風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

博多キャバーンビートでライブを

2013年08月18日 23時58分02秒 | 風竿日記

先日は、都会はお盆休みで誰もおらんやろうと思いつつ・・・・

今回で5回目となる、博多の新名所「ビートルズ遊園地」CAVERN BEATさんに出演

前回の出演の折は、ほぼ満席という大盛況で、ちょっと期待しましたが、

今回はやはりお盆休みと言うことで客席はまばら・・・・。

ちょっと淋しいライブとなりましたが、

それでも30曲あまりを熱唱してまいりました。

新曲Rain、I'll follow the Sun、Free as a bird 、Can't buy me loveもまずまずで

バンド内ではまあ、満足のいくライブとなりました。

オーナーでミュージシャンの町田さんからも、「いいハーモニーだった。」とお褒めの言葉を頂戴して

いつものように、お客様のお一人お一人にお礼のご挨拶をしてライブを終えました。

今回はバンドの衣裳を新調しての初めてのライブ

ちょっと気合が入りました。

一応ビートルズのショーをやるのですから、演奏は勿論のこと、見た目も大事だと思った次第です。

次回の出演は未定ですが、またキャバーンビートで演奏をしたいと思っています。

今後の日程は平戸サムソンホテルが8月30日(金)、31日(土)

9月28日(土)大分市都町音いろ屋

いずれも午後8時からスタートです。

平均年齢が極めて高いおじさんバンドですが、他のコピーバンドとは一味違ったパフォーマンスを目指して頑張っております。

いい歳をしてと言われそうですが・・・・。

うちのバンドの売りは三声でのハーモニーと自前の頭髪で頑張っていること。

それよりも何よりも、

音楽と言う趣味は、最高の至福を呼び起こす、素晴らしいものだと思っております。

みなさま、The AppleBeatsに仕事下さーい。


夏の休日

2013年08月17日 23時20分07秒 | 風竿日記

この動画をクリックされて、音楽を愉しみながら、お読みいただければなんとも有難いことです。

<!-- A Summer Place-Percy Faith (夏の日の恋) . -->

 

お盆を過ぎてやっと朝夕に少し涼しい風が吹き始めました。

今年の夏はとにかく蒸し暑くてたまりませんでした。

その所為で、我が家は、8月分の値上げ後の電気料の請求が怖いくらいにエアコンのお世話になったのでございます。

それでも、夏のお休みの日々は、短いものの、有難いものです。

朝から赤と緑と紫の絵の具を使って、お絵描きをしたりして楽しく遊んでいます。

昨日は私の中にかの岡本太郎画伯が降臨されました。

「芸術は赤胡椒だぁぁぁぁぁぁ・・・・。」と

こうやっていい歳の夫婦が、朝から大笑いしているのでございます。

まあ人畜無害な芸術でして・・・・。

身近な素材もちょっとファインダーを近づければ案外面白いものでして、「身近な素材写真展」も二人でやったりしております。

 

二人のスリッパをこうして交互に並べるだけで、とてもアーキテック

二人でピアノを弾きあったり、歌いあったりして、

まあ微笑ましい限りでございます。

最近、そんな日常的な事柄や素材の中に・・・・

実に多くの至福が仕掛けられていることに気付きました。

休日は精神の安息を図る日であることも・・・・。

それでは、どちらさまも、おやすみなさいませ。

いい夢を

 

 

 

 

 


8月の約束

2013年08月14日 23時59分33秒 | 風竿日記

このブログを・・・、お盆で一時帰宅中の、今は亡き父と母に捧げます。

 

 

「8月の約束」

母が亡くなってから、父は相変わらず「プスッ」とした苦虫を噛み殺した表情で、

毎日のように酒ばっかし呑んでいた。

母が居なくなってそもそも、灯が消えたような我が家であったのだが、

元々無口な父がこのありさまだったので、

当時小学2年生だった私と、まだ3歳くらいの弟にとっての家庭教育環境は、頗る付きで良くはなかったのだと思う。

今にして思えば・・・・ではあるが。

無理もないことではある。

人の命というものは、贖えるものではないからだ。

無論、大人となった今、父を責めるつもりはないのだが、

当時は訳も判らずに、とにかくやりきれなかったものである。

 

