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え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

踊る海賊

2022年08月30日 | ミュージカル
102分 カラー 1948年 ミュージカル/恋愛/コメディ
監督:ヴィンセント・ミネリ
主演:ジュディ・ガーランド ジーン・ケリー

(79点) それなりにお馬鹿で楽しいラブコメミュージカル

伝説の海賊に憧れつつ金持ちジジイとの婚約が決まったジュディ・ガーランドだったが旅芸人の浮かれたジーンケリーに見初められ・・・。

途中から急にストーリーが面白くなるが、ラストはその期待とは違う方向に。
踊る海賊というタイトルだがミュージカルなので踊りはするが海賊映画ではないな。
海もほとんど出てこないし船も出てこない。ヒロインも観客も海賊と言う言葉に踊らされてはいる。
全然知らない映画だったがジーンケリーがドルジュドンのボレロを先取りしたような踊りにまず興味を持ってかれた。その後のジュディガーランドの切れっぷりの歌が見せ場で楽しめた。
廉価ソフトだが画質は許せる範囲。こんな映画に出会えるのが廉価セットの楽しみだな。レンタルや配信にはないかも知れないし有っても借りないだろう。



(2022年8月コスミック出版廉価セット10枚組1800円にて鑑賞)
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メリー・ポピンズ リターンズ (I-MAX2Dレーザー)

2019年02月04日 | ミュージカル
2018年 アメリカ(ディズニー) 131分 ミュージカル/ファンタジー
監督/ロブ・マーシャル
出演/エミリー・ブラント、リン=マヌエル・ミランダ
   ベン・ウィショー、エミリー・モーティマー
   ジュリー・ウォルターズ、ピクシー・デイヴィーズ

(80点) 絵の美しさを堪能するだけの続編ぽいリメイク

メリーポピンズのクソガキももう大人。時代は大恐慌時代でちょっとした借金のかたに実家が差し押さえられそう。
そんなとき子育てに手が回らないところへメリーポピンズが舞い戻り家庭教師として押し入ってくる。
そんでもって同じようにアニメと踊って歌って、結果的に大団円。
そしてサヨナラサヨナラ。


とりあえずI-MAXレーザーで観たのが大きい。昨年暮れに新システムを導入したらしいが観るのは今回が初めて。
抜群に絵がキレイ。
メリーポピンズの絵本そのもののような極彩色の映画にはうってつけ!と言うか絵の美しさしか見るところがない映画なので出来るだけデカク綺麗な画面で観ることが重要な映画だった。
前作は昨年「午前10時の映画祭」で続編が作られていることを知らずに見ていた。
続編と言うけどほとんど同じ。舞台だったら再演と言った方がいいくらい一緒。個人的には前作よりはちょっと面白いがテンポがイマイチ悪い部分もあって若干退屈もした。前作の無茶苦茶な呪文の歌は入れて欲しかった。


(2019年2月4日109シネマI-MAXレーザーにて2300円)
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マガディーラ 勇者転生

2018年09月07日 | ミュージカル
2009年 インド 139分 アクション/ミュージカル
監督・脚本/S・S・ラージャマウリ
出演/ラーム・チャラン、カージャル・アガルワル
   スリハリ、デヴ・ギル、スニール、サラット・バーブ

(82点)歌って踊って恋して転生して再会しちゃうインド大活劇

命知らずの踊るバイクレーサーには過去の因縁があった。400年前愛し合いながらも死に別れた女王と生まれ変わりで再会し結ばれるのだ。しかし過去でその中を引き裂いたライバルがやはり今世でも立ちはだかる。実父を殺し、ヒロインの父も殺し、バイクレーサーも殺そうと言うのだ。バイクレーサーは歌って踊って恋して闘うのだ。そしてヒロインは歌って踊って右往左往。


ちょっと無駄にダンスが長いかな。とくにオープニングの本編と関係ないくだりがやや苦痛。後半の過去のエピソードが語られるところはまんまバーフバリ。確かにバーフバリの原点と言うかパイロットフィルムみたい。それなりに面白いけどバーフバリのヒットがなければ日本公開はなかっただろうな。


