明日からお盆に入る。
死者の魂がお盆の三日間だけ現世に帰ってくるのだ。
これまで、
もう何回母を迎えたことか・・・・。
何回父を迎えたことか・・・・。
何回ばあちゃんを迎えたことか・・・・。
そして昨年に続き弟も・・・・。
遠い黄泉の国から縁のあった仏様が帰って来られるステキな言い伝え
思えば、このお盆に何度救われたことだろう。
魂が帰ってくるなどあり得ない。いったい誰が証明したのだ・・・・。
そう云ってイキがっていた時代もあるにはあったが、
齢還暦を越えると、素直に一時帰宅を信じるようになってきた。
そんな理由(わけ)から玄関先で鎮かに迎え火を焚いてお出迎えをするようになった。
鮮やかに燃え盛る火が高く燃え上がると
それは亡くなったお方が再会を喜んでおられるように思えてしまう。
今年はご先祖様に、
「いい人とめぐり合わせて頂いて有難うございます。精一杯このご縁を大切にさせて頂きます。」
と謹んで報告せねばなるまい。
おそらくは迎え火は高く燃え盛ることだと思う。
自分を正当化するほど傲慢ではないつもりだが、私のささやかな人生を全部観ておられたのだと思うから・・・・である。
私も、明日は実家に帰り、なすべきことが多い。
心しずかにお盆の三日間を過ごしたいものである。
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