実は、母が亡くなる前の夏、庭先で線香花火を愉しんだのであった。

儚い閃光の光の中で端正な母親の横顔を眺めながら、綺麗な人だと思ったものだ。

母は正看護婦の資格を持っていて、大きな、今でいう労災病院みたいなところに勤務していたこともあったという。。

そんなことで、私の体調管理には殊のほか厳しかった。

事実、ちょっと具合が悪くなると、すぐに熱を測り、脈を採り、トイレに行って便を調べられたものだ。 

そんな母親だったから、自分の体の異変にはいち早く気づいていたらしく、

あとで母の日記を読んだら、まさしく「幼い子供たちを残して死ねない・・・。」

と悲壮な文字で、32歳の心中が綴られていた。

    

死を覚悟した前の年の夏、庭の線香花火に母は命の儚さを感じていたのだと思う。

母は、8月の終わりの頃の、たった5円の我が家のささやかな花火大会が終わった後で

「たー坊、また来年の夏も線香花火をしようね・・・・。」と言って

指きりげんまん・・・・の約束をしたのだ。

その約束は天のはからいで無残にも破られることになったのだった。

・・・・そして、冒頭のくだりである。

次の年の夏、私は子供のことに気が回らない父に、敢然と抗議をしたのである。

「どこの家も、夏休みにはどこか連れて行ってくれてるのに、どうしてうちは行かんとね・・・。」と

三度ほどもせがむと、さすがに父も観念したようで、

佐賀の玉屋デパートに行くことになった。

私の必死の抗議が受け入れられたのである。

佐賀に向かうバスの一番後部座席で、弟と三人、それは男ばかりの家族の夏休み旅行であった。

佐賀に着くと、暑さ凌ぎに食堂でかき氷を食べた。

父は黙って、例の苦虫を噛み潰したような表情で食べていたが、

三人は突然、「あいたたたたっ・・・」と頭やコメカミを押さえたりして

結局はなんとか、いちご味のかき氷を食べ終えたのだった。

そのあと、当時は呉服町にあった玉屋デパートに行くのだが、

私はエレベーターに乗れるのが何より嬉しくてたまらなかった。

当時はエレベーターなどという文明の利器は、田舎では極めて珍しく

乗って、格子戸のドアが閉まり、「チン」とベルが鳴ると、中は都会の匂いがしたものである。

そこで一番に行ったのが、勿論というか、当然に玩具売り場である。

学校の先生も当時は薄給の代名詞みたいなものだったから、

父は万年筆などを遠くから見ていたが、結局何も買わずに弟には画用紙とクレヨン・・・・。

いかにも理科の先生らしく、私には「地球ゴマ」を買ってくれた。

  

これでまあ、父を通じて、間接的に8月の短い夏の約束は果たされたのである。

帰りのバスの後部座席で

無口な父が、まだ幼い二人の子供に対して

「今日は楽しかったか・・・。」

「今日はどうやったか・・・。」

と何度も何度も問いかけたのを今でも不思議に覚えている。

実は本当の約束があることについては、地球ゴマが嬉しくて言えなかったのだが、

しかし、その日はちゃんと近所の「中島おもちゃ屋」さんから花火セットが買ってあって、

庭先で父と私と弟、ラムネを呑みながら、隣の従兄達も一緒に、花火をした。

この歳になっても8月の約束のことを覚えているのだから、

何とも約束とは実に大切なものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


16日は、博多キャバーンビートで会いましょう

2013年08月13日 23時17分28秒 | 風竿日記

お盆明けの16日は、温泉deビートルズ音楽祭の宣伝を兼ねまして博多キャバーンビートに出演します。

ただでさえ、オヤジバンドのうえ

あまつさえ、人気などあろう筈も無く

こともあろうに、博多には人脈などなく

の三拍子揃ったバンドが The AppleBeatsなんです。

そこで、このブログをご覧の皆様に、お願い申し上げる次第でございます。よろしければ是非遊びにお出で下さいませ・・・・。

 

◆ライブハウスCAVERN BEAT◆

開場19時 開演20時 

入場料2000円(要ワンドリンク)

