今年も慌しい師走がやってきて、ジングルベルをけたたましく鳴らす。
そんな日々の中で、我が家の出窓の主役であるシクラメンが今年も可愛く咲いてくれている。
寒い冬に咲く花は、いかにも健気なんである。
例えば花ではないが、千両万両なども素晴らしい。
山歩きをしていて、思わずハッとさせられる宝石のような美しさ。
消費税アップだの、5000万円貰っただの、射殺事件だのという世俗から離れて、草花を愛でていると
普通の神経に立ち戻されるのか・・・・何故か「ホッ!」とするのである。
夏場枯れない程度に水遣りをしたシクラメン
秋になると充分に気遣いながら、水を切らさぬように
そして蕾がつくと、たっぷり水遣りをしてきた
それに応えるかのように、見事な花を咲かせてくれる。
花は神秘の極致だ。
観られようと観られまいと、ただ咲ききる。
はからいは一切なく、咲くのである。
禅の教えにある「無為不待」
私たちにんげんももかくありたいものだと思うようになった。
シクラメンも越年されるとは、凄いです。私は何度挑戦しても中々花には至らないのです。亡き母は冬の縁側のテーブルに毎年球根を大きくし咲かせた見事な鉢を置いていました。何度もやり方を聞いてもダメ、出来る人は簡単と、出来ない人には難しいの一言です。
大根葉も然り、塩加減と重石の塩梅でしょうがこれもまた難し。
自然を感じ、草花を愛でる、風流人ですね。
花はいいですね。
花を愛でる・・・そんな歳になりました。