風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

シクラメンが咲きだした

2012年12月17日 23時25分40秒 | 風竿日記

我が家の出窓を住処としているシクラメンが咲きだしていた。

咲きだしていたというのがあたっているくらいの師走の忙しさでもあった。

三年前から育てている鉢植えの赤いシクラメンと、今年買ってきた薄いピンクのが、仲良く同居しているんである。

この花、すっくと立つのがいい。とてもいい。

主体性を持つかのように、そこはかとなくある種の気品を漂わせている。

殺風景な男ヤモメの家に、文字通り彩りと安らぎを醸し出してくれる。

無為不待(むいふたい)

人知れぬ山奥の、誰も見ることがない崖の窪みでも、花は一所懸命に咲き切る。

何も期待せず、何も求めていないのだが、一心不乱に咲く花のように・・・・

この仏教用語が私の一番の座右の銘

仕事に疲れて帰ってきて、蛍光灯の灯りを頼りに、じっとシクラメンを眺めていると

思わず・・・・「見事!」

と褒め称えてあげたくなるのである。

 

     

同級会で、最近立たなくなったと嘆く同輩の諸子をしり目に

この、すっくと立つ凛たる勇姿

あやかりたいもんである。

私があやかりたいのはあくまで精神的なものではあるが・・・。

 花は無心に咲くからいいんである。

無心になれない凡人の私。

 

 


捲土重来

2012年12月17日 02時32分33秒 | 風竿日記

自民党が圧勝するとは予測していたものの、実際ここまでとは思わなかった。

むしろ民主党が墓穴を掘ったというのが正しいであろう。

自民党が臥薪嘗胆の想いで、野に下りつつも、修練を怠らず、民の声を聴き、勉学に勤しみ

政治家としての大切な資質だといわれる「情熱」「責任感」「判断力」という刀を、日々研いでいたとは到底思えないからである。

この政治家としての三つの資質とは、マックス・ウェバーの「職業としての政治」という著書で述べられているもので、政治というのは堅い岩盤に力を込めて穴をほがす仕事」と論破しているのだ。

政治権力に就いたとしても、上から命令するだけでは物事は簡単には動かないということである。

それは、人心を掌握して少しづつ前に進んでいくという実に根気と辛抱のいる仕事なんである。

民主党の失敗は実はここにあるのだと思う。

高い理想を掲げたのはいいが、それを実行していく政治や行政を動かすノウハウがなかった。

政権基盤が固まらぬうちから党内を二分する権力闘争を繰り返したのだから、呆れてモノガ言えぬのである。

政権公約に謳われた公務員制度改革や天下り廃止など、霞が関の官僚が一番嫌ういわば本丸に切り込もうとするのだから、単なる理想論に終わってしまうのも、むべなるかなであろう。

政権にパワーをもたらす同志を意見の合わないとみるや、党内から追い出してしまうのだから、野田さんの宰相としての器も疑われるところであった。

いわば、自分で弱体化と惨敗の道筋をつけたという、バカ正直な首相である。

バカ正直で通用狩るのは宗教や芸術の世界である。

政治には国家百年の大計に代表される戦略と冷静な判断力が必要なのだ。

こんな人間力学が理解できないような人を党首に据えた民主党員も同罪ということになる。

政権公約に書いてなかった上に国民の痩せ細った懐を直撃する消費税増税や、農業者には死活問題としか映らないTPP協定などは先行しすぎる位に踏み出し、

ガソリン税の軽減や高速道路の無料化、高齢者医療制度の廃止などの財源を必要とするものは何一つ実現しなかったのだから、国民からソッポを向かれるのも仕方がない。

野田内閣は、いわば財務省からコントロールされた傀儡政権であったということである。

しかもその財務省からも最後は捨てられたということか・・・・。

自民党時代の歴代の宰相が陽明学の大家「安岡正篤」先生の講義を受けていたというのは、かなり有名な話である。

そこで深く香り高い帝王学の薫陶に授かったというのだ。

平たく言えばリーダーシップ論を学んだということであるが、今となっては前世の遺物と化した、民主党時代の三人の宰相に、この帝王学を修めたお方が一人でもいらしたら、こんな惨めな体たらくには陥ることはなかったであろう。