福岡市中央区清川1ー12ー2  

電話092-524-1964

今回はキャバーンビートでは初めてご披露する新曲を引っ提げて

8時から2回、2時間ほどのステージを行います。

新曲とは・・・

Free as a bird

Can’t buy me love

Rain

Kansas city

Helter Scalter

などです。

是非遊びにお出で下さいまし・・・・。

お待ち申し上げております。

ところで、こっそりビートルズが再結成して、ライブを行っていたことをご存じでしょうか・・・・。



迎え火

2013年08月12日 23時48分31秒 | 風竿日記

明日からお盆に入る。

死者の魂がお盆の三日間だけ現世に帰ってくるのだ。

これまで、

もう何回母を迎えたことか・・・・。

何回父を迎えたことか・・・・。

何回ばあちゃんを迎えたことか・・・・。

そして昨年に続き弟も・・・・。

遠い黄泉の国から縁のあった仏様が帰って来られるステキな言い伝え

思えば、このお盆に何度救われたことだろう。

魂が帰ってくるなどあり得ない。いったい誰が証明したのだ・・・・。

そう云ってイキがっていた時代もあるにはあったが、

齢還暦を越えると、素直に一時帰宅を信じるようになってきた。

そんな理由(わけ)から玄関先で鎮かに迎え火を焚いてお出迎えをするようになった。

鮮やかに燃え盛る火が高く燃え上がると

それは亡くなったお方が再会を喜んでおられるように思えてしまう。

今年はご先祖様に、

「いい人とめぐり合わせて頂いて有難うございます。精一杯このご縁を大切にさせて頂きます。」

と謹んで報告せねばなるまい。

おそらくは迎え火は高く燃え盛ることだと思う。

  

自分を正当化するほど傲慢ではないつもりだが、私のささやかな人生を全部観ておられたのだと思うから・・・・である。

私も、明日は実家に帰り、なすべきことが多い。

心しずかにお盆の三日間を過ごしたいものである。

 

 

 


葉唐辛子の日曜日

2013年08月11日 23時59分53秒 | 風竿日記

日曜日は決まって近くの道の駅物産館やスーパーに買い物にでかける。

100円野菜が中心の質素な買い物なのだが、

私にはとても楽しい時間なんである。

「あの茄子は綺麗だね・・・。」とか

「あのレタスは美味しそうじゃない・・・。」とか

「あのキュウリは新鮮そうだね・・・。」などと

実に罪の無い、他愛もない話をしながら

100円硬貨を握りしめてあれこれ見て歩く。

実はこの瞬間こそが、平凡でありふれてはいても、とても幸せな瞬間であることを二人とも良く知っているのだ。

お盆も来ることだし、何か花を買いたいと妻が゜いう。

そのとき私の目に飛び込んできたのは・・・・・。

真っ赤な葉トウガラシ

「花を買うのもよいけれど、これを真っ白なお皿に盛り付ければどんな花にも負けないと思うよ・・・・。」

かくして、真っ赤な葉トウガラシは我が家のテーブルに鎮座することになった。

忙しい二人が、共に日曜日の午後をトウガラシを眺めて過ごすと言う何とも変った夫婦なんである。

・・・・・それにしても美しい

光り輝いている赤い葉トウガラシに、しばし見とれつつ、我が家は幸せ色に包まれたのである。

 

 

             「葉トウガラシ三題」

 

葉トウガラシ花に見立てし我を笑ふ妻ヘンな人と結婚したよと

 

日曜のありふれた午后のテーブルに来たれる真夏のサンタクロースは

 

真っ赤になり何を怒れる葉トウガラシは白い皿の上で真夏日を数える

 


夏休み

2013年08月09日 23時03分46秒 | 風竿日記

最近は人の名前を覚えられない。お会いしたお方の顔を思い出せないんであるが、幼い頃の記憶は線香花火のごとく強烈なんである。

カブトムシなんぞは、早朝、蟻尾山まで登ればいくらでも居たし

まあ今もカブトムシにとち狂ってはいますけどね・・・。

四人のカブトムシなんですけれど・・・・。

そのカブトムシの音楽会が10日土曜日、武雄市は宮野町の夢本陣のステージでございまして、僕らのおやじバンドもめでたくも出演するのであります。

温泉deビートルズ音楽祭のプレイベントなのです。

夕方6時からということですので、是非遊びにお出で下さいませ。

  