(2018年9月ミッドランドスクエアにてレイトショー1100円)

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ANNIE/アニー

2015年01月31日 | ミュージカル
2014年 アメリカ(ソニー) 118分 ミュージカル/ドラマ
監督/ウィル・グラック
出演/ジェイミー・フォックス、クヮヴェンジャネ・ウォレス、
    ローズ・バーン、キャメロン・ディアス

(70点)みなしごアニーが金持ちの人気道具にされるがハッピーになる話

捨て子だが元気に生きる黒人少女アニー。
金目当てで里親してるキャメロン・ディアスと喧嘩したってヘッチャラ。
ある日、黒人版ビル・ゲイツが選挙の人気取りとしてアニーと暮らそうと言い出す。
お約束どおり孤独な金持ちがアニーによって人間らしさを取り戻しカワイコちゃん秘書とハッピーになるのだ。
そして犬がワンワン、ヘリコプターぶんぶん、最後は平井堅のトモローでドン引き。
そんな良くも悪くもハリウッドミュージカル大作映画。


面白かった。
平井堅のトモローがなければプラス10点。
夏の風物詩となっている原作の舞台は観たことがないが、こんな話だったのね。てっきり小公女かと思いきやちょっと違った。
もともと予告編に出てきたアニーでもキャメロンでもないカワイコちゃんが気になって観た映画だった。
そのローズ・バーンは本編では出ずっぱりで思ったよりも老けていたが、それでも可愛かったので十分。
原作を知らないので何とも言えないがハリウッドらしいはったりとお約束だけでテンポ良く話が進み気が付けばもう終わり。
いろいろ端よりすぎてる感もあるが私は楽しく拝見。
アニーがもちょこと可愛いと良かったけど、まーしゃーないか。


(2015年1月109シネマ名古屋にて有料鑑賞)

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舞妓はレディ

2014年09月19日 | ミュージカル
2014年 日本(東宝) 135分 コメディ/ミュージカル
監督・脚本/周防正行
出演/上白石萌音、長谷川博己、富司純子、田畑智子
    草刈民代、渡辺えり、竹中直人、高嶋政宏
   濱田岳、岸部一徳 、松井珠理奈、武藤十夢

(78点) まんまと感動はします。

強烈な津軽弁と鹿児島弁を繰り出す田舎娘が舞妓に憧れ京都へ。
こんななまりでは舞妓にゃなれね、と断られるが言語学者がそこに立ちはだかる。
呉服問屋との賭け事の対象として半年で京なまりを習得し舞妓を目指すことに。
厳しくも優しく個性的な京の人々に囲まれ果たして田舎娘は京言葉を習得し舞妓になれるのか?


スパイダーマン2を観に行ったのだが4DXで追加料金1300円もかかると言われ急きょコレを観ることにした。
周防監督作品を観るのはは『Shall we ダンス?』以来だった。
賛否両論のミュージカル仕立ては膨大な量の花街の風習やしきたりを説明するには必要不可欠だったとか。
役者が豪華で歌も楽しく和製ミュージカルとしては、まんまと感動出来、それなりに良かった。
惜しいのはストーリーがない。
マイフェアレディをなぞって作られているが、教授とヒロインのラブストーリーすら感じられなかった。
ラストで「センセ大好き」と叫ぶまでヒロインが教授に恋心を抱いていたことさえも伝わらなかったのは残念。
映画より舞台でやった方が面白かったかも。
でも、こーゆー映画だと思ってみれば十分面白い。


(2014年9月中川コロナにて有料鑑賞)

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ミュージカル『AKB49~恋愛禁止条例~』 ライヴビューイング

