新婚といえば確かにそうなのだが・・・。
「もう何年も一緒に暮らしているような気がするね・・・。」
とお互いに言い合っている。
この感覚は実に不思議な気持ち。
そんな二人の他愛も無い短歌のようなもの・・・・・
はなれてもさみしくないよ頬杖をつけばいつも居る左手のきみ
物干しの下着が絡まる睦まじく晴天なりしサマーブリーズ
完成はまだまだ先の新婚の夏の絵日記組み立てている
愛犬は待ち続けたる玄関の気配嗅ぎわく音色のごとくに
空港で煙草をふかしきみおもふ生まれるまへに出会った記憶を
きみの待つプールに飛び込むにあと4時間東京は暑い暑い
愛犬のまとわりつきし夕刻のさやけき幸せに帰れるあと二時間で
旅に出てきみのにほいの輪廻邂逅 新幹線のようにまっすぐに行こう
若い頃きみが見上げしふじやまを見下ろしている結婚したんだね
おひるときランチタイムの喧騒にテーブルのうえであなたをおもふ
ふっふふふははははほほほわらふいえにわんわんわんこがにあふ
博多行きの列車に飛び乗り出張の鞄の中にきみのにほい捜す