風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

名も無い小さな花

2009年05月05日 23時53分15秒 | 花の日記帳

ブログを始めて1ヶ月余、その短い間に私の内面に起こった小さな変化、それが実はこういうことなんであります。

今までも花は大好きではありました。がしかし、それは見た目も派手な、プレゼント用の、花屋さんの店頭を自慢げに飾る、気取った花に目を惹かれていたんではなかったろうか・・・。

写真のような野に自生する、誰にも知られてはいないような小さな花などに接しても、そのまま通り過ぎてはいなかったか・・・・。

最近の自分に声をあげて笑ったのは、携帯電話は忘れても、愛用のデジカメは肌身離さぬようになったことですが、そのせいでしょうか?

<!-- サムシング acoustic -->

いつもは僕の前をただ通過するだけの小さな存在のサムシングにも、立ち止まって丁寧に挨拶をするようになった。

例えば昨日の早朝、夜が白み始めた頃、眠い目をこすりながら寝室の窓から、いつしか牧歌的な景色をどこかで期待しつつ探しているんです。

今までのつまらない、ただの疲れきったありふれたおじさんの私であったなら、「まーだ4時半や・・・・。もう一眠りするかぁ・・・。」であった筈なんである。

通勤の車から、トイレの窓から、街の通りを歩くときですら、いつも注意深く周りを見渡すようになっていた。そしてふと気がつくとこんなに小さな花までもが、実は私にウインクしてくれていたのだ。

そしてそんな可愛い存在が、実に無造作に、私の回りにたくさん転がっていて、まだ美しいものが一杯あることに気づかされた。

特別なことや、特別な存在ではなくても、目の前の平凡な存在の中にこそ、美しいものが散りばめられ隠されているのだ。

もっと云えば、平凡の中に非凡が存在し、それを見つけ出すことが幸せであるということでは・・・・。

ここに改めて、至福のひと時を教えて頂いたブログの神様、先生、師匠、先輩の諸兄姉様に深く感謝申し上げる次第でございます。