグゼクティブプロデューサー/李鳳宇
脚本/水野敬也、李鳳宇 アクション監督/柴原孝典
出演/唐沢寿明、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、和久井映見

(99点) オススメ。スーツアクターの映画愛と昭和的浪花節炸裂!

ブルース・リーに憧れアクション俳優目指して25年。
日本でアクションやるにゃー特撮ヒーロー番組のスーツアクターしかない現状。
主役なのに顔も名前も知られぬ日陰の存在。
それでも今日も元気にアチョー!
そんな唐沢寿明だったけど劇場版特撮ヒーローモノでついに顔出し!
やったぜ!元妻の和久井映見にに元気に報告。
でも売り出し中のアイドル俳優福士蒼汰にあっさりその役を持ってかれてしまう。
しかもクソ生意気な福士蒼汰の教育係まで頼まれて。
それでも今日も仲間と共に元気にアチョーアチョー。
いろいろあってハリウッドB級アクション超大作の危険なアクションシーンの役が回って来た。
死ぬかもしれない危険な役だが、やったぜ!元妻の和久井映見にに元気に報告。
馬鹿!と言われ、一旦しょげるが日本の特撮ヒーローのアクション魂を見せるためウワチャーーーー!!!


お、お、面白れーじゃねーか。
特撮ヒーローモノとか好きだし、スーツアクターの内幕モノに興味があって観たが、どーせつまんない映画だと思っていた。
お、お、面白れーじゃねーか。
まんまと感動しちまったぜ。
もー、オープニングの戦隊ヒーローのタイトル画面で掴まれてしまった。
特撮ヒーローモノなどに興味がないと、ひょっとしたらついていけない部分もあるかもしれない。
モデルとなった登場人物が実際にスーツの中の人として出てたりする二重構造まで楽しめると、もー涙もの。
しかし、まー、アナグロな映画だ。昭和感丸出し。
そこが、たまらん。
「蒲田行進曲」のスーツアクター版だが、個人的には本家より完成度も高し。
客は4割程度の入りだったけど、エンドロールが流れても誰も立たなかった。
でもエンドロール後のオマケ的シーンは蛇足だったような気がする。そこでマイナス1点。


(2014年9月109シネマにて株主券使用700円にて鑑賞)

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GODZILLA ゴジラ

2014年09月11日 | SF
2014年 アメリカ 123分 アドベンチャー/SF
監督/ギャレス・エドワーズ
出演/アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン

(99点) ハリウッドがゴジラを作ったらこおなると言う一つの解答

<ネタバレ>
大昔、地球には放射能をエサにして生きていた巨大生物がいた・・・。
その一種ムートーが日本の原発の放射能をエサにすくすく育ち遥先のアメリカにいるメスと交尾するため街を崩壊させながら移動。
人間どもは逃げまどいむざむざ死んだりするのみ。
そこに生態系の頂点に君臨するゴジラ登場。
何故か極力人間は殺さずムートーを退治してくれるの。
アメリカ軍もいろいろするけど、結局は邪魔にしかならず、やっぱ大自然の前には人間って無力なのね。
そんな家族愛を歌ったスペクタクル怪獣巨編!!


「ゴジラ」を観に行ったはずなのに、まさか「ガメラ(平成版)」だったとは!!
やっぱし悪役として大暴れしてアメリカをぶっ壊すゴジラが観たかったのだが、そーいう映画ではなかった。
チャンピオンまつりで子供のヒーローと化していったゴジラのリメイクと言うか、いやいや、やっぱりどう見ても平成ガメラ、敵もまんまギャオスの焼き直しだし、だったら何故ゴジラが人間の味方をしてくれるのか、ガメラ程度の設定を提示してほしかった。
でも、まー十分すぎるほど面白かった。
あまりにも面白かったので2Ⅾ字幕版と3Ⅾ吹き替え版と2回観た。
1回目は前半30分寝ながら見てたので家族愛がテーマな物語を見てなくて、巨大生物が暴れだしたところから見た。
2回目はちゃんと観たが、物語を追わず怪獣出現により世界崩壊していくだけの映像を見てた1回目の方が楽しく観れた。
ただ、やっぱりゴジラを見に来たのにエヴァンゲリオンっぽい巨大昆虫ばかり大暴れで、そこには面白みを感じなかった。
ネーミングが良くないよね。
やっぱり怪獣にはギラスとかメガロンとか、それっぽい響きが欲しかった。
吹き替え版では案外気にならなかったけど、字幕版では「ムートー」の響きに違和感を覚えて仕方なかった。
なんかインド映画の「ムトゥ 踊るマハラジャ」を思い出してのめり込めなかった。
それでも、怪獣映画超大作としては十分十分。
ハリウッドが本気で「ゴジラ」を作るとこーなると言うひとつの解答を観た。
街崩壊の地獄絵は9.11や東日本大震災を知ってから観たら生々しくて怖かった。
ハリウッドが本気出せばこれくらいの映像が作れてしまうんだね。
1回目観たのがお盆のときで、盆明けにワイドショーで「ハワイから帰国しました~♪」なんてニュースを見てたら、え?あんな大災害のあったハワイから、よくご無事で・・・と一瞬思ってしまう程、ゴシラ映像にはインパクトがあった。