それにしても今年の夏の暑さは老骨にはこたえます。

毎晩エアコンなしでは寝れない体になってしまいました。

こんな時いつも思うのは・・・・・・

エアコンも無かった幼い頃のこと。

暑いって思った記憶がないんです。

家はどこも開けっぱなし。

家の中を涼しいトウヤ風が心地よく通っていました。

そんな中で夜は蚊帳の中で涼しくやすんでおりました。

昼は麦藁帽子を被り、近くの川で水泳をして、帰り道は甘いイチゴ蜜のいっぱいかかった、かき氷を食べるのでした。

PTA主催のソフトボール大会があって、よく練習をしたものでしたが、私は4年生からレギュラーを任されておりました。

ちっちゃなでしたが、結構強かったのでしたが、いいところで新町チームに惜敗していた苦い思いでもあります。

隣の家には兄貴分、姉貴分の従兄弟たちがいてくれて、よく可愛がってくれたものでした。

夏の夜に線香花火をしたのを覚えています。

今思えば、私も弟も助けられていたのでした。

母が寝付くまで団扇で扇いでくれていた淡い思い出も、大切な記憶なのですが、

夏休みと言う言葉に触れるとき、今でも胸がなんとなく熱くなるのはどうしてなんでしょうね。

 

 


いい夢みてね・・・ムムリクさんの平和な世界へ

2013年08月08日 23時58分54秒 | 風竿日記

     

なんとも熱い日々が続いております。

そんな中で元気にスケジュールに追われて暮らしております。

今朝は12か月定期健診でした。

朝8時から佐世保市内の大手病院で受けたのですが、終わったのは11時半でした。

胃カメラがあったのでしたが、それにしても病院てなんて時間がかかるのでしょうね。

さて、今夜は私の大好きな画家 ムムリクさまのこと・・・・。

前にもご紹介をしたのですが・・・・。

先生のご了解を得て・・・・。

氏は、時々この拙いブログにも遊びにお出でになり、天使のようなコメントを下さるので慌てたりもします。

それは神が降臨したかのごとくなんであります。

ムムリクさんの世界は、心が純粋でしかも透徹された眼を持つお方で無いと描けない、この世のある種ユートピアだと思うのです。

その世界ではナショナリズムも領土問題も存在せず

人が当然の如く人を慮って暮らしています。

つまり・・・・共存して暮らしているのだと思えるのです。

これらの絵は氏のホームページからお借りしたものですが、絶対に商業ベースへの転載は固く禁じられておりますです。

 ムムリクさんの手にかかれば、猫タンも宇宙へ飛び出すのです。

こんな絵が素直に描ける大人になりたいものですが、ご本人には是非一度ならずお会いしたいものでございます。

        

ムムリクさんは子守唄のCD付きの絵本を出版されていて

それは私の愛読書の一冊でもあります。

「いい夢みてね」がその佳書の名前

この五月に、キリシタン禁止令のもと、隠れキリシタンがひっそり暮らしていた生月島を訪ねました。

そこでは彼らは神の国理想郷を「はらいそ」と呼んで、いつも夢見てお祈りを捧げていたそうなのです。

その隠れキリシタンの純粋無垢な世界が、まさしくムムリクさんの絵には存在するのでございます。

生月島で隠れキリシタンの足跡を訪ねた時に、何故かムムリクさんのことが頭を過ぎったのは偶然ではないような気がしています。

心が洗われると申しますか・・・

そんなスピリチアルなパワーを感じるのですが、

この夏、ムムリクさんと育てていられるお若い画家の皆さんの個展が開催されるそうですので、是非東京近郊のお方はご覧になって頂きたいものだとご紹介させて頂きます。

わずか三日間の個展ですからお見逃しなきよう・・・・。

私はどうしても行けそうにありません・・・・(泣)

でも必ずお会いできることを夢見ております。

 

ということで我が家の悪戯息子レオン君もいい夢みてね・・・。

もちろん皆様も・・・・おやすみなさい。

 


胸にキュンとくる曲

2013年08月06日 23時21分32秒 | 風竿の音楽夜話

 

