風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

武雄市は梁山泊だ…東京でそう確信した。

2012年12月02日 22時43分46秒 | 風竿日記

今年も東京ビジネスサミットの出展・視察ツアーに行ってまいりました。

私は先乗り隊で26日月曜日から・・・29日まで

場所はお台場の東京ビッグサイト

19回から参加して今年で26回目だから7年連続の参加

初めはたった10人のしんきん視察ツアーからスタートしたのです。

それが今年は120名の大所帯に膨らんでいます。

今年のテーマは「地方の元気を日本の元気に」

頑張る中小企業のビジネス見本市がこのイベントの見どころなんです。

会場に入ると・・・・・

わが武雄市がビジネスサミット大賞候補にノミネートされているではありませんか・・・・・。

今年の「売り」は、武雄市が全国の自治体を巻き込んで強力に提案している「FB良品」とイノシシの肉と加工品

因みに武雄市は今年で6年連続となる出展なのです。

その間のことを書かれた、武雄市長さんのブログはこちら

全国の自治体数多けれど、市民の所得向上に向けて、ここまでやっている自治体はまずありません。

ごく普通のどこにでもある田舎の地方都市が、オリジナルの特産品を創り出そうと、ありとあらゆる知恵を振り絞っているのです。

・・・・それを支えているのが武雄市役所の人材なんだという話を伝えたいのですが、私の筆の弱さは如何ともし難い。

さてさて、まずはともあれ、武雄市のブースを除いてみましょうか・・・・。

オー、頑張っています。溝上課長、弦巻軍曹のリーダーシップの下、みんな必死に応対しています。

今年はオープンなスペースを広く取って、専ら商談に備えておられました。・・・・実はこれが大正解。

担当の古賀さんは殆ど商談にかかりっきり。

営業部の才女、福田史子女史も応対に大わらわであります。

長野県松本市の出展社の社長が武雄の川良のご出身というハプニングもあり、さっそくFB良品へコラボのご案内

私達のゾーンは「佐賀・長崎ひぜん夢街道」、ご覧の通り大盛況

東京に来ると佐賀も長崎も「一把からげて」で丁度いいんであります。

それくらい佐賀の知名度は低い・・・・。

いつも思うのですが、同じように武雄も嬉野も無いんであります。

だから観光予算など嬉野と足して一緒にやればいいのに・・・・。

「西九州おんせんビレッジ」くらいのネーミングで広くアピールするくらいでないと、全国には通用しません。

東京に来てみるとそれがよく判ります。

しかし、武雄市だけは最近とても通りがいいんです。

ここ数年の間に随分と名前が浸透してきました。東京に来てみるとそれが本当によーく判ります。

第一、お客様の反応が違います。

「あぁ、あの名物市長の街ですねぇ・・・・。」

「市民がみんなFace bookをやってるんですってねぇ・・・。」

まさかそこまではあんまりなんですが・・・

ソーシャル・ネットワーク・サービスをいち早く行政に採り入れた樋渡市長の勝ちが東京で実証されました。

まさにスピードは付加価値なんであります。

そんな武雄市に魅力を感じて頂いた「㈱たび寅」さんもご出展、FB良品とマッチングも検討中です。

同社は、武雄市に今年の9月に九州支店を開設されたばかりなのですが、業績は頗る順調とのこと・・・・。

お客様良し、クライアント良し、たび寅も良しという三方良しの経営モデルなのです。

ビジネスはツキのあるお方とお付き合いして、追い風に乗ることも大切なんであります。

そのためにはアンテナを高くして、翼を広げねばなりませんね。

その意味で東京に行くのはとてもいいパワーをもらいます。

夜はホテルで120名の大懇親会、参加者同士がとても打ち解けて仲良しになっていくのも、私たちの狙いの一つ・・・・。

なにしろ東京の知で大宴会というのが、皆さんの気持ちをプラスに導くようで・・・・。

いつもゴルフ場で見かけるあの社長さんも、ちゃんとお勉強に来られておりました。

 

さて、話を武雄市のブースに戻しましょう。

相変わらず古賀さんは大奮闘していますね。

彼は満足に食事も摂れなかったのでありました。

商談成立です。周りから拍手も・・・・・。

彼はIターンUターン採用で武雄市に来られた方。

即戦力どころか・・・・超一流の人材であります。

同様の採用を経た、山田恭介といい、中尾ちゃんといい、小松君といい、三宅君といい

素晴らしい人材が武雄市に、まるで梁山泊のように吸い寄せられて来てくれています。

フジテレビのニュース番組の解説委員安倍さんも熱心に取材をなさっておられました。

とてもダンディなお方で、しかも優しい紳士でありました。

安倍さんも樋渡市長のことはとても詳しい・・・・。報道2001のことまで覚えておられました。

今回の私たちのゾーンでは、とりわけ武雄市のスタッフの努力が光りましたが、その甲斐あって武雄市は東京ビジネスサミット大賞の「特別賞」に輝きました。

全出展者218社の頂点に立った瞬間をパチリ・・・・。

責任感の強い梁山泊の兄貴分、営業部の鬼軍曹、弦巻係長さんの晴れやかな表情が、傍で見ていてジーンときました。

すると横で泣いている人が・・・・・・。しかも中々の美人が・・・・。

福田史子さんでした。

食育課から営業部に配属され、慣れない仕事と格闘してきたことが報われた嬉し涙かと思いきや・・・・大賞を取れなかった悔し涙だと。

この女性も中々のもんであります。一所懸命さが滲み出ているんです。

以前わが信用金庫の常務を務められたお方の長女なんですから、他人のような気がしません。

さて、わが武雄市には強い助っ人が登場

そう、武雄市の食育アドバイザー「杉田かおるさん」が応援に駆けつけて下さいました。

さすが女優さん・・・オーラが違います。

彼女はオーガニック農法に目覚めて、福岡の糸島に農園をやっていらっしゃいます。

武雄市役所前のセントラルパークに市民が誰でも参加できるコミュニティー農園を一緒に作ってくださいました。

武雄市のFB良品と自分の自然農法とをミックスしたミニセミナーを開催して頂きました。

農業の話を易しく楽しそうに話して頂いたのですが、実はそれは実践的な哲学の話でありました。

ご多忙なスケジュールの間を縫って、武雄市の為ならばと・・・・。

しかもご好意で・・・・・。

こうして今年の東京ビジネスサミットは大成功

杉田さんまでもが、文字通り花を添えて下さいました。

私達のゾーンではとんでもない全国区の企業からのオファーがあったり、大手の商社からの引き合いがあったりで、今後が楽しみな結果となりました。

前に進むこと

打って出ること

大きく眼を見開いて、耳を澄ますこと

の大切さを改めて思わされた三日間でありました。

武雄市の皆さん、出展された皆さん、視察ツアーに参加された皆さん、本当にお疲れ様でした。そして有難うございました。感謝