しかし、我が国の政党政治、議会制民主主義の活性化のためには、しっかりとした野党の存在が不可欠であることから、民主党にはもう一度、一から積み上げ直して頑張って貰いたいものである。

捲土重来を期して、民の声に素直に耳を傾けるための本当の試練だと受け止めて、原点に却って出直して貰いたいものだ。

さて、安倍さん、臥薪嘗胆の三年半の間に、古い自民党が抱え込んでいた公共工事依存型の利権政治や派閥政治が改められているか、国民は黙って観ている。

もし、旧態然とした政治体質が改められていないとなると、今度は自民党が民主党のコピーとなるであろう。

当面は、くれぐれもお友達内閣とならぬように祈るばかりである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


LABOONを聴いて・・・・

2012年12月11日 23時27分00秒 | 風竿日記

最近よく思うこと・・・・・

一昔前に滅多に音楽ライブなど殆どない武雄を、音楽の溢れる街にしようと、いろんな仕掛けを地中に埋め込んでいたのだが、それがやっと芽を出し始めたように思えてならない。

ごく自然に、街角で気軽にライブ音楽に触れる機会のなんと増えたことか・・・・・。

相変わらず小さな街であることと、音楽的な嗜好性の多様化からか、中々観客動員には結びつかず、企画した時など胃痛を味わうこととなり、みんな苦労している。

我々の多感な時代は、音楽と言えば何でも喰いついたものであった。

それだけ街に音が乏しかったというのもあるが、若い吸収力というか、ハングリーだったというか、音に飢えていたんである。

西洋文化とまでは大げさには云わないまでも、とにかくラジオから聞こえてくる、甘いアメリカンポップスのしらべにうっとりしたものである。

                           

音楽は、その地域の文化的なレベルを図る十分な目安になると思うのだが、

いろんな音楽を肌で、目の前で、日常的に生活習慣として愉しむという暮らしは、まだまだ欧米諸国に比較すると日本は劣っていると思えてならない。

たとえば海外のリゾートに行けば、レストランやバーにはいつも生演奏がセットされていて、皆さんで、ごく自然に食事をしながらライブに耳を傾けている。

ところが日本はどうだ・・・・。

ピアノに自動演奏させて喜んでいるくらいなのだ。

情緒よりもコストが日本人の意識。

すぐお金に換算しようとする。

儲かるか、儲からないのかが価値判断のスタンダードなんである。

そりゃー赤字ではやってけないのは判るけれど、音楽という文化は元来お金に換算すべきものではないんである。

その意味で、とりわけ若いミュージシャンが、わざわざ東京から、この田舎町たる武雄に、しかも、わずか1000円の入場チケットで演奏をしてくれるのだから、

これは行かない手はないとばかりに、「LABOON」というバンドのライブに出かけたのであった。

少しでも音楽を愛しているのなら、この小さな街だからこそ協力しなければと思ったからである。

うちのバンドのドラムスコ山下勇希と、LABOONのドラム・ヴォーカルが大学の同級生ということで、おつきあいをしたのもあるが・・・・。

しかし、これが・・・・・目茶苦茶良かった。

        


トランペットとトロンボーンのホーンセクションが二枚看板という5人編成のバンドで

「とても新しいのだけど、どこか懐かしいサウンド」

というのが彼らを評するに、云い得て妙ではなかろうか・・・。

いわゆるジャズではないが、R&Bらしくもあるし、Funkyでもあるし、かといって泥くささはないし・・・・。なによりポップで若者らしい。

なんとも不思議な気持ちにさせられる。オリジナリティもあるし曲つくりのセンスも中々いい・・・。

R&Bっぽいアレンジが多かったので、オリジナル・ラブやSing Like Talkingの佐藤竹善あたりが好きなのかとも思ったが、それは彼らに対して失礼というもの。

要するにだ、基本的に彼らの解釈による演奏なのだろう。

いわゆる「ノリ」は本来のR&Bとは確かに違う。早い曲は前につんのめる位にたたみ掛けるべきだし、8/6のリズムは思い切りアフタービートでためるべきなのだが、それを若い彼らに臨むのは酷というもの。

