80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

ワーキングメモリー

2012-01-16 18:21:01 | 最近のできごと
今朝のNHK テレビ"あさいち”で"ワーキングメモリー”

を取り上げられていた。


大阪大学大学院教授 苧阪(オサカ)満里子さんのお話に

よるとワーキングメモリーとは何かしたい時に一時的に覚

えておかないといけない事、例えば、ガスをつけたときに

は後で消すことなどで、ワーキングメモリーはおでこの下

側にあるところだそうで、短期の記憶なので、その後、

終わったらすぐ忘れるのがよいとか。

海馬と言うのは、子供のときの思い出とか、長期の記憶で

あり脳の中央より少し下側にあるそうだ。


通常ワーキングメモリーは作業台のようなもので何かした

いときに働くのだが、その作業台が小さい時には、例えば

鍋を火にかけているときに電話が掛り、ランチのお誘いを

受けたりすると、お鍋の方を忘れてしまうことがある。

通常三個ぐらいは覚えられるのだが、何か急にもっとショ

ッキングな情報が入ると、忘れてしまうことがある。

自動車事故の後には忘れたりする。

又、このワーキングメモリーは緩やかに発達していくそうで、

高学年になるとほぼ大人と同じぐらいになるそうで、20歳代、

30歳代になるとピークではないかということで、40代が境

目だと言われているそうである。

このワーキングメモリーの力が低下すると物忘れする。

イメージしている時には前頭前野の血流が良くなっているの

だそうで、このワーキングメモリーを調べるには、短い文章を

声を出して音読しながら、その文章の中のアンダーラインの

文字を覚えておき、問題が終わったら書きだすのだが、その

三文字の最後の文字から書き始めてはいけないのだそうで、

2、1、3の順でもいいそうである。難しくなるのは4文字

で、最高は五文字になると言う。20代30代では5問中二問

が正解で、40代、50代では一問が正解であることが望ましい。

何か二つを関連付けたりしながら記憶していくと覚えやすいそう

である。アナウンサーとか、同時通訳の方は良い成績であるとか。

日立製作所中央研究所の小泉英明さんによると、動作のなかで

例えばお料理などの時に手順を考えたり、何をどのくらい入れた

らいいかと考えていくことが脳の血流を良くするらしい。

出来合いのドレッシングを使う時にはワーキングメモリーの場所の

血流があまりあがらないが、自分で配合を考えて作る時には脳が良

く働き活性化するということで、二つのことを同時に考えるのが大

事で、子育ての時などは当然いろいろ同時に考えなければいけない

のがいいという事のようだ。

老人ホームなどでも、物忘れを遅くするために二つのことを同時に

考えさせる遊びを取り入れている。例えば、じゃんけんをする時に

はリーダーの人より後出しでいいから、リーダーの出したものに

勝つものを出させる。その場合にはさみでは三本の指を出すことと

するなどある。又、いろいろな単語を手を打ちながら声を出して

読むのだが、その時に最初は一語一語手を打っていくが、その後、

濁音の語は手を打たないことにさせるというやりかたもあるそうで

三ヶ月も続けると効果が上がってくるようだ。

こどもさんなどでは、例えば、レストランごっこで、お客さんの

ご注文を一度に三個言ってもらい、それをウエイトレスの役のお子

さんが絵にしたものを持っていくと言う遊びや、いろいろな色の

カードを見させて、その後、最後から二番目の色はと言う質問をす

る。 長いこと訓練していくと、やらなくなっても一年ぐらいは効果

があるそうである。

 以上NHKの”あさいち”からの抜粋


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