I love how you love meという曲がある。

いわゆる洋盤といっていたカテゴリーの曲

我が国では「忘れたいのに」というカバーでヒットしたけれど・・・それも随分と昔の話

たしかモコ・ビーバ・オリーブのパンチ三人娘だったけか・・・・。

平凡パンチという雑誌が全盛の頃だったか・・・。

 


 

内容はこんなにも愛しているのに・・・という他愛もないラブソングなのだが・・・

何故か胸にキュンとくるメロディが仕掛けられているのだ。

それは曲半ばの

I love the way you always treat me tenderlyのところの旋律が何とも云えぬのである。

 

「I love how you love me」

 

I love how your eyes close whenever you kiss me
And when I'm away from you I love how you miss me
I love the way you always treat me tenderly
But darlin' most of all I love how you love me

I love how your heart beats whenever I hold you
I love how you think of me without being told to
I love the way your touch is always heavenly
But darlin' most of all I love how you love me

I love how your eyes close whenever you kiss me
And when I'm away from you I love how you miss me


I love the way your touch is always heavenly
But darlin' most of all I love how you love me
I love how you hug me
I love how you squeeze me, tease me, please me
Love how you love me
I love how you love me
Love how you love me
Love how you love me
Love how you love me
Love how you love me
I love how you love me
Love how you love me
Love how you love me
I love how you love me

      

 

ということで今夜は新妻を家に残して、佐世保市内のとあるホテルからのアップ

仕事で佐世保泊まりとなることが多い私なんである。

佐世保はなし九州の拠点都市で、人口も26万人住んでいるのだが・・・・

通勤に往復2時間、呑むと代行では帰れない距離。

JRの最終列車が夜の9時という不便さなんである。

まあ、こんなラブソングでもYoutubeから拾ってアップしてみた。


 

色んなアーチストが唄っているものだ。それだけ名曲ということなのだろう。 


 

オマケにビートルズのジョン・レノンが一番好きだったという曲

邦題は「あったとたんに一目惚れ」という局名だったと思うけど・・・・。


それでは慣れないビジネスホテルのPCからおやすみなさい・・・。


雨の窓から

2013年08月05日 23時49分06秒 | 風竿日記

日曜日からとんでもない雨なんである。

せっかく新しい自転車を買ったのに、どこにも出かけられないのだ。

ということで、一日出窓の景色をボーッと眺めて暮らしていた。

ところが意外にもこの見慣れた出窓の世界が、一幅の絵のように美しいことに気がついたから、ちょっと得した気分

なんかポートレイトぽいではないか・・・・。

似非写真家にでもなったようなご満悦で、自己満足の世界に浸ることになった。

環境に順応するのが私の特技であるからして、そこそこに面目躍如なんである。

一刻一刻我が家の出窓は表情を変える。

そう、景色が、まるで感情を持って生きているかのような錯覚に陥るくらいにだ。

いやぁ・・・田舎に住んで本当に良かったと心からそう思ったものだ。

当時の武雄市長から

「お前、市外に転出するのか

・・・・と随分諌められたものだったが、武雄市内から車でわずか8分の別天地

塩田町久間のぞえ、はなかなかよいところなんである。

家の北側は大きな湖、東側は公園、南側と西側は6メートルの道路を隔てていて、快適な居住空間なのである。

そんなことから、夜中にピアノを弾いて放言高歌しても、隣近所には聞こえないらしい。

ここは、わが人生の「はらいそ」なのだ。

終の棲み家だと思って建てた家も、もう築14年目に入った。

建てるその時に拘ったのがこの出窓なんである。

特注のアクリルガラスが二枚

まるで映画のスクリーンを観ているようだといえば、ちょっと大袈裟なのだが、

たまの休みにただボーッとして過ごすのも、中々良いものだ。

そして一人ではなく、二人で眺める風景はまた格別なんである。

幸せとは、案外こんな身近なところにあるのかも知れない。

近くのスーパーに一緒に買い物に行ったり、道の駅で採れ立ての野菜を物色したり・・・・・。

平凡な中の非凡というか・・・大切にしなくてはならないと思う。

 

それにしても、せっかく買った木製の自転車でおでかけ出来ないとは・・・・。