そもそもの老人病・・・べきであるとか・・・・こうでなくちゃ・・・というのは老化現象の最たるものなんでもある。・・・と自戒

総じてショーマンシップもあり、楽しくいいライブだったのだが、プロならば・・・という点も確かにあったのも事実。それは彼らの可能性と若さに免じて帳消しにしたいが、難点は少しだけで、本当に素晴らしいライブであった。

                   

オフ・ステージの玄関口で、新しいCDを一所懸命販売している彼らに見送られることになった。

まあ、しかし、自費出版でCDも作ったらしく、プロとしてやっていく決意のようだから、それはそれとして応援したいと思う意味から、私も1枚買わせて貰った。

本当のR&Bのノリを教えたい衝動をかろうじて抑えながら、「頑張ってね・・・。」と声をかけて会場INPUTを後にした。

彼らの若いみずみずしい感性に、年寄りが汚れをつけて何になるだろうと思ったのである。


 

 

 


トンネル

2012年12月10日 23時58分18秒 | 風竿日記

ちょっと大げさに云うと、人生の路上で、これまでいったいどれだけのトンネルをくぐってきたのであろうかと考えることが多い・・・・。

それは長距離通勤の思わぬ産物でもあったのだが、

キッカケはやはりあの中央自動車道笹子トンネルの天井版崩落の大惨事

完成後35年を経過していたのだという。

戦後復興から高度成長期を経て、我が国のインフラは列島改造論に代表される、国土整備という名の高速自動車道の縦横化が次々と行われてきた。

その結果、用地買収に取り組みやすい山間地を主体に路線が決定されていったのだが、比例して山の中を潜り抜けるトンネルが日本中に、数多く出現することにもなった。

私たちはインフラの整備により、確かにスピードという快適な暮らしを手に入れた。

それは内需拡大という経済効果もあり、土建業者に富と潤いをもたらしもした。

土建屋の社長さん方は、工事が終わると毎月のように海外旅行を楽しんでおられた。

今では古き良き時代でもあったのだが・・・・、

この私たちが税金を払って整備してきた利便性・インフラというのは、当然のことながら、建てっぱなしではなく、その後もきちんと維持をしていかねばならないのである。

経済の成長が止まってしまった現在、それは私たちの国民負担として重くのしかかっていくことであろう。

国交省の試算では橋梁やトンネル、道路の交通体系にかかるインフラの維持管理だけで、なんと2030年までに180兆円もの費用がかかるというのである。

経済が比較的順調な時代ならいざ知らず、国の借金がGDPの2倍といわれる昨今、これはとんでもない負担ではある。

しかも先進諸国が挙ってインフラ維持費用に頭を抱えているというのだから、便利な生活も考え物ではある。

しかしまあ、4.7kmにも及ぶ長いトンネルの天井版が落下するなど前代未聞

同様構造の高速道路トンネルが、全国にまだ49か所も存在するというのだから、恐ろしいものである。身近なところでは、関門海峡トンネルも同じ工法なのだそうで・・・・。

 

ところで、私も佐世保通勤の途中高速道で4か所

国道を通れば6か所のトンネルにお世話になっている。

とりわけ佐世保市街地に入る天神山トンネルをくぐり抜ける時は、ちょっとプレッシャーを感じるようになった。

何とはなしに笹子トンネルに感じが似ているのがその理由。

ほら、こんな風なんである。

では、笹子トンネルは・・・・・。

ねっ、ねっ、よく似てるでしょ・・・・。といってもトンネルは似たようなもんではあるけれど・・・。

しかし、似ているのは気味が悪い。だから首をすぼめて運転しているんであります。

しかも速度は70キロというのも一緒なんですよ。

まあ、このほかにも、ゴルフの長いスランプというトンネルもまだ抜けていないし・・・・。

最近では糖尿というやっかいなトンネルにも入ってしまったし・・・・。

人生にトンネルはつきものなのかも知れません。

しかし、こんな悲惨な結末にだけは遭遇したくないものであります。

絶対に崩れないトンネルというものが最近の技術の進歩で喧伝されていますが、

高度な技術立国をめざす我が国ではありますが、国土の90%以上が山という環境を踏まえると、安全安心に支払うお金はまだまだかかりそうです。

自然の力に対して、大いなる畏怖の念を抱きつつ、技術を過信せずに生きていかねばならないのだと思います。

地震国家たるわが日本列島に、平穏な日々が訪れるのは一体いつになるのでしょう。

笹子トンネルで被害に遭われ、お亡くなりになった9名の方々に対しまして、心よりお悔やみを申し上げ、併せてご冥福を祈ります。

 

