離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

何を大切にするのか

2017-09-15 00:00:01 | 日記
離婚の苦しみのなかでも、

家族と過ごした記憶、

子供との記憶は

あまりに悲しく、言葉にならないくらいの苦しみだと思います。

パートナーと出会い、恋愛し、新婚生活をおくり、

子供が生まれる・・・、

多くの人が憧れる人生の一部かもしれません。

それらを経験した人間にとって、

それを強制的に手放すなどという経験が

簡単に受け入れることができるはずはありません。

そして、日常生活の多くを、家族とともに過ごし、

その時間を大切にしてきたあなたにとって、

それ以外の枠などというものはとても小さくて、もしかするとありえないとも

感じるかもしれません。

頭では、理屈では理解できても、

その想い、枠から離れることができません。

そんなあなたの最も大切なものと質問すれば、

家族であり、子供であり、それらのためなら・・・という想いがあって

当然ですよね。

ただ、長い間、その想いだけを持ち続けていれば、

枠から出ることは難しい。

家族や子供への想いを、捨てる必要も、恨む必要もない。

あなたのその大切な想いはそのままで良いと思うけれども、

ふたつ目の大切なものがあってもいい。

いや、人生においては、あるべきだと思うのです。

自分中心の大切な想いや、新しいパートナーへの想いや

これまでの価値観や第一優先事項だけでなくて、

他にもあっていい。

以前書いてますが、家族やパートナーと共感してはいいけども、

同一体になって、自分が消えてしまうようなことでは

それはあなたの人生とはいえない。

相手への従属になってしまう。

もしそうだったとしても、今、あなたなりの人生をしっかりと

取り戻していく、少なくとも、その可能性について考えていくことが

この苦しみから抜けていく、折り合いをつけていく

ひとつの道ではないかと思うのです。