え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

もっと熱いぞ!猫ヶ谷!!3D (第一話、第二話)

2012年02月19日 | テレビドラマ
2011年(劇場公開2012年) 日本 約50分(二話分) お色気/学園コメディ
監督/仁同正明 原作/克・亜樹
出演/秋月三佳、綾乃美花、衛藤美彩、松雪オラキオ、手島優

(0点) 即刻上映中止すべき不良3D

ヒートアイランド化した日本で男子はアロハ、女子は水着着用が義務化された学園。
そこへ転校してきた熱血ドジッ子キャラのヒロイン、水着の制服に夢をはせていたがクラスの大半が水着は恥ずかしいとセーラー服だったことに激怒。挑戦状を叩きつけてセーラー服を脱がせる。
そんなヤンマガグラドル総出演のゆる~い学園コメディ。
深夜枠でのテレビドラマをブルーレイの宣伝のため3Dで二話構成で連続劇場公開。

新鋭グラドルの水着姿を堪能するためだけのどうでもいい学園コメディでテレビ放映時一話だけ録画して早回しで観た程度のものだったが、3Dで公開との事でグラドルの3Dに興味津々で股間を熱くさせて観に行ったのだが、女の子が全然飛び出さない・・・。
メガネの故障かと思ったがよくよく観ると背景が飛び出している。
とっても観難い。
劇場スタッフに苦情に行くと劇場公開用にデジタル処理する際の不手際かなにかでこのようになってしまったとか。
いや、そんなもん上映していいのか?
ブルーレイ版もこんなんなのか?
背景が飛び出して肝心の女の子が引っ込む3D。世界初?引っ込む3D。
入場料と交通費と時間を無駄にして、どよーん。


(2012年2月中川コロナにて有料鑑賞)

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ヒミズ

2012年02月15日 | 青春
2011年 日本 129分 ドラマ/青春/PG12
監督・脚本/園子温 原作/古谷実
出演/染谷将太、二階堂ふみ、渡辺哲、光石研、でんでん、窪塚洋介

(60点) ヴェネチア映画祭新人俳優賞受賞の二人を見るだけの青春映画

中学生の染谷くんは普通の大人になりたいと願っているちょっと普通ではない男の子。
母親とボート小屋でボートを貸して生計を立てているが時折やって来る父親が殴って蹴って罵倒して金持って去って行く日常にうんざり。
ボート小屋のまわりには東北地震で被災した人々がたむろしている。
そんな染谷君を何故だか心酔している同級生の二階堂ふみちゃん。
いろいろあって死のうとしている染谷君を死なせないようにするが、ふみちゃんの家では両親が首吊り台をこさえて心中の準備にぬかりなかった・・・。
そして世間ではうっせきした若者がやたらとナイフや包丁を持って通り魔ブームを巻き起こしていた。

独断辛口の映画批評をする月一ゴローのコーナーで、なんだかんだ言って結局スマップがらみの映画を一位するのに番組MCの香取信吾主演(声の)のCGアニメ映画を差し置いて一位に選出していたので気になったが、ちょっと期待しすぎたか。そう言えば園子温の映画を観るのはこれが初めて。以前話題作の「愛のむきだし」をレンタルで観ようとしたのだが、なんか耐え切れず観れなかった。
今作もDVDでは最後まで観れなかったと思う。
浅はかな馬鹿な私から見ると子供を苛めているだけの映画で楽しくない。
なんだか同じ展開が繰り返していて行き当たりばったりで撮っているように見えてしまった。
二階堂ふみちゃんは可愛くて気持ち悪くて魅力的で染谷君も存在感があって良いがそれだけじゃーちょっと・・・。
震災直後の被災地の映像はやはり凄まじいものがあるが、個人的にハマらなかった。
もっと悲惨なラストを想像したがそれなりに前向きな終わり方でホッともしたが、なんだかなーとも思った。
ごめん。


(2012年1月28日センチュリーシネマにて割引チケット700円にて鑑賞)

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ひまわり

2012年02月13日 | クラッシック
1970年 イタリア 105分 反戦/メロドラマ
監督/ヴィットリオ・デ・シーカ
出演/ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ
   リュドミラ・サベリーエワ、アンナ・カレナ

(100点) 映像美とソフィア・ローレンに圧倒される

戦争が終わっても帰還しない夫を探してソフィアローレンは単身モスクワへと向かう。
マルチェロマストロヤンニはもう死んだんだと言われても、んなこと信じられねー。
彼との思い出を振り返る。
徴兵直前に出会い恋に落ちすぐ結婚。徴兵を逃れるために病気を装うが嘘がばれてシベリア送り。
ソ連にはひまわりが咲き誇っていた。
ひまわり畑には名も分からぬイタリア兵士の遺体が埋められた。
兵士を肥やしに美しく咲き乱れる、ひまわり、ひまわり。
多くの兵士が帰国することなく死んだのだ。
でもヤンニは生きている!
帰国することなくロシアに残った兵士はぎょーさんおる。
頑なに信じて探し回るローレンは遂にヤンニの消息を掴むが、そこにはロシアン妻と子供までいてローレン、ショックで逃げ帰る。
嗚呼、戦争って残酷・・・。
そんな愛の名作。