 

 

 


とりあえずのご報告

2012年12月09日 23時59分46秒 | 風竿日記

わたくし、晴れてフツーのおじさんに戻れました。

これからは、年相応に日々平穏な人生を送ってまいりたいと思っております。

      

 

第13会ジョン・レノンの夜音楽会の模様は改めてちゃんとブログにアップしますが、とりあえずたくさんの皆様にお越しいただき、大盛会のうちに楽しく終了したことをご報告をいたします。

年の瀬もありまして、連日連夜の忘年会が目白押しの状態で、なかなかPCにも向かえない状態なのでして・・・。

当日お越しのお客様がFace bookにアップしてくださっていた写真をご披露しておきます。

   


普通のおじさんに戻る日

2012年12月07日 23時59分59秒 | 風竿日記

12月8日は今から32年前にビートルズの元メンバーJohn Winston Ono Lennonがニューヨークの自宅である高級アパ-ト「ダコタハウス」の前の路上で凶弾に倒れた日

この日の朝、その大変なことがNHKのニュースで流れた時、私は一瞬そんなことが起こる筈はない・・・。何かの間違いだろうと思ったものでした。

ダブルファンタジーという素晴らしいアルバムを発表したばかりで、ショーン君の育児に専念していた主夫業から脱皮して、

これから本格的に音楽界に復帰するときいていたものですから、にわかにそのBad Newsが信じられなかったのでした。

その晩は泣きながら朝方まで酒を呑んだものでした。

そしてしばらく経った2000年のある時、友人にライブの出来るカフェを提案していた私は、そのライブイベントの一つとして

そのライブカフェを支援する意味から

この「John Lennons Night」を始めたのでした。

それから今年で13回目の連続開催となります。

この追悼イベントは命のある限り続けていきたいと思っていますが、最近一緒にやってきたThe West Windsというバンドはこの日を持って解散することになりました。

まあ、歳をとったので、ここら辺で「フツーのおじさんに戻りたい・・・。」ということでございます。

楽譜は見えなくなるし、腰は痛いわで、おじさんバンドも大変なんであります。

まあ、しかし、温泉deビートルズ音楽祭という町おこしイベントもやってることですから、来年になれば、また復活するかも知れませんけれど・・・・。

とりあえず音楽を一生の友とすることだけは間違いありませんが、一区切りをしたいと思います。

さてさて、閉店記念、原価割れ覚悟の蔵出し持ってけセールが武雄センチュリーホテル近くのライブハウス「INPUT」で8日土曜日の7時過ぎから行われます。

バンド最後の勇姿を是非ご覧頂きたいと願っております。

どうか、お誘い合わせの上、怖いもの見たさで、お出かけくんなまし・・・・・。

ジョンの命日に、名曲の数々に触れて頂きたいと思います。

なお、バンドメンバーからのクリスマスプレゼントも抽選で当ります。お楽しみに・・・・。


いよいよ今度の土曜日に・・・・

2012年12月06日 23時59分40秒 | 風竿日記

年末の強行日程と闘っております。

毎日、忘年会のラッシュ・・・・・。

なるべく呑み過ぎないように注意はしておりますが、なかなか、コントロールできないのもお酒

そんな師走の忙しい中ではありまするが、

 

「ジョンレノンの夜 」Vol13

12月8日土曜日 夜7時会場 開演7時半

場所 ⇒ ライブハウス「INPUT」 武雄センチュリーホテル近く

  ゲスト 北村尚志ほか  チケット1000円

 

お客様の動員に苦労しております。

ご縁のある方、ない方も、ぜひ遊びにおいで下さい。

ということでわが盟友山光さんが、支援の動画をアップしてくれました。

なぜかしら12月9日には消されてしまう動画のようです・・・・。

なんか悲しい気もしますが・・・・・


 

このバンドは、この日をもちましてめでたく解散することになりました。

長い間のご支援とご協力に感謝申し上げます。

閉店記念セールではありませんが、

最後の晴れ舞台、皆さん是非お見逃しなく・・・。


ジョン・レノンな夜

2012年12月04日 20時22分22秒 | 風竿日記

いよいよ今週末に迫ってきました。

John Lennon's Night

西暦2000年ミレニアムイャーから始めたジョンレノンの追悼ライブです。

   