(2014年8月TOHOシネマベイシティにて2Ⅾ字幕版)
(2014年9月中川コロナにて3Ⅾ吹き替え版)

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ニシノユキヒコの恋と冒険

2014年09月07日 | ラブストーリー
2014年 日本 122分 ロマンス/ドラマ
監督・脚本・編集/井口奈己
原作/川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』(新潮社刊)
出演/竹野内豊、尾野真千子、本田翼、成海璃子、木村文乃
    麻生久美子、中村ゆりか、阿川佐和子、田中要次

(70点) ゆるくお洒落な女性向けの竹野内くん映画

モテてはフラれる色男ニシノユキヒコこと竹野内豊。
人妻の麻生久美子に、会社の先輩の尾野真千子に、元カノの本田翼にモテ、レズカップルの成海璃子と木村文乃にまでモテては、その全員にフラれてしまう。
しかも交通事故で死んでしまう。
そして以前、死んだらまた会おうと言う約束を守って麻生久美子の家に幽霊として現れるが麻生久美子は離婚して家を出ていてもういない。
中学生になった麻生久美子の娘中村ゆりかには見えるようだが他の人には見えない。
自分の葬式に一緒に行くと阿川佐和子が中村ゆりかに生前のニシノユキヒコこと竹野内豊のモテブリを語り始める。


以前、川上弘美の小説にハマっていた。
この原作は未読だったが気になっていた。
そこはかとなく川上弘美っぽいかもと感じつつも、まーなんてこともないお話し。
何気に小洒落ていて旬な若手女優がいっぱい出てるのでそれなりに心地よくは観られる。
しかし旬な女優陣もさることながら竹野内豊が可愛い。
女性向けに作られているからか、女性目線で竹野内君を見てしまう。
女優陣よりも竹野内君の方が可愛く見えてしまうのだ。
でも、まーそれだけだな。
タイトルの冒険を感じないのは原作どおりなのか?
気が向いたら今度原作を読んでみよう。
川上弘美は初長編の「いとしい」までの初期作しか好みじゃないんだけど。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作
  「ライフ」「女ガンマン皆殺しのメロディ」「大統領執事の涙」「武器人間」

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武器人間

2014年09月06日 | SF
2013年 オランダ/アメリカ 84分  アクション/ホラー/R15+
監督/リチャード・ラーフォースト
出演/カレル・ローデン、ジョシュア・ザッセ、ルーク・ニューベリー
    ロバート・グウィリム、アレクサンダー・マーキュリー、ホン・ピン・タン
    マーク・スティーヴンソン、アンドレイ・ザヤッツ

(60点) ナチス秘密兵器、フランケン・シュタインの孫が作った武器人間!

ロシアの小隊が密命で最前線へ。
そこには死体と武器を組み合わせた改造人間製造小屋があり、フランケン・シュタインの末裔のキ○ガ○博士が一人で武器人間をこさえては村人を血祭りにあげていた。
そんなことを聞かされていないボンクラ隊員はパニックな中、銃乱射しながらも血祭りにあげられ、武器人間に改造されそうになっていく。
嗚呼、戦争ってやーね。


ゴミみたいな映画だけど、このての映画としては良く出来てる方。
でも途中から出てくる武器人間がいきなりいっぱい出てくるのでキャラ立ちしてなくて勿体ない。
嗚呼、仮面ライダー一作目のショッカー基地と怪人たちの素晴らしさを再確認。
日本のポスターデザインや予告編の作り方は上手いなー。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作
  「ライフ」「女ガンマン皆殺しのメロディ」「大統領執事の涙」「ニシノユキヒコの恋と冒険」

