テレビはNHKニュースくらいしか見ない私なのだが、月曜日のTVタックルは面白いと思って観ている。
かと云って、いい大人が議論という云い合いをするのが面白い訳ではなく、北野たけしとか大竹さんとか、亡くなった三宅先生など、濃いいキャラクターに混じって、飄々とコモンセンスで立ち向かう、阿川佐和子氏が面白いんである。
このお方、昭和53年生まれというから、来年還暦を迎えられることになるのだが、
中々の才女であることは間違いの無いところ
理知的であるが、どこかコケティッシュな魅力もある。
作家の阿川弘之さんのご令嬢ということは知っていたが、
彼女の色んな著作を読んでみると、インテリジェンスを振りかざすタイプの嫌な女ではなく
案外、平凡な中に非凡を見出すことの出来るお方のようだ。
飾り気がなく、それでいて、存在感があるから、TVタックルでもあの濃いい面々の中でもきちんとやっていけるのだろう。
などなど、つらつら考えていたのであるが、やがて、いつしか彼女のファンになっている自分に気付いた。
ステキな女性である。
佐和子と呼び捨てにしたい女でもある。
エッセイも面白いし、インタビューも上手い。
的を外さないからなのと、人間というものをよく判っているからなのだろう。
今、一番会ってみたい人なんである。