はじめはThe GEATLESというバンドで・・・・

その後は、一人で弾き語りでやったこともありました。

そして今のバンドThe West Windsで5年ほどでしょうか・・・・。

1980年12月8日、ジョンがニューヨークのダコタアパートの前で凶弾に倒れて以来、今年で32年目となるのですが、

だから、彼が現世に生きていたら72歳になっているのです。

この私も、いい歳をしてバンドもなかろうとはおもうのですが、ビートルズ、とりわけジョンへの想いが体を突き動かします。

そして挑めばいどむほどに、彼らの楽曲の素晴らしさが深まってくるのであります。

体も、精神的にも下り坂の私ではありますが、

歌だけはまだ、少しだけ「伸びしろ」があるみたいで、

ああ、力まないでサラリと唄うことが最近やっと判ってまいりました。

ビートルズ現役世代の私としては、220余りの全楽曲についてマニアックな拘りを持っています。

普段は絶対にそんな素振りも見せませんが、中学生の頃からリアルタイムで聴いてきたという自負はやはり捨て切れないようです。

そんなに拘らずとも、素直にビートルズの音楽を楽しめば良いのですが、やはり圧倒的な歌力が必要なのがやってみて良く判ります。

ヴォーカルもコーラスも・・・・ちゃんとした歌力があって、初めて聴かせられるものであると思っています。

そしてその高いハードルを目指す想いがあるからこそ、まだまだ少しは「伸びシロ」がある筈だと自分を奮い立たせるのであります。

 

そんなライブを是非愉しみにおいでくださいますよう謹んでご案内申し上げます。

なお、ゲストはシンガーソングクリエーターの北村尚志さん

そして山内が生んだ超イケメンミュージシャン、ポールヤング北川くん

さらに久しぶりに一緒にやるMaimioの荒木眞衣子です。

どうぞ、8日の土曜日はライブハウスINPUTまでお誘い併せの上ご来場下さい。

ライブが終わったあと、一緒に忘年会も行います。

皆さんと一緒に、ImagineやHappy Christmasを唄いましょう。

なお、このイベントは「温泉deビートルズ音楽祭」オフィシャルイベントです。

多数のご来臨、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 


アーバンな風景の中で

2012年12月03日 22時56分47秒 | 風竿日記

基本的に東京に住みたいなんて、まったくもって、全然思わないのだが、たまの出張で行くには確かにステキな街ではある。

あらゆる日本中の情報が集まる中心地であるし、

政治経済の中枢都市でもあることを疑う人は1人もいない。

私が今回泊まったホテルは、とても瀟洒で綺麗な建物。

ベッドの窓からレインボーブリッジは見えるし、ライブハウスのある六本木には近いわで、とても便利なホテルでありました。

アジュール竹芝という名前のシティホテル

しかし、ベッドから景色を眺めながら、最近何故東京に一極集中してしまったのだろうと思うようになりました。

お上は、金融機関にサスティナビリティーとか事業継続維持態勢というのを厳しくご指導なさるのですが、

いざ、東京に噂の直下型地震が本当に襲ったら、どうなるのでしょう。

一体誰が災害対応策の一切を仕切るのか・・・・・。

霞ヶ関が、永田町が地震に襲われたら、一体この国のガバナンスは・・・

危機管理は東京にこそ、最も必要とされるスキルではと思えてなりません。

例えば敵国のミサイルが原発をターゲットにしたら・・・・

原子爆弾なんて不要なのですからね。

そんな余計なことを考えさせる北朝鮮のミサイル発射計画であります。

 