2014年09月15日 | ミュージカル
ミュージカル『AKB49~恋愛禁止条例~』
劇場公演 2014年9月11日(木)~16日(火)
ライブビューイング 2014年9月14日(日) 昼夜二回 衛星生中継
AiiA Theater Tokyo (アイア シアタートーキョー)
原作/元麻布ファクトリー 漫画/宮島礼吏 構成協力/高橋ヒサシ
『AKB49~恋愛禁止条例~』(講談社「週刊少年マガジン」連載)
脚本/御笠ノ忠次 演出/茅野イサム
出演/宮澤佐江、大和田南那(小嶋真子※Wキャスト)、須田亜香里
   岡田奈々、大島涼花、川本紗矢、内山命、梅田綾乃、森田彩花
    山下ゆかり、坂口理子、飯野 雅、谷口めぐ、山尾梨奈
    松村香織、谷真理佳、、、日野陽仁

★★★★★ AKBとAKB49ファンには最高の舞台かと

AKB48を盛り上げる為のメディアミックスとして描かれた漫画が意外と面白く、当初は短期連載の予定がまさかの長期連載。
しかも本家AKB出演によるミュージカルに!

高校球児だった浦山実は怪我で夢を無くしていた。
そんなとき彼の心を救ってくれたのは同じクラスの吉永寛子だった。
ある日、吉永がAKB48のオーディションを受けることを知った浦山はAKB48のことを知らないまま秘かに吉永を応援することを誓う。
それはそれまでコンプレックスだった女顔を生かし女装して浦川みのりとしてオーデションを受け、陰ながらサポートするというものだった。
なんとか、吉永はオーディションに合格し、ほっとするが、こともあろうに男である浦川までが合格してしまう。
誰にも内緒で男でありながらAKB48の一員になってしまった浦川とAKB12期研究生の前にいじわる先輩と秋元康が立ちはだかる。
通常1000円の研究生公演を1万円で満席にしなければ全員解雇。


もともと漫画が面白くてソチラからAKB48にも興味を持ち始めたクチなので、これがAKBメンバーで舞台化すると聞いて、どーしても観たくて仕方なかった。
しかしAKBグループのチケット制度では懸賞か宝くじに当たる確率でしか手に入らないので、当然のごとくチケットは手に入らなかった。
でも、この日、たまたまインド映画を観ようと思って映画館のサイトでスケジュールを確認してたらライブビューイングがあることを知り、慌ててチケットを取って映画館での衛星生中継ではあるが観ることが出来た。

映画館での配信上映会システムはこれまで観たことがなかったので昼夜2回公演のうち、とりあえず昼のみ観て面白かったら夜も観ようかと思っていた。

すげー面白かった。
いろいろ突っ込むところもあるけれど、こんな熱い舞台はなかなか観れるものではない。
「お前らに明日はないのかっ!?」
と、言いたくなるくらい、絶叫、熱唱、本気のダンス。
学芸会レベルとネットなどでは言われているが、確かにそれは本当だが、いい意味での学芸会。
プロの小慣れたミュージカルでは味わえない本気のステージに映画館での中継上映なのに熱くなってしまった。

残念ながら夜の公演は販売終了で買えなかった。
システムを理解してなくて買いそびれてしまった。
夜公演はダブルキャストで小島真子だった。コッチの方が観たかったのだが昼公演の大和田南那がメチャメチャ可愛かったので、へたに二回観ると一回目の感動が薄れるかもとも思った。

主演の宮澤佐江の熱さは感動的だったし、須田亜香里のヒールぶりも見事、道化回し的な松村と谷のコンビも楽しく、もちろんファン限定ではあるが最高に楽しい舞台だった。

原作の面白みである実在メンバーによるサポートシーンは全カットされ、ただのアイドルサクセスストーリーなだけだが、全編AKB内の名曲で綴られ、ミュージカル仕立てのコンサートとして楽しいものだった。
たった数回の公演では勿体ないけど、こんな無茶な熱血公演は続けられないので、中継上映とは言え名演に立ち会えて良かった。

本来目的のインド映画もこのあと観たのだが、そりゃもー面白かったのだが、若干49を引きずって集中出来なかった。
ちなみにそのインド映画「バルフィー」は今年公開作では1位だな。


(2014年9月14日(日)センチュリーシネマ13時~16時3,608円全席指定)

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