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大統領の執事の涙

2014年09月06日 | ドラマ
2013年 アメリカ 132分 ドラマ/伝記
監督/リー・ダニエルズ
出演/フォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー
    ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、ロビン・ウィリアムズ

(90点) 歴代大統領7人に仕えた黒人執事を通して語られる人種差別の歴史

奴隷解放はされたとは言え、まともな人間扱いはされていなかった黒人。
農場の主人に父を殺され母は廃人となり、そこを逃げ出したセシル。
いろいろあって縁あってホテルの給仕からホワイトハウスの執事へ。
ハウス・ニガーとして白人に奉仕する仕事で7人もの大統領から信頼を受けてきたが、家庭では長男が黒人の民権運動の活動家になったり、女房は寂しさからアル中になったり浮気したり、次男はベトナム戦争で戦死したりと、まー大変。
それでも執事として大統領の近くで激動のアメリカを見てきた。
いろいろあって、時は流れ、執事を辞め、時は流れ、なんと黒人が大統領に選出される日が来るなんて。


斎藤巧が褒めていたので観るつもりでチケットまで用意していたのだが観そびれしまった。
レンタルが解禁になって見逃していた最近作と共に5枚1,000円で借りて観た。
大統領の執事と言う部分だけの映画と思っていたら、アメリカの黒人差別と民権運動の歴史がおおまかに解る良質な映画で、そんなに重くもなく意外と観やすくて良い映画だった。
実話らしいが、執事の息子が活動家だったかどうかは知らない。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作
  「ライフ」「女ガンマン皆殺しのメロディ」「武器人間」「ニシノユキヒコの恋と冒険」

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ホドロフスキーのDUNE

2014年09月06日 | ドキュメンタリー
2013年 アメリカ 90分 ドキュメンタリー/SF
監督/フランク・パヴィッチ
出演/アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セイドゥー
    H・R・ギーガー、クリス・フォス、ブロンティス・ホドロフスキー
   ニコラス・ウィンディング・レフン、リチャード・スタンリー

(100点) 作られなかったSF超大作の全貌を明らかにする傑作ドキュメンタリー

作られなかったSF超大作 デューン!!
ホドロフスキーの デューン!!
デューン!!デューン!!デューン!!
作られなかったのにも関わらず「スター・ウォーズ」や「エイリアン」など後のSF作品に多大なる影響を与えた デューン!
通にはお馴染みの 超カルト監督ホドロフスキーが監督し、メビウスがコンテを書き、ギーガーがデザイン画を担当し、ダン・オバノンが特撮するはずだった デューン!
ミック・ジャガー、サルバード・ダリ、オーソン・ウェルズといった訳の分からん超大物が脇を固め、主演を務めるのがホドロフスキーの息子と言うとんでもないキャスティングになるはずだった デューン!
今頃明かされるその全貌と未完成へと至る顛末。
製作費の関係でメジャー会社からGOが出なかったと言うが、上映時間が12時間から20時間になると言うので、そりゃ出来んわ デューン!
デューン!デューン!デューン!!


その後作られたデヴィット・リンチの「砂の惑星」が好きだった。
この映画がもともとは、あの「エル・トポ」のホドロフスキーが作るはずだったと聞いてちょっと驚いた。
そして最近になってその映画の全貌を明らかにすると言うドキュメンタリーが出来たと聞いて気になった。
まず驚いたのがホドロフスキーがまだ生きていたこと。
しかも80を過ぎて最新作を作ったこと。
このドキュメントの多くがホドロフスキーのインタビューで綴られているが意外とまともな人でビックリ。
でもキャラは強烈。
ホドロフスキーを見るだけでも楽しい映画だったが、このドキュメンタリーの作りがとても良い。
マニア魂を持って、ちゃんとプロの仕事をした極上のドキュメンタリーになっていて好印象。
絵コンテやデザイン画の見せ方も上手で参考資料の画像もきっちり抑えられていてストレスなく観れた。
内容的に興味深いものだったからかもしれないが楽しく観れた。
しかし、このスタッフ・キャストの「砂の惑星 デューン!」は観たかったな。
でも1975年に上映時間20時間の映画はないわー。そりゃ、出来んわー。
でも、ひょっとして作られていたら「スター・ウォーズ」とか「エイリアン」とか作られなかったかも知れないし、エポック・メイキングな作品としての位置づけにならなかったかもしれない。
それでも存在を知ってしまったら観たかったな、デューン!デューン!デューン・・・・。


(2014年7月今池シネマテークにて有料鑑賞)
  同時鑑賞「リアリティーのダンス」ホドロフスキー最新作

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