東京に行けば何でもあるというのは、国家としては実はいけないことではと思うのです。

合理性を追求するあまり、それが崩壊した時の非合理性をちゃんと長期的な国家戦略に組み入れておかないと、

日本はすぐに機能不全を起こしてしまいかねません。

だからどうでしょう。思い切って地震の少ない、温泉もある、この武雄市に国会をもってきたら・・・・。

大学も東京ばかりに集中するのではなく、武雄大学があっても・・・・。

そういえば、如蘭熟を中国語の単科大学にしたらと、随分前の市長様にご提言したものでした。

一笑に付されたけれど・・・・。

とまあ、アーバンなホテルで夜明け前に見た夢みたいな話とお笑いかも知れませんが・・・・。

ゴミゴミした無機質な大都会で政策を廻らすよりかは、伸び伸びとした大自然に囲まれた武雄市で、じっくりとこの国のゆくすえを考えた方が

絶対にいいアイデアが浮かぶと思いますがねぇ。

今度の衆議院選挙は自民党が第一党に返り咲くのでしょうが、そしてその方がいいようにも思えますが・・・・。

自民党にしっかり考えて貰わなくてはいけないことは・・・・

先の選挙で民主党が掲げたマニフェストは確かに理想論だったかも知れませんが、大切なことは、それを国民が望んでいたということ・・・。

自民党にはうんざりだったということ・・・・。

ただ民主党には政治を遂行する経験も知恵も無かったということなんです。云ってることは的を得ていた。少なくとも政権交代する前までは。

自民党は、この出発点に立ち返って安倍センセイには謙虚に闘って貰いたい。口を尖らせて民主党を攻撃するばかりでは、相手と同じレベルになってしまう。

亡くなった三宅久之先生が期待していたのですからね。

 

ともあれ、地方の疲弊は、即ち日本の疲弊に繋がることを理解した上で

国家百年の大計を論じる、真の政治家の出現を切望しますね。

しかし、これも浅き夢かも知れません。

第三、第四極の出現で、政党ばかりが花盛りの選挙となりそうですが

本当の民主主義が日本に定着するための過渡期であると思いたいものです。

 さて、日本の夜明けは一体いつになるんだろう。

 


