離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

他人に興味がない

2019-08-07 00:00:01 | 日記
人はすぐに忘れてしまう。

先日、ニュースを見ていて、愕然とした。

3年前に神奈川の障害をもつ方の施設で大量の殺人事件があったのを覚えているだろうか。

犯人は、そこの元職員の男性であったが、

この事件を覚えているかというアンケートで

少ないとはとても言えない割合で、よく覚えていない人が多かったのだ。

たった3年で、あれだけのショッキングな事件を忘れているのである。

いまどきは、SNSもテレビもなんでも情報源はある。

いつぞやはSNS疲れという言葉も出てきたくらいに、

リア充ばかりの投稿を目にして疲れた経験もあるかもしれない。

大して興味もないが、とりあえず「いいね」を押してあげる。

以前にも書いたが、

人は自分のことばかりで、他人のことにはさほど興味はない、

少なくとも、興味があるようにふるまっているだけだし、

心配したり、親身になっているようにしているだけではないだろうか。

もちろん、そうでない人もいることはいるが、とても少ない。

そんなことはないと断言する人ほど、自分をごまかしているだけである。

震災でも、災害でも、病気でも、自分に近い人には一生懸命でも、他人には冷たい。

まずは、自分、そして自分に近い人の安全、安心が初めで、それが確保できたら

ようやく周囲の人への行動となる。

もちろん、自衛隊やレスキューの方は自分の家族を残しても

他人を助けてくれているのだから、ほんとうに尊敬できる。

そんな非常事態ではなくても、電車が遅延したり、交通トラブルで

我先にと改札へ駆け込む人が多いのは、日常的に目にするはず。

誰も自分は最後で良いとは言わない。

それが悪いということではなく、人とはそういう存在なのだと気づくことが肝要である。

私は離婚したときに、他人の目がとても気になった。

なぜなら、周囲には離婚した人がいなかったし、ある意味で、日本の縮図のような定型的な環境だったから。

それまでは、自分もそうであったのだから仕方がないが、

他人にどう思われるかが気になり疲れた。

知人くらいならまだわかるが、はじめて会うような人もそんな感じすらした。

だが、実際にはそんなことは他人は考えていない。

考えていたり、不躾にも「結婚しないの?」「離婚したんだね・・・」「彼女いないの?」

とか聞いてきたとしても、「晴れて気持ちいいね・・・」なんて会話と同じくらいの軽さで

聴いているだけで、大して興味があるわけでもない。

どうでも良い、場つなぎの話題の一つに過ぎない。

他人に対しての興味なんて、所詮その程度ということを理解していれば、

他人の目などどうでも良いと思えてくる。

それよりも、それに囚われている自分のことを見ている自分の目の方を考えるほうが

どれだけ多くの気づきが得られるか。







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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2019-08-07 13:54:12
私も、別れて数年たった今も他人の目が気になって隠れています。今日も気づきをありがとうございました。
返信する
Unknown (SS)
2019-08-07 14:00:41
こんにちは。いつもブログを拝見している者ですが、著者様のメールカウンセリングを受けることは可能でしょうか?
返信する
Unknown (Kou)
2019-08-07 18:24:01
他人の目は、気になりません。

でも、1年経つのに心の病気は治らないままです。

結婚相談所へ申し込んで、
何とか変化が無いかと頑張ってみたいと思います。

明日は精神的に疲れて休暇を取りました。
離婚を宣告された方は辛いですね。
返信する
みなさま (著者)
2019-08-08 05:37:19
みなさま

ブログを読んでいただきありがとうございます。
そして、ひとつひとつのコメントを
毎日読ませていただいております。

おひとりずつの苦しい想いが伝わってきます。

また時折ご質問がありますが、
対面、メールカウンセリングは現時点では
御受けしておりません。
とはいえ、この先ずっとということでもありませんので、御受けできるときには、ご案内させていただきます。

夏休みがはじまる時期、世の中の動きとは別に辛い日々が続くかと思います。

過去の記事も読んでいただきながら、
耐えていただけたらと思います。そして
苦しい想いは、心のなかで抱え込まず、
コメント欄に書いて吐き出してしまっても良いのだと思います。

あなたの苦しみが少しでも和らぐように
応援しています。
返信する
Unknown (Unknown)
2019-08-08 21:07:37
この人となら離婚しないで済みそうだ、と思ったから結婚した。でも、離婚になった。私の性格が悪かったから、逃げたくなったんじゃなかろうかと、半分思う。
一生つづくと思っていた。
だからつらかった。
もっと働かなくては、お金が足りない。
だけど動けない。怖い。
返信する
Unknown (Unknown)
2019-08-09 00:37:06
島田紳助さんの名言で「自分の顔にできたニキビの様なもの」という言葉があるらしい。先日、有吉弘行さんが話していた。
どういう意味かというと、自分ではとても気になる事でも人から見れば、たいした興味はない事である。
自分が思うほど他人は自分に興味がない。世間体っていう意味では離婚した事を気にやむ必要はないのではないか?
私はこれから先、この経験を生かして自分がどれだけ幸せになれるかに焦点をあてていく。
返信する
Unknown (Unknown)
2021-10-20 17:37:01
名前を入れなくても、著者様にはアカウント名のお知らせは通知される…のですよね、たしか

この記事で、著者様が 尊敬できる と仰られた仕事を しております が、実体は、みな変わらないと思います 人のいのちを 日々扱い 人のいのちと 日々向き合いながら
私のように 離婚の事態になる職員は山ほどいますし

不思議に、ひとの痛みを理解できていない者が 非常に多いです

そういう人のことが不思議で こんな仕事してるのに…と。 しばらく観察して、分かったのは 彼らは

「ひとを助ける仕事をしている自分」でいたいだけなのだろう、ということです。
ひとを助けたい、ではなく
ひとを助けることを仕事にしている自分でいたい

なのです

どちらかだけ、の人はおらず みな、少なからず
どちらの要素も持っているのでしょうが

そして そんななか 自死をとげる 同僚 先輩 後輩 残念ながら多い。
そして日々 仕事で 自死の現場に行きます

そこに、救いがないとは とても思えません
やって良い、悪いではなく
耐えられなかった人に この世の誰も なにを言う資格もない…と 深く、想います。
返信する

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