すげー!
とにかく画面構成の美しさに圧倒された。
1シーン、1シーン、印象派の巨匠の絵画を見ているようなドラマチックで力強い完璧な絵作り。これが映画だよ!と感動。
しかも今作ったら3時間はかけてしまうような内容なのに1時間45分と程よい。
その分、テンポ良すぎて強引な場面転換だが映像の強さと役者の存在感で見せる魅せる。
ソフィア・ローレン!すげー。
マルチェロ・マストロヤンニの弱弱しい演技も素晴らしい。
これを映画館で観れて良かった。
タイトルだけは知っていた古典映画だったが、思ったよりも新しい映画だった。エクソシストや燃えよドラゴンと近い年代。もっともっと古い映画かと思っていた。
定期的にスクリーンで観たい映画かも。


(2012年1月28日(土)伏見ミリオン座にてゴールドシルバー閉館チケット700円にて鑑賞)

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逆転裁判

2012年02月12日 | サスペンス・ミステリー
2011年 日本 135分 ミステリー/コメディ
監督/三池崇史 原作/カプコン(携帯ゲーム機用ソフト)
出演/成宮寛貴、斎藤工、桐谷美玲、中尾明慶、柄本明、檀れい
   谷村美月、篠井英介、鮎川誠、石橋凌、小日向文世

(70点) コミック風裁判ゲームをまさかの実写映画化

犯罪増加に伴い3日の審議で判決が下されるスピード裁判が導入された世界で日々、検事と弁護士による法廷裁判バトルが繰り広げられていた。
新米弁護士成程龍一郎はドギマギしながらも「意義あり!」「喰らえ!!(証拠を)」を連呼しつつ熱き法廷バトルを戦い続けていた。
師匠の美人弁護士が何者かに殺されその妹が犯人とされたがそれは過去の事件を巡る巨大な陰謀が秘められていた。
圧倒的な不利な条件のもと逆転無罪を勝ち取るために成程は闘うのだ!

原作のゲームは好きだったが2作目の途中で攻略できず断念。
それでも好きなゲームだったので映画版の立て看板を観たときは興奮とともにちよっと笑った。
最初CGアニメかと思ったがまさかの実写映画。
主演メンバーがなかなか地味な面子だがゲームキャラそっくり。
この立て看板で桐谷美玲を見てゲームキャラのイメージどおりで笑った。本編も桐谷美玲がイイ感じでかろうじて楽しめた。主演の成宮君もゲームのまんまだが、いささか頼り無さ過ぎてヒーローっぽさが感じられなかったのがちょっとモヤモヤ。
やっぱりゲームユーザーのためのファンアイテムで映画と呼べる代物ではないがラストのくだりはちょっと映画ぽかった。
個人的にはミレイ祭り第二弾として観た一本。
中川コロナは風呂と併設しているので風呂入ってミレイ。風呂入ってミレイの二日間だった。


(2012年2月12日(日)割引券使用1,000円にて鑑賞)

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荒川アンダーザブリッジ

2012年02月12日 | コメディ
2011年 日本 115分 コメディ
監督・脚本/飯塚健 原作/中村光
出演/林遣都、桐谷美玲、小栗旬、山田孝之、城田優、片瀬那奈
    安倍なつみ、、井上和香、高嶋政宏、上川隆也

(70点)バカが振り切れないのは失敗なのか味なのか?

日本を代表する企業の御曹司が荒川開発のため不法占拠する変人集団の元へと行くが、そこで金星人と名乗るジャージ姿の美女に命を救われ、他人に借りを作ってはならぬと言う家訓を守るためお返しとして彼女の望み「地球の恋を教える」ために恋人として河川敷で河童姿の村長やゴッツイ男子のシスターや星姿のミュージシャンらと共に暮らすことになり・・・。

ギャグ漫画が原作で弾けた電波系キャラがいっぱい出てきて、それを小栗旬、山田孝之らなかなか豪勢な面子がノリノリで演じているが、同スタッフ・キャストの深夜ドラマか深夜アニメか原作を知らないとノリきれない。
シネコンの窓口でまともにタイトルも言えずに観てしまった私はノレそうでノレず、ややモヤモヤしたが元々そう言う味わいの映画なのかもしれない。
でも主人公がお約束の真実に目覚めるのにエピソードや時間が足りない。
ヒロインの桐谷美玲はバラエティー番組で見たことがある程度で、そのときはモデルか何か知らんがやたらと美人扱いを受けていて感にさわったが役がつくと魅力的だった。
続けてヒロインを務める「逆転裁判」も観てしまい思いがけず「ミレイ祭り」をしてしまった。


(2012年2月11日土、中川コロナにてポイント鑑賞)

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