武雄市は梁山泊だ…東京でそう確信した。

2012年12月02日 22時43分46秒 | 風竿日記

今年も東京ビジネスサミットの出展・視察ツアーに行ってまいりました。

私は先乗り隊で26日月曜日から・・・29日まで

場所はお台場の東京ビッグサイト

19回から参加して今年で26回目だから7年連続の参加

初めはたった10人のしんきん視察ツアーからスタートしたのです。

それが今年は120名の大所帯に膨らんでいます。

今年のテーマは「地方の元気を日本の元気に」

頑張る中小企業のビジネス見本市がこのイベントの見どころなんです。

会場に入ると・・・・・

わが武雄市がビジネスサミット大賞候補にノミネートされているではありませんか・・・・・。

今年の「売り」は、武雄市が全国の自治体を巻き込んで強力に提案している「FB良品」とイノシシの肉と加工品

因みに武雄市は今年で6年連続となる出展なのです。

その間のことを書かれた、武雄市長さんのブログはこちら

全国の自治体数多けれど、市民の所得向上に向けて、ここまでやっている自治体はまずありません。

ごく普通のどこにでもある田舎の地方都市が、オリジナルの特産品を創り出そうと、ありとあらゆる知恵を振り絞っているのです。

・・・・それを支えているのが武雄市役所の人材なんだという話を伝えたいのですが、私の筆の弱さは如何ともし難い。

さてさて、まずはともあれ、武雄市のブースを除いてみましょうか・・・・。

オー、頑張っています。溝上課長、弦巻軍曹のリーダーシップの下、みんな必死に応対しています。

今年はオープンなスペースを広く取って、専ら商談に備えておられました。・・・・実はこれが大正解。

担当の古賀さんは殆ど商談にかかりっきり。

営業部の才女、福田史子女史も応対に大わらわであります。

長野県松本市の出展社の社長が武雄の川良のご出身というハプニングもあり、さっそくFB良品へコラボのご案内

私達のゾーンは「佐賀・長崎ひぜん夢街道」、ご覧の通り大盛況

東京に来ると佐賀も長崎も「一把からげて」で丁度いいんであります。

それくらい佐賀の知名度は低い・・・・。

いつも思うのですが、同じように武雄も嬉野も無いんであります。

だから観光予算など嬉野と足して一緒にやればいいのに・・・・。

「西九州おんせんビレッジ」くらいのネーミングで広くアピールするくらいでないと、全国には通用しません。

東京に来てみるとそれがよく判ります。

しかし、武雄市だけは最近とても通りがいいんです。

ここ数年の間に随分と名前が浸透してきました。東京に来てみるとそれが本当によーく判ります。

第一、お客様の反応が違います。

「あぁ、あの名物市長の街ですねぇ・・・・。」

「市民がみんなFace bookをやってるんですってねぇ・・・。」

まさかそこまではあんまりなんですが・・・

ソーシャル・ネットワーク・サービスをいち早く行政に採り入れた樋渡市長の勝ちが東京で実証されました。

まさにスピードは付加価値なんであります。

そんな武雄市に魅力を感じて頂いた「㈱たび寅」さんもご出展、FB良品とマッチングも検討中です。

同社は、武雄市に今年の9月に九州支店を開設されたばかりなのですが、業績は頗る順調とのこと・・・・。

お客様良し、クライアント良し、たび寅も良しという三方良しの経営モデルなのです。

ビジネスはツキのあるお方とお付き合いして、追い風に乗ることも大切なんであります。

そのためにはアンテナを高くして、翼を広げねばなりませんね。

その意味で東京に行くのはとてもいいパワーをもらいます。

夜はホテルで120名の大懇親会、参加者同士がとても打ち解けて仲良しになっていくのも、私たちの狙いの一つ・・・・。

なにしろ東京の知で大宴会というのが、皆さんの気持ちをプラスに導くようで・・・・。

いつもゴルフ場で見かけるあの社長さんも、ちゃんとお勉強に来られておりました。

 

さて、話を武雄市のブースに戻しましょう。

相変わらず古賀さんは大奮闘していますね。

彼は満足に食事も摂れなかったのでありました。

商談成立です。周りから拍手も・・・・・。

彼はIターンUターン採用で武雄市に来られた方。

即戦力どころか・・・・超一流の人材であります。

同様の採用を経た、山田恭介といい、中尾ちゃんといい、小松君といい、三宅君といい

素晴らしい人材が武雄市に、まるで梁山泊のように吸い寄せられて来てくれています。

フジテレビのニュース番組の解説委員安倍さんも熱心に取材をなさっておられました。

とてもダンディなお方で、しかも優しい紳士でありました。

安倍さんも樋渡市長のことはとても詳しい・・・・。報道2001のことまで覚えておられました。

今回の私たちのゾーンでは、とりわけ武雄市のスタッフの努力が光りましたが、その甲斐あって武雄市は東京ビジネスサミット大賞の「特別賞」に輝きました。

全出展者218社の頂点に立った瞬間をパチリ・・・・。

責任感の強い梁山泊の兄貴分、営業部の鬼軍曹、弦巻係長さんの晴れやかな表情が、傍で見ていてジーンときました。

すると横で泣いている人が・・・・・・。しかも中々の美人が・・・・。

福田史子さんでした。

食育課から営業部に配属され、慣れない仕事と格闘してきたことが報われた嬉し涙かと思いきや・・・・大賞を取れなかった悔し涙だと。

この女性も中々のもんであります。一所懸命さが滲み出ているんです。

以前わが信用金庫の常務を務められたお方の長女なんですから、他人のような気がしません。

さて、わが武雄市には強い助っ人が登場

そう、武雄市の食育アドバイザー「杉田かおるさん」が応援に駆けつけて下さいました。

さすが女優さん・・・オーラが違います。

彼女はオーガニック農法に目覚めて、福岡の糸島に農園をやっていらっしゃいます。

武雄市役所前のセントラルパークに市民が誰でも参加できるコミュニティー農園を一緒に作ってくださいました。

武雄市のFB良品と自分の自然農法とをミックスしたミニセミナーを開催して頂きました。

農業の話を易しく楽しそうに話して頂いたのですが、実はそれは実践的な哲学の話でありました。

ご多忙なスケジュールの間を縫って、武雄市の為ならばと・・・・。

しかもご好意で・・・・・。

こうして今年の東京ビジネスサミットは大成功

杉田さんまでもが、文字通り花を添えて下さいました。

私達のゾーンではとんでもない全国区の企業からのオファーがあったり、大手の商社からの引き合いがあったりで、今後が楽しみな結果となりました。

前に進むこと

打って出ること

大きく眼を見開いて、耳を澄ますこと

の大切さを改めて思わされた三日間でありました。

武雄市の皆さん、出展された皆さん、視察ツアーに参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。そして